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2014年なかごろの掲示板

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 Re: 『黒猫の駅長さん (1)』
 2014/11/06 11:00
塩見真一
もうひとつだけひっぱる。左はp19、第3話、黒猫駅長の古い記憶が少しだけ……は、この際関係ないか。

駅長が「列車」と言っているのに対して、美琴嬢は「電車」と言っていますよね。
野山線は非電化のローカル線、走っているのはキハ40やキハ31やキハ200ですから、どちらが正しい言葉かと言えばもちろん駅長のほうですが、しかし、どちらが通じるか、どちらが普通に使われる言葉かと言うと、美琴嬢の言う「電車」に違いありません。そしてまた、どういうわけか、「気動車」という言葉はこういう文脈では使えません。

これはなかなか厄介な問題で、たとえば私がこのあいだ北海道へ行って何してきたかを一般の人に、たとえばウチの娘たちとか取引先の担当者に話そうとすると、ほとんどが気動車だったにもかかわらず、やはり「電車に乗ってきた」と言わざるを得ません。山口線に乗っていたとき車掌が「この電車は」と言うのを聞いて驚いたこともありましたが、車掌としてはたしかにそう言わざるを得ません。

年かさの人はこういうとき「汽車」と言うよなと思ってみたり、でもその「汽車」もこの「電車」と同じで実は気動車かもしれないわけだと思ってみたり。言葉が変わっていくのはいいとして、「汽車」や「電車」が(間違っている場合もあるのに)「列車」の意味で定着したのは、同じことなのに「気動車」がそうならなかったのは、まあはっきりした理由はないかもしれないけど、どういう理由でしょうかねえ。

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 Re: 『黒猫の駅長さん (1)』
 2014/11/03 11:29
塩見真一
さて、「野山線」のモデルは、国鉄からJR九州に引き継がれ1年も経たずに廃線になった、山野線です。第1話で「Suicaの精算機もない」というから東北のどこかかと思ったのですが(青い帯のキハ40を見て九州だと思い当たらない、私の鉄分はその程度なので)、第2話で水俣、栗野、薩摩布計と実在する(した)駅名が出てきて山野線とわかり、第5話で美琴嬢が新幹線で鹿児島へ通学しているという話で大雑把な地図も出てきます。ふとカバーをめくってみると野山線の路線図が描かれていて、西大川駅がループトンネルの峠寄りにあるという設定もわかります。

山野線は、途中の薩摩大口で分岐する宮之城線とともに、私が乗るつもりでいたのにその機会がないまま廃線になった路線、私の「全線完乗」を絶対的に阻む路線のひとつでした。
でしたと過去形で言うのはもう阻んでいないから、私がもう全線完乗を目指していないからですね。いや、志向だけはたしかに残っていて、秋田へ行く用事ができればついでに男鹿線と由利高原鉄道と、と考えるわけですが。

私のほうはいいとして、なぜ山野線なのでしょうかね。あるいは、なぜ「SUGOKAの精算機もない」ではなくSuicaなのか、なぜ新宿駅や上越新幹線の話題が出てくるのでしょう。
著者の山口さんが山野線沿線の出身で、いま東京近辺に住んでいる、という推測が自然に出てくるのですが、当ってるでしょうかどうでしょうか。

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 『黒猫の駅長さん (1)』
 2014/10/29 12:16
塩見真一
山口悠 竹書房 ISBN978-4-8019-5003-0 2014年10月28日 定価[本体648円+税]

九州の片隅にあるJR野山線、西大川駅。林業が盛んだったのも今は昔、すでに付近に集落はなく、乗客は1日平均1人以下。むろん駅員の配置もなく、駅舎に住み着いた黒猫が駅長代わり。その秘境駅に、東京から引っ越してきた少女が一人……。

んー、黒猫というのは正確ではありません。普通の人には黒猫に見えるのですが、実のところは長く生きすぎて尾が2本に分かれた化け猫です。懐から時刻表を取り出したりもするし、駅舎の掃除も草取りもできるし、人語も判るし、むしろ猫語を忘れかけていたりします。
駅長代わりというのも正確ではありません。非公式とはいえ、前任の駅長により任命されています。
東京から引っ越してきた少女というのも正確ではありません。いや、実は男の娘だとかいう話ではなくて、東京にいたのはせいぜい1年くらいで、その前は宮城か岩手の沿岸部に住んでいたようです。物語がもう少し進むと、そのへんはもう少しわかるかもしれません。……わからないかもしれません。

表紙はその佐々木美琴嬢と、片目が赤い駅長さんと、キハ40(140かも)
画力の偏りぐあいはご愛嬌、ですかね。他にキハ31、キハ200、N700-7000、C56、キハ52が登場しています。

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 『ラブひな (7)』
 2014/10/26 10:26
塩見真一
赤松健 講談社 ISBN4-06-312827-X 2000年4月14日 定価:本体390円(税別)

東京大学つながりでこれ、「ラブひな」。
いやなに、引っ越しすると本棚をひっくり返すことになりますよね。前の家は棚ではなく床に山積みになっていたので、底のほうでまったく手が出せなかった本が次々に現れてきたもので、「アウトランダース」全8巻とか「エマ」全10巻とか「桃色サバス」全12巻とか「トランジスタにヴィーナス」全7巻とか「まほろまてぃっく」全8巻とか「ラブひな」全14巻とかを土日にイッキ読みする今日この頃なのでありますよ。

読み返してみて気が付いたのは、ラブひなと言えば「エロガッパ!(ぱーん)」だと思っていたのが、そうでもないんだなあということ。なるが恵太郎を張り飛ばすときには、「キャーッ」とか「なにしてんのよ!」とか「このスケベ!」とか、普通の罵声のほうが多いです。

もうひとつわかったのは、赤松先生は旅行は好きらしいが鉄道はそれほどでもないらしい、ということ。京都のシーンに描かれている新幹線が400系だったり、「はつかり13号」の車内がボックスシートだったりする。
ま、カメが空を飛んだりするお話なので、気にしてもしょうがないんですが。

あともうひとつわかったこと、やっぱり成瀬川、なるはいいなあ。
素子もしのむもそれぞれいいんだけれど、しかしやはりなるが圧倒的。
何がいいとは言い難いんですが、なるが恋人だったら、奥さんだったら、きっと幸せな毎日だろうと思いますよ。

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 『\"森たび\"東京大学演習林の見どころ100』
 2014/10/24 10:19
塩見真一
東京大学演習林出版局 ISBN978-4-903321-14-1 平成24年3月31日 定価:本体1,000円+税

このあいだ、某ファンクラブのバスツアーで、田無あらため西東京市にある「多摩六都科学館」というところへ行ってきました。世界で4番目に大きいというプラネタリウムで秋の星空を鑑賞した後、グループに分かれて館内を見学したわけですが、私はあっさりはぐれてしまい、迷子の呼び出しがあるとしたら何と言われるんだろうかと思いつつうろうろするうち、ミュージアムショップで見つけたのがこの本でありました。東京大学の演習林が田無にあるんだそうで、ははあ「自然の部屋」にそういう展示もあったなと思って手に取りました。

中身はと言うと表題どおりですが、東京大学大学院農学生命科学研究科が日本各地に持つ演習林……千葉演習林、北海道演習林、秩父演習林、田無演習林、生態水文学研究所、富士癒しの森研究所、樹芸研究所……と企画部・教育企画センターの8ケ所に分けて、植物、動物、滝や湧水、眺望、樹木見本園や試験林、量水堰、建物、記念碑、森林軌道跡など、職員・教員の推薦による100の「見どころ」を紹介しています。学術的・教育史的な視点に観光的な視点も加わっていて、うむ、放送大学の面接授業でいくつか演習林を見に行きましたが、ちょうどその感じです。

そうだなあ、私としては地図を、簡単な案内図でいいから林内の地図を載せてほしいですねえ。それも含めて、アクセスガイド・イベントガイドをもうちょっと充実させると、この本を読んで演習林を見に行こうと思う人を1桁2桁増やせる、と思いますが。

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 Re: 『踊る!アントワネットさま (2)』
 2014/10/24 09:59
塩見真一
はて……そうか、これはしまった。

>1巻のフェルセンはいかにもフェルセンらしい

落ち着いて考えたら、私はこれまでフェルセンという人についてほとんど知る機会がなかったので、つまり私のフェルセン観はほとんどこの1巻に描かれているフェルセンから来ています。
いかにもフェルセンらしいとか言ったって、それしか知らないのだから意味がない。

ううむ、これは不勉強とは別の問題ですが、やはりちっと勉強しておかないといけませんね。

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 Re: 『踊る!アントワネットさま (2)』
 2014/10/23 19:34
みちる
1巻も町田の書店で買いましたでござる

さて、我が高校ではなんと…「時間がないのでフランス革命飛ばします」と世界史の先生が宣言されまして
「なお、興味のある人はベルサイユのばらを読んでおいてください」と…っておい!!!

ちょっと調べてみましたらフェルセンのスパイ説というのはあるようですね、と言うかそっちがもしかして正しいのかな?
遠藤周作のマリー・アントワネットでも余りフェルセンの記憶が無いんだなぁ…(実際にどう書かれていたかはとにかく忘れましたw、多分もう読むこともないです)

しかし駅馬車のダイヤですか
うーん それは考えなかったなぁ

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 Re: 『踊る!アントワネットさま (2)』
 2014/10/23 09:54
塩見真一
うあー、思い、出したあ。

高校生のとき世界史の宿題で、「フランス革命中の出来事をひとつ取り上げて新聞を作れ」というのがあったんですよ。何を取り上げたのかは思い出せないんだけど(ロベスピエールの刑死だったんじゃないかと思う)、とにかく余ったスペースを使って私は、「駅馬車時刻表」を作ったのでありました。

そのころ駅馬車があったかどうか知らん。
もしあったとしても、時刻表は、というか運行ダイヤはなかっただろうと、今にして思いますが。

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 Re: 『踊る!アントワネットさま (2)』
 2014/10/22 09:23
塩見真一
>フェルセンがこういう立ち位置とは驚きました。

うーむたしかにかなりの違和感は感じましたが、なにしろ革命なのだし、グスタフ3世について彼が語っていることからするといちおう筋は通っているように思います。もっとも、それが史実かどうか私にはわからないのですが。

いずれにしても、1巻のフェルセンはいかにもフェルセンらしい、腹黒貴公子でございますよ。

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 Re: 『踊る!アントワネットさま (2)』
 2014/10/20 10:46
みちる
思わず買ってしまいました。
いや、実は最近ベルサイユのばらの40年ぶりの新刊がでたので割と頭の中が簡単にフランス革命モードに

ルイシャルルについては数年前DNA鑑定で生き延びていなかったことが判明しましたね。
フェルセンがこういう立ち位置とは驚きました。

ただ書店に2巻しかなく入荷が水曜日と言われたのでその前に他の書店に寄れそうなので2巻だけ買うとわけのわからないことしました。
今月は高杉さんもライオンも出るのに…

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 『踊る!アントワネットさま (2)』
 2014/10/15 11:15
塩見真一
にしうら染 芳文社 ISBN978-4-8322-5322-3 2014年9月20日 定価:[本体619円]+税

右、マリー・ド・ボヌール。下級貴族の娘で、駆け出しの画家。
左、マリー・アントワネット。フランス王妃。
名前と年齢が同じというだけの2人がヴェルサイユで出会い、性格もけっこう似てるのかな、ルイ16世やエリザベート姫、ソフィ様やルソー公、ポリニャック伯夫人やフェルセン公と親交を深めていくというお話。

百合百合はしてません念のため……とか言いたくなるほやほやしたストーリー4コマだったんですが、2巻のなかばで物語は1789年7月、フランス革命に突入します。
あらためてカバーを見れば、ひるがえる3色旗、王妃にしては質素な服、哀しみをたたえた微笑み。
絆は切れない、そうは言えるかもしれないけど、いやもう、こんな、ハッピーエンドになるわけがない物語を、よくまあ作ったものです。

世界史で教わったフランス革命のことをもうほとんど忘れてしまっているので、マリー・アントワネットは実在、もう一人のマリーは架空だとして、他の人物やストーリーがどこまで史実に忠実なのか判断できなくて、それが読んでいて歯がゆいところですね。ルソー公は?、胸の薄いソフィ様は?、フェルセンのアメリカ出征は?、タンプル塔脱出計画は?、コンシェルジュリ監獄でカペー夫人の世話係を務めた二コルは?、ロベスピエールの苦悩は?、その妹シャルロットの涙は?、ルイ・シャルルの行方は?
……この際、少し勉強してみろと、いうことですかねえ。

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 Re: 北海道?へ
 2014/10/13 09:59
塩見真一
旭川を発車して、西御料、西瑞穂、西神楽、西聖和と停まっていくうちに雨も上がり、千代ヶ岡で下車しました。旭川空港まで、夕暮れ迫る畠の中の道を1時間ほど歩きました。途中、青い尾翼の767が頭上をかすめて着陸していきました。

北海道?で撮った最後の写真はこれ。

や、これは説明なしです。
ここに何が写っているか、ここに写っているメッセージが何を伝えようとしているか、説明しなくてもわかりますよね。それなら、私が何か言う必要はないでしょうから。

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 Re: 北海道?へ
 2014/10/13 09:49
塩見真一
夕立の中で、このあとどうしたものかちょっと考えました。空港行バスの時刻を調べ、みどりの窓口にあった時刻表を繰ってみて、予定どおり千代ヶ岡で降りるかそれとも美馬牛まで行って戻ってくるか、天気で決めることにして16時32分の富良野行きに乗りました。
富良野行きはキハ150 4の単行列車、ドアを開けて乗るのがためらわれるくらいの混雑でしたが、そのドアに貼ってあったステッカーが左の写真です。

いやこれ、私には赤字白抜きの「このドアは開きません。乗降は前のドアから。」がなぜか目に入らなくてですね、なにやら簡体中文らしい意味のわからないことが書いてあるなと、それしかわかりませんでした。北海道へやってくる中国人観光客がとても多いという話は聞いていたので、特に疑問は感じないまま意味がわからない印象だけ残ったのですが、こうしてあらためて見直してみると、こりゃあ、わからんわ。

何が悪いかというと、このドアが実際には開く場合もあるということを除くと、まあやっぱり「前」が2方向描かれていることですね。鉄道車両はどっちへ走ることもあるから前が2方向あることは間違いないけれど、ひとつの図に両方描くのはムリです。
ややこしいことをムリな図に描きたくさん説明を書き込んでなんとかわかってもらおうとするというのは、まあ気持はわかるんだが、たしかによくあるんだが、やっぱ間違い。ややこしいことの要点を抜き出し、シンプルなことに還元してから図を描くのが、正しいやりかたです。

それでさて、この図で描くべき要点は何でしょう、か。

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 Re: 北海道?へ
 2014/10/08 11:02
塩見真一
突然降りだした雨の中、旭川へ戻るとキハ183系「旭山動物園号」が停まっていました。後で調べてみたら釧路・帯広から動物園へ行くツアーがあって、そのための臨時列車だったようです。
この車両、ご存知かと思いますが、1両ごとに違う動物をモチーフにしたリゾート列車で、車体全面にでかでかと動物のイラストを描き、車内もぬいぐるみが座っていたり、動物園ごころいっぱいに造られています。実物を見るのは初めてでしたが、いやこれはまた濃味だなあ、と、釧路までだと4時間か5時間、これに乗って過ごすのはけっこう苦痛じゃないかなと、そんなふうに思いながら窓をのぞき込んでいたら、気が付いたのが左の写真。

「キハ182-46」とペンキで大きく描いてある脇に、やや小さい「キハ182-46」が塗り潰されているのがわかりますか。本来はステンレスの切り文字で銀色に光っている車両番号を、塗り潰して描き直すというのはどういうことですかね。

イラストの邪魔だから塗り潰すというならまだわかります。イラストと馴染むように描き替えるのならそれもわかる。小さく描き直すのならそれもわかる。逆に窓下いっぱいとか車体からはみ出すくらいに大きく番号を描くのも(旭山動物園号にふさわしくはありませんが)それはそれでわかります。

そもそも車両番号を表示することにはっきりした意味があるのかないのかわからないのに、なんかもう輪をかけてわからんことしてくれるなあ、と思ったのでありました。

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 Re: 北海道?へ
 2014/10/06 09:37
塩見真一
留萌から海岸線に沿って西へ、がけ崩れの跡を徐行したり、ホームが1両分もないような小さな駅に停まったりして増毛へ。
乗ってきた列車で折り返すのは避けたい、ひと列車見送ってでも街中を歩いてみる時間を作りたいのですが、列車数が少ないとそんな贅沢を言うわけにもいかず、駅舎の写真を撮っただけで折り返し深川行に乗りました。乗客は10人ほどでしたが、大半は私と同じくさっき深川から乗ってきた人で、……うんまあ、それが厭でひと列車見送りたいというのもほんとのところですが。

深川に戻り、駅前の通りをちょっと歩いて、戻ってきたところで見つけたのが左の「これより駅前広場」。そんなこと見ればわかるというか、だからどうしろってんだというか、なんとも意味不明、いったい何を伝えたいんでしょう。

北海道へ行くと、たとえば「遊歩道完成記念」とか「○年○月××児童遊園造成」とか、東京の人間からするとどうも「つまらない」ことで記念碑や標柱のようなものを見ることがよくあります。もちろんつまらないというのは見る人の立場、それを作った人々にとってはつまらないことではなくプレートを作って記念するような出来事だったに違いないので、つまりはこの土地で人間が活動した歴史が浅いということなのでしょう。

しかしそう考えてみても「これより駅前広場」は、わからんわー。

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 Re: 北海道?へ
 2014/10/01 10:28
塩見真一
上川から旭川へ。木材と空間をふんだんに使った駅舎に呆然としてから、「道北一日散歩きっぷ」2260円を購入しました。発売当日に限り旭川周辺のフリー区間で普通列車が乗り降り自由という切符ですが、そのフリー区間がかなりに広い。北は音威子府を過ぎて手塩中川まで、南は富良野を過ぎて新得まで、西は留萌を過ぎて増毛まで。日のあるうちに限っても値段の2倍は軽く乗れるという、乗り鉄には嬉しい切符であります(東京から旭川へ行くのにいくらかかるんだという疑問は残るのですが)

その一日散歩切符を手に、旭川から比布へ。追いついてきた名寄行に乗り継いで士別へ。士別では街中を少し歩いて、スーパー宗谷2号で折り返しました(一日散歩きっぷでは特急に乗れないので特急券と乗車券を別に買うわけで、それでいくらかかるんだという疑問は残るのですが)

深川でキハ54の2両編成(ただし後ろの1両は回送)に乗り換え、留萌に着いたのが12時4分。後ろの1両は切り離し、前の1両だけが増毛行となって発車するまで15分ほどあったので駅前広場を一周してみました。
留萌の観光案内地図があったのですが、その一部が左の写真です。地元の女子高生が観光スポットをお薦めするという企画はわかるんですが、いやでも東京だったら名前・学校名は出さないよねえ。

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 Re: 北海道?へ
 2014/10/01 09:58
塩見真一
上川で降りようとしたところ、驚いたことに車内改札でした。上川といえば石北本線の主要駅のひとつ、特急は全列車停まるし、みどりの窓口もあるし、時刻表では2段使って他の駅より大きな文字で表示されているし、当然「運賃は駅係員にお支払いください」だろうと思っていたのです。
そうかー上川ですら無人駅なのかーと思いつつ、でもまあたしかに駅前なんにもないしなーと思いつつ一泊して、翌朝の始発で旭川へ行こうとしたとき見つけたのが左の写真。

「午後16時35分〜翌日午前8時00分までの間は係員はおりません」ということです。なるほど、日中は駅員がいるわけですね。まあそういうことならあってもいいかなと思いつつ、しかしこの文章は、なんだこれ。ほとんどの人は夜の間に寝るのだから、夕方から翌朝までをつながった時間だと考える習慣はないはずで、「午後16時35分〜翌日午前8時00分までの間」と言われたら一瞬考えるでしょう。
こういう一瞬を、書きかたを工夫して極力なくすのが私の普段の仕事ですので、他の書きかたを考えてみました。

(0)「16時35分〜翌日8時00分までの間、係員はおりません」
(1)「8時00分〜16時35分までの間を除き、係員はおりません」
(2)「8時00分〜16時35分までの間に限り、係員がおります」
(3)「朝8時00分までと夕方16時35分以降は、係員はおりません」

……といったところでしょうか。
比べてみると、(2)、それから(1)も一段劣りますが、(0)と(3)はどちらが良いとも悪いとも言い難いですね。 (3)は、生活習慣には合っているけど文の構造がストレートとは言えなくて、やはり一瞬考えてしまいそうです。
書き直しても良くならない事例、ということになりますか。

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 Re: 北海道?へ
 2014/09/28 11:05
塩見真一
網走で切符を買い、10時19分、遠軽行きの普通列車に乗りました。リボン「ナポリン」という他では見たことのない炭酸飲料を飲み、睡魔と闘いながら、時折負けながら、北見、留辺蘂、常紋峠を越えました。
遠軽の街を少し歩いて、スーパーで買い物しようとしたのですが、レジが混んでいて、待っていると次の列車に乗り遅れそうで、諦めて駅に戻り白滝行きに駆け込んでみると、網走から乗ってきたのと同じキハ40 833でした。

白滝から、国道333号線を50分ほど歩いて、上白滝駅に着きました。ご存じかとは思いますが写真のとおり、停まる列車が上下各1本しかない、たぶん清水港線が廃止されて以来もっとも閑散としている駅です。駅前に人家も自動販売機もあるし、定期券で利用する人もいるらしいし、通過する列車は4往復あるし、きちんとした待合室はあるし、秘境駅という雰囲気ではないのですが、時刻表はこのとおりです。
待合室には例によって「旅ノート」があり、「上白滝文庫」がありました。その中に『あずまんが大王(1)』はまだしも、『トゥインクルスターのんのんじー(1)』があったのには驚きましたね。

オホーツク6号の通過を見送り、駅前のイチイの実を摘み、特快きたみの通過を見送り、17時08分の旭川行きに乗り、ゆっくりゆっくり峠を登り、上越信号所でオホーツク5号と交換し、18時16分、あたりが暗くなってきたころ上川に着きました。

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 Re: 北海道?へ
 2014/09/24 10:04
塩見真一
5時24分、南千歳で「はまなす」から降りました。北斗星塗装のDD51 1100が引っ張る列車を見送った後、跨線橋を渡って歩き始めました。新千歳空港まで40分ちょっと。途中で2回、自転車に追い抜かれました。
空港に着いてみると、驚いたことにターミナルビルがまだ開いていませんでした。ようやく6時20分になって中に入ってみても、レストランもコンビニも「新千歳温泉」も閉まっている。そこまではまあ予想していなかったわけじゃないけど、展望台まで閉まっていたのには参りましたね。7時30分の飛行機に乗るまで、なんとも手持ちぶさたで困りました。

乗った飛行機はJAL2713便女満別行き、50人乗りのCRJ-200です。
このあいだ機内での電子機器使用ルールが変わってデジタルカメラはいつでも使えることになり、つまり←のような写真もおおっぴらに撮れるようになったのが私としては嬉しいです。
新千歳から女満別へは45分、定刻どおりで、天候も良好。写真を撮ったり弁当を食べたり、なぜか渡されたアンケートを記入したりで忙しかったものの、快適なフライトでした。ファイナルアプローチに入る前に機長からアナウンスがありました。天候が良いので少し遠回りしたのだそうです。阿寒湖・屈斜路湖上空の遊覧飛行をお楽しみくださいということでしたが、声がクリアに聞き取れて、私は「大いに満足」にマルをしたのでした。

女満別空港から西女満別駅まで、畑の中の道を25分ほど歩きました。ほどなくやってきた網走行きに乗り、終着網走で下車。待ち時間の間に街中を少し歩きました。川べりに近隣市町村の木・花を集めて植えてあり、はまなすが咲いていました。

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 Re: 北海道?へ
 2014/09/22 09:54
塩見真一
青森駅で見たものをもうひとつ。……と言ってからどれにしようか考えたりするのですが、むー、やっぱりな、「あけぼの」「日本海」の乗車位置目標がまだあるとか「写真撮影の皆様へ」とかいう掲示があるとかいう話より、こっちだよな。

写真はホームの中ほどにある、その筋で何と呼ぶのか知りませんが、進行方向別の信号機です。「東京方」「福島方」「三厩方」と3つ並んでいますね。なぜ東京やら福島やらが出てくるのかひっかかって、それで写真を撮ったのでした。

まあ、ちょっと考えれば「線路名称」だなとわかります。東北本線の起点が東京で奥羽本線の起点が福島、津軽線の終点が三厩。線路名称は列車の運行と関係がないので、東京行きの列車が走っていない線路が「東京方」になるのも、まあしかたありません。
一般向けの掲示ではなく、係員がわかればいいのだから多少不合理でもかまわないのではありますが、それでもやっぱり「東北」(または「青い森」)「奥羽」「津軽」が妥当だろうと、思いますねえ。
だって、「東京方」の線路をたどっていくと、東京に着く前に福島に着くんですよ。さらに、福島駅で振り返ってみたら東北本線も奥羽本線も「青森方」になってしまうんですよ。これはかなり不合理じゃありませんか。

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