「H77M-ITX」 2013/08/30 09:25 | 塩見真一 |
| 世間が夏休みの隙に……て、また2週間も前の話ですが……メインのPCを組み直しました。空き容量が心細くなってきたのと、データがあちこちに分散してきたので、SSD120GB×2台(稼動ドライブとスタンバイドライブ)にしていたのをRAID-0で240GBドライブとして使い、余っているHDD250GBをスタンバイドライブにしようというのが要点です。 CPUはi3-2100Tをそのまま使いたい。2コア2.5GHzというのはもうちょっとグレードを上げたいところではありますが、しかし消費電力は上げたくない、TDP35Wというのは希少で代わりがありません。メモリはDDR3-1333の4GB×2、これもそのまま使うことにしたい。ケース・電源もそのまま使いたい。 さてそうなると、まず必要なのがマザーボードの交換。これまで使っていたFOXCONN「H67B3」はSATAポートが3つしかないので、RAID+スタンバイでいっぱいになってしまい、光ドライブを載せる余地がありません。 あれこれ探して購入したのがこれ、ASRock「H77M-ITX」でした。PCを組み直すたびに思うのですが、自作パーツの変化は速くて、既存のパーツを流用しようとすると難しいというか、選択肢が限られて面倒になることがしばしばありますね。マザーボードも主流はLGA1150の87シリーズに移っていて、このH77M-ITXもパーツショップの棚の隅に追いやられていました。
組み立てはなんということなく終わって……一部のパーツで困ったことになりましたが詳しくはまた……、Windowsをセットアップして、使うソフトをそのつどインストールしながら使い始めたところ。保存データの整理が、それをするつもりで組み直したのに、なんとも鬱陶しくてはかどっていません。
いちおうマニュアルについて。ほぼB6判、192ページで、13言語です。英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、トルコ語、韓国語、日本語、簡体中文、繁体中文、インドネシア語。日本語を読むと、まあまあ、かな。ピンヘッダの結線図が小さくて見づらいのと、レイアウト図が英語のページにしかなくて、2つあるファンコネクタのどっちがCPUファンでどっちがケースファンなのか、少々混乱しました。 |
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Re: お取り置きは忘れずに 2013/08/24 13:30 | 塩見真一 |
ふと見たら、ポイントカードの購入履歴を使ったクラウドサービスができていました。 「あなたの本棚」というそうで、買った本/欲しい本のリストにコメント/評価を付けて公開することができ、公開されている他人の本棚を閲覧したりお気に入りに登録したりできる、とか(http://faq.kinokuniya.co.jp/faq/show/38)。
むうーん、まあ、なんだ、世間はこういう方向なんでしょうかね。
公開しないで使うとしても、自分の蔵書を管理するデータベースとして使うのはいろいろ難しそうです。重複購入のチェックもできないことはないとはいえ、ログインして、書名か何かを入力して検索して、……まあ検索を手間だとは思わない人が多いんだろうけどな。
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ミッションスクール図鑑 2013/08/08 19:57 | みちる |
森伸之のミッションスクール図鑑を20年の時を経て手に入れたのですが(Amazonのマーケットプレイスで500円)
私は掲載されている愛知県内のミッションスクール出身なのですが、掲載校は愛知県は4校全部で100校 なんと制服界のトップクラスにいる金城学院と隣り合わせに載るというなんとも…恥ずかしいです(;´∀`)
で、愛知県内ミッションスクール他にも有るよな?てかうちの学校って正直地味でなんで取り上げられてるのか全くわからんのだけどな?とおもって他の愛知県内のミッションスクールを検索しようとしたらなんか正解に早くたどり着く方法が思い浮かばずぐだぐだここに書き込んでおります。
まぁなんというかほんとにうちの高校の存在って地味で、書店に並んでいた頃手にとって「何故うちの高校が?」と思ったのですが今になってみると「女子修道会が母体」というだけで全国の書店に並ぶ本に存在が掲載されたってなんかお得かもと(^^;
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「全国商工新聞」第3108号(2013年7月29日) 2013/08/08 11:53 | 塩見真一 |
| このあいだ、旧騎西高校へまた行ってきました。まだ100人ちょっとの人が暮らしているのですが、役場が移転したのでボランティア訪問もなにかとやりにくくなったそうです。いつもの柔道場も「がんばっぺ双葉」の横断幕やアンダーゴルフ大会の成績表などがなくなり、片付いたというか、いささか殺風景になっていました。
そして貰ってきたのがこの新聞。全国商工会連合会(全商連)という、商店や町工場のおやっさんたちの団体が発行している新聞ですが、どういう縁があったのかウチの橋本美香が連載で寄稿することになったそうで、1部貰ってきました。左のような感じです。脱原発アイドルと呼ばれることに、本人たちが一番驚いている「制服向上委員会」の会長、橋本美香です。 ああいや、美香が書いたことを話題にするつもりじゃなくてですね、ふと1面の隅の「商売繁盛」という編集後記的なコーナーを見たら、こんなことが書かれていたんですね。(前半省略)本紙「随想」には「脱原発アイドル」の橋本美香さんが登場しました。すると、「彼女が執筆する間、商工新聞を購読したい」という電話が全商連に。橋本さん自身が本紙への登場を発信し、それが多くのファンに届いているようです。読者の皆さんも大いに商工新聞の発信を。 や、私は最初これ、イタい話だと思いました。また場違いな、オタクなんだから空気読めよな誰だよもー、とファンクラブの誰彼の顔を思い浮かべたりもしたんですが、しかしもういっぺん読み返してみると、これを書いた人はイタいとは思ってないんだよな。……当たり前かな。よく考えたら私が大間へ行ったのも似たようなもんだし、とすると、これをイタい話だと思う私のほうがずれてるのかもしれない。 ううむ、私の感覚を調整したほうがいいのでしょうかどうでしょうか。
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Re: 「館内のご案内 六ヶ所原燃PRセンター」 2013/08/03 14:08 | 塩見真一 |
| もうひとつだけ…… >3.11フクシマの前だったら、もっと単純に楽しんで見ることができたんだろうなあと、 ……これはその、私が原子力利用のリスクを事故が起こるまで認識していなかったということで、考えようによっては情けない話です。いや実のところ、書いた瞬間にこれは情けないなと思ったんですよ。しかし事実認識していなかったんだから、情けないけどしかたない。
一般市民の立場ではしかたないじゃんとも思いますし、安全神話とやらを信じていたわけではないから、安全対策が施されていることは信じていたけどそれが完全だなどとは考えていなかったから、人間の技術だから必ず限度があり誤りがあると思っていたのだから、それほど情けないわけではない。 とはいうもののやはり、2010年後期に取った放送大学「エネルギーと社会」の単位は返上したほうがいいかなと、そんなことも思ったりしています。
「5重の隔壁」という説明があったんですよ。でも、圧力容器にも格納容器にも原子炉建屋にもパイプの穴が開いていて隔壁とは言えないこと・それを隔壁と呼ぶのはゴマカシであることに私は気が付いていなかった。や、やっぱり情けないです。
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Re: 東通村立 尻屋小学校 2013/08/02 09:54 | 塩見真一 |
| 青森の話に戻るのもそろそろためらわれる感じになってきたので、ひとつだけ。
大MAGROCKのあと、青森で一泊して翌朝早く、「はまなす」を横目に見て津軽線の普通列車に乗り、蟹田で乗り換え、三厩でバスに乗り、竜飛岬へ向かいました。階段国道338号線を登ってみるつもりだったので竜飛漁港でバスを降りて、あたりをウロウロして、そして見つけたのがこの公衆トイレ。写真では読めませんが、ドア右のプレートには……原子燃料サイクル事業推進特別対策事業 財団法人むつ小川原地域・産業振興財団 ……と書かれています。 や、ここにトイレがあって私はたしかに助かりましたが、しかし原子燃料サイクル事業の地元対策のおかげで助かったと思うとなんとも複雑でありますよ。
「対策」というのは、××対策という言葉を考えてみると、「津波対策」「電源喪失対策」「熱中症対策」「寝冷え対策」、多くの場合、何か良くないものごとに「対策」を続けますね。「試験対策」「選挙対策」はネガティブイメージが小さいけれど、そういう用例は限られている。 つまり、「電源立地対策交付金」という言葉を作った人には、立地地域が津波や電源喪失と同じような「厄介ごと」に見えていたのだろうと、そういう印象は拭えません。
まあ、事実そうなんだと思うな。原発を東京ではなく双葉や東通や大間に作るというのは本質的にそういうことだし。 それにしてもこの言葉はほんと一方的だなあと、現地に行って見るとそう見えるのでした。
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Re: まぁつまり私はこの本に関しては「版元信用できねー」と思ってるのですが 2013/08/01 16:31 | みちる |
投稿タイトルがチョット酷かったなぁと思いつつ
明日の朝近所のセブンイレブンに届くとのこと でもキャンセルした楽天ブックスや他のオンライン書店で在庫が出てきたり…私はタイミングが悪かったんだなと(苦)
しかしまあAmazonで今のところ取り扱いがないのですが マーケットプレイスに4倍ほどの価格で出品してる人がいて システム的に取り扱いがないと定価も掲載されないので… そこだけを見てそれが定価だと思って買って…って絶対何時か起こるんだろうなぁと
と言うかそれが経済なんですよね | |
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まぁつまり私はこの本に関しては「版元信用できねー」と思ってるのですが 2013/08/01 13:40 | みちる |
そしてまた別の本で専門書でしかもチョット地元の本屋さんで頼みにくい種類の本が発売されたのでしょうがなく各オンライン書店在庫状況を見ていたらAmazonが取り扱いなし(もうすぐ開始らしい)その他が通常2日とか、7〜21日とかつまり版元取り寄せで版元のホームページにその本が載ってないとかなんの冗談?状態…取次にデータ有るんだろうかとか心配になっちゃう話です 脱線しました。 この本の話です。 今は版元のホームページに掲載&通販受付が有るのですが。 楽天ブックスに注文してみました。 全く納期についてわからず「在庫確認」と書いてありましたチャレンジングにも程があります自分 で5日経って(これは5日以内に一旦連絡になってるんです)まだ入ってきてないよ納期の連絡できないよ一応16日以内を目安にうちは営業してるけどね。 という内容のメールが来ました。 実は高杉さんのお弁当本の時も 注文した時は在庫有りだったにもかかわらず同じようなことが有ったんですけどね。 その時はその後すぐに来ましたが。 で、少々性格のひねくれた私はキャンセルできる状態だったのでキャンセルしてセブンネットで注文しました。 一応2〜3日で届けますと書いてあったので。 もうここまで来たら近所の本屋でいいんじゃなかと?と思うのですが(;´∀`) ホントね今ひしひしと本屋で頼むんだったと思ってますよ でもこの版元の小規模さとか色々知ってるので。 実は著者は知っている人なのですが、この本に関しての著者から版元社長へのメールのCCになぜか私が入れられていたことが有ってしかもその返信が同じくCCで私にも返って来て(これメーラーの設定ですね?) なんか非常に気苦労したりお金を払うのがなんでしょう疲れる感じです。 | |
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Re: 大MAGROCK 2013/07/31 11:21 | 塩見真一 |
| 道路の話だったら、小平市都市計画道路3・2・8号府中所沢線。あの、計画の見直しについて住民投票をして、しかし投票率が低いからといって開票もされなかったという道路です。実は私の弟が小平市に住んでいるもので、このあいだ聞いてみたら、投票したよ、捨てられちゃったけど、という答えでした。
このなんともかんともしょーもない結果になった原因はさまざまあるはずですが、私に思い当たることがひとつあって、それが左の図。水色で塗ってあるのが小平市の範囲で、赤い線が問題の道路です。小平市のなかで一部分にしか関係のない道路だということがわかりますよね。この道路の近く、大きめに見て半径2キロを近いということにすると、赤い線の長さが約1.4キロですから、小平市全体のせいぜい4割ていどです。あのへんはほぼまっ平らな土地で、大きな湖があるわけでもなく、住人はほぼまんべんなく分布している。そう考えると投票率が35%だったというのは妥当なところ。 つまり、この道路について小平市民全員の投票を求めたところにひとつ無理があったと、私は思うんですね。
この無理の裏側にくっついている問題もあります。黄色い線を引いておきましたが、この道路は北へ延びて東村山市につながっていて、つまり、東村山市民にもこの道路に関係のある人・影響を受ける人がいます。南側の国分寺市も同じことだし、さらに北の所沢市、さらに南の府中市にも、この道路について意見を言ってしかるべき人がいる。それを小平市民だけで決めるのは、やはり無理のある話です。
まあなあ、私としてもどうしたらいいかわからんですよ。けど、地球が狭くなってきて、こういう性質の問題がたくさん起きているのが現実。なんかうまいやりかたを見つけられないものですかねえ。
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Re: 大MAGROCK 2013/07/26 16:50 | みちる |
立退き問題 成田のは昔良くニュースになっていましたが…アレは滑走路を拡張するとかの時だったのかな?
たまにこの一軒が立退けばこの道路は広がったり開通したりするんだろうなと言う場所に遭遇します。
実家の地域の大きな道路もそういう感じで開通が遅れていたと記憶しています。 実家の近くの何軒かのお宅はその道路の立ち退きの代替用地として引っ越して来ました。曰く立退き費用だけでは新しい家を用意できなかったそうです。
都市計画と成田とじゃかなり話が違いますけどね。
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Re: 大MAGROCK 2013/07/25 09:55 | 塩見真一 |
| 成田空港の事例をひとつ。自分では撮れない写真なのでGoogle Mapから貰ってきましたが、中央の、誘導路が不自然にくねっている脇にぽつんと何かあるのがわかりますよね。拡大するとわかるのですが、家、民家です。高いフェンスで囲まれていること以外、それとどこへ出かけるにもトンネルをくぐっていかなきゃならないこと以外は、普通の民家なんです。 去年、中部から成田へ飛んだとき、雨の中をB滑走路に着陸して第一ターミナルへ向かっていたら翼の先に突然民家が現れて驚き、後で見直したらこういう具合になっていたのでした。空港建設に反対した人が住んでいて、その人の家だけ残して空港が作られた、ということに違いない。成田空港には同じように空港に呑み込まれた家があと2つ、これほど極端ではないものの、B滑走路の南端には家と畑があって誘導路が大きく回りこんでいます。 おおざっぱに言えば個人の権利と公共の便益とが衝突してこんなことになっているわけですが、いやなんつーか、もうちょっとどうにか、なんとかならなかったもんですかね。
正直、どちらかに肩入れする気にはなりません。よくよく考えれば私は公共の側で、この家が立ち退いてくれれば誘導路がまっすぐになり(というよりたぶんここが滑走路になる)飛行機が早くターミナルに着いて嬉しいわけだし、そのほうが環境負荷も小さい。 しかし私は個人を尊重する価値観の中で育ってきていて、「公共のためだから立ち退け」と言うつもりにはなれない、それは正義ではないと思う。
もし自分がこういう立場になったらどうするか、いやそうなったら何か答えを出すに違いないけど、そうならないうちにはなんとも言いようがないです。 |
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Re: お取り置きは忘れずに 2013/07/22 09:20 | 塩見真一 |
>ポイントカードで購入履歴全部把握されているのではありますが。
ぴっ、ぴっ、ぴぴぴぴぴ 「お客さま、こちらの『町でうわさの天狗の子(11)』は先日もお買い上げいただいていますが、もう1冊お求めでよろしいですか」 「はい、読む用と積む用なので」 「まいどありがとうございます」
ぴっ、ぴっ、ぴよぴよぴよ 「お客さま、こちら『野村24時』と同じ著者で『なぎとのどかの萌える不動産』というのがちょうど新刊で出ていますが、そちらはお求めになりませんか」 「え、気がつかなかった、どの棚にありますか」
……てなことができてもいいんじゃないかと。
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Re: お取り置きは忘れずに 2013/07/20 17:14 | みちる |
実は取置だとポイントが倍もらえるとか実際はそんなつまらん理由だったりするんですけどね。
でもそのポイントも冷静に考えるとどこぞの(ってか具体的に楽天で)ポイント貯めつつ送料無料のほうが使いやすいものが効率的に多く貯まるんじゃないかと…カードも楽天の使ってるので
近所且つ路面店で無くなってほしくないなぁと思うので 「もう退店する本屋さんを無くしたい運動」をしているものとしてはできるだけ地元の本屋さんを使いたいのですよ。 …そんな運動ありませんけど
も、絶対客注かけても予約で入ってこないだろうなあという本は最初からオンラインですが。 で、発売日の「次の日」に発送されていて非常にむかついている次第で(T_T) そしてまた別の本で専門書でしかもチョット地元の本屋さんで頼みにくい種類の本が発売されたのでしょうがなく各オンライン書店在庫状況を見ていたらAmazonが取り扱いなし(もうすぐ開始らしい)その他が通常2日とか、7〜21日とかつまり版元取り寄せで版元のホームページにその本が載ってないとかなんの冗談?状態…取次にデータ有るんだろうかとか心配になっちゃう話です 脱線しました。
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Re: お取り置きは忘れずに 2013/07/20 10:41 | 塩見真一 |
私は取り置きって頼んだことない、たぶんないですね。 大書店なので新刊は必ず在庫があり行けば買える……とかいう問題じゃなくて、たぶん店との距離を詰めようとしていないから、無名の客でいたいから、だと思います。 まあなあ、ポイントカードで購入履歴全部把握されているのではありますが。
……行けば買えるってこともないな。『放課後アトリエといろ (4)』をまた見落としていたらしくてまだ買えていない。 『よつばとひめくり2013』は4月の末になって買ったものだから、めくるタイミングを失っていまだに4月1日のままになっていたりします。……どうすっかなこれ。
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お取り置きは忘れずに 2013/07/18 14:18 | みちる |
全くムキー―なのです近所の本屋
小坂俊史の39キャンペーンという 4ヶ月連続単行本発行
2ヶ月目に平台に並んだ本の上にまだ品出し中の本が積んであり探せないと言う問題が発生したため残り2冊を客注お願いして来ました。
で3冊めを受け取った時に数日後の高杉さんを予約して… 取り置かれてませんでした(-_-メ) で、昨日小坂俊史買いに行ったら またしても取り置かれていませんでした。
電話注文とかじゃなく店頭で伝票に名前書いてふりがなもふってあるので(あと漢字で書けば読み間違いがまず起こらない苗字です)一体何処に取り置かれているのやら…
はっもしかして読みは間違えられてないけどわたしの発音が悪くて違う名前に聞こえてるとか?(T_T) | |
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大MAGROCK 2013/07/18 08:49 | 塩見真一 |
| むつ科学技術館を出て、斧の切っ先、大間岬へ向かいました。ウチの娘たちの出演時間が迫ってきているんですが、でもここまできて大間岬へ行かないわけにもいきますまい。 それで行ってみた大間岬は、尻屋崎とはまるで対極的で、観光地化していました。土産物屋がずらりと並び、マグロ像や最北端碑の前で写真を取る人たちがいて、私は人のいないときを狙って写真を撮りましたが、あー、いま見直してみると失敗ですね、そういう人たちを入れて撮らないかんかった。
気を取り直して本日の目的地、「大MAGROCK」と銘打った反原発集会に向かいました。電源開発(株)大間原子力発電所の建設に反対して敷地内の家を売らずに暮らしている人がいて、たまたまロックミュージシャンの知り合いがいたのかどうか、その人の家「あさこハウス」でコンサートを開いたのが始まりだそうです。 写真で、丘の上に盛り土が見えますよね、クレーンは見えるかな、あのあたりが建設予定地、というか現在建設中です。「あさこハウス」は敷地内に取り残されていて、細い通路で外界につながっているらしい。このまま建設が進んで原子炉が設置されると、「あさこハウス」は炉心から120mの距離になるそうです。……成田空港の事例を考えると十分ありうる、というか、たぶんそうなるだろうと私は思っているのですが。
この道を100mほど行くと原発の敷地に突き当たります。鉄条網と監視カメラの付いた柵に沿って左へ100mほど行ったところに仮設のステージがあるらしい、そっちのほうから聞きなれた歌声が響いてきました。「♪忘れないよ原発事故のこと、覚えておこう被害の大きさ」って、あーもう始まってますね。「制服向上委員会でした、ありがとうございました!」って、終わっちゃったよ!
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Re: 「むつ科学技術館」 2013/07/17 11:14 | 塩見真一 |
| むつ科学技術館の展示に見られる「生活感」の一例、コントロールルームにあった端末です。 なんとも古めかしいのはさておいて、モニタの縁にいろいろラベルが貼ってありますよね。下のほうに貼ってあるのは「01:北海道」「02:青森」と都道府県コード、上のほうには……登録区分 仮登録:0登録:1変更:2解除:3 教育区分 初期教育:A再教育:B 削除フラグ 削除:1 管理区分 従事者:1一時立入者:3 診断区分 正常:0異常:1 検査区分 入所:A定期:B不定期:C通所:D 性別区分 男:1女:2 ……という具合。つまりこういったコードを入力して該当する職員を検索するとか、そういうような業務に使われていたんでしょう。……コントロールルームは原子炉をはじめ機関の運転・監視を行う部屋で、そういう場所には似合わないような気もする、もしかすると事務室にあった端末と入れ替わっているんじゃないかとは思いますが。
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「むつ科学技術館」 2013/07/15 10:53 | 塩見真一 |
| 尻屋崎から関根浜に向かいました。かつて原子力船「むつ」の定係港だったところで、いまは「むつ科学技術館」があるところ。ついでながらこのあいだリサイクル燃料貯蔵施設ができたところでもあります。
むつ科学技術館は船のような形に作ってあります。写真の手前側、ピンクに見えるのが船体に相当する部分。ちなみに、白い船が1隻、「むつ科学技術館」という文字の下に隠れているのですが、これ「むつ」の船体を再利用した海洋観測船「みらい」ですかね。……いや、もしこれが「みらい」だったらこんなレイアウトにはしないよな。
展示の目玉は復元されたブリッジとコントロールルーム、そして原子炉室。復元というのは、船から降ろした当時の設備をそのまま持ち込んで配置してあるので、たとえば船内の電話番号表が貼ってあるとか、なんというか「生活感」のある展示でした。 原子炉室というのは、原発で言うと原子炉建屋とタービン建屋をあわせたような部分。「むつ」退役時に船体を切断して原子炉室全体を取り外し、クレーン船で陸揚げして、その保管建屋を展示施設にしたらしいです。さすがに原子炉の本体、つまり圧力容器や使用済み燃料は運び出してあるはずですが、幅19m高さ13mの船体構造がほぼそのまま置いてあり、乗り込んで……岸壁から船に乗り込むような感じ……内部を覗けるようになっていました。
玄関の脇にカエデの木が植えてあり、そのそばの杭には「記念植樹 原子力船「むつ」任務完了」とありました。いやちょっと待ってくれ、「むつ」は昭和44年に進水して試験中の49年に中性子漏れ事故を起こし、それから16年半かかってようやく平成3年2月に実験航海に出たと思ったら翌年1月にあっさり退役している、それを「任務完了」と言われると、完了なのかそれ、正直どうも釈然としない気になります。 まあでも、最初に失敗してもしたかないんだし、その失敗をリカバーして航海に出られるようにするまでの16年が「むつ」の主任務だったのだと、技術史として見ればそう言えないこともない、ですよね、うん。 |
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東通村立 尻屋小学校 2013/07/12 12:20 | 塩見真一 |
| トントゥビレッジから国道338号線をさらに北へ、途中でわき道に入って、斧の柄の先っぽ、尻屋崎へ向かいました。最初は尻屋崎を見下ろす桑畑山400mに登るつもりだったのですが、調べてみると登る道があるのかないのかはっきりしなくて、さらに前の週に風疹に罹ったりしたのでその計画は放棄。でもまあやっぱり先端まで行こうというわけです。
で、崖の上の灯台と、いろいろ石碑と、太平洋と、津軽海峡と、天気がいまいちで北海道は見えなくて、上を見ると桑畑山が雲に隠れていて、下を見ると波打ち際に、なんだあいつ、イヌじゃないよな、タヌキは夜行性だし、アライグマってことはないだろうし、なんか謎の獣が歩いているのを見て、帰りがけに尻屋の集落を通り抜けようとして目に入ったのが写真の建物。尻屋小学校の体育館なんですが、木の壁がわかりますかね。体育館とその隣の校舎がこんな感じの木造で、まあ芯まで木造ではなく鉄骨に木を張ってあるのだろうとは思うけど、けっこうな風格です。
しかし土曜日とはいっても人気がないし、雑草が茂っている。この学校は果たして生きているのだろうかと、東京へ帰ってから調べてみました。東通村のWebサイトをつつきまわしてわかったことは、尻屋小学校は明治8年に創立、平成11年に校舎を新築、そして平成21年に閉校になっています。そのころ村内あちこちに20校くらいあった小学校・中学校を次々と閉校にして、村の中心部に新しく建てた小中学校1つに統合し、500名近い児童生徒はスクールバスで通わせることにしたらしい。スクールバスは15台、運行はどこかの事業者に委託していて年間1億2千万円くらい。そのお金は電源立地対策交付金、例の、電気料金にこっそり上乗せされて私たちが支払っている「原発迷惑料」から出ている。
いや、たとえその交付金がなくたって東通村は学校を統合しただろうし、地域の選択としてありうると思うんですが、それにしても「対策」ってのはどういう意味か、この交付金にこの名前をつけた人は何を考えてたのかと、ふと思うのでした。
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「トントゥビレッジ」 2013/07/05 08:58 | 塩見真一 |
| 話が前後してしまいましたが、てゆうか妙な方向にそれましたが、青森に戻ります。 原燃PRセンターを出て国道338号線を北へ、次に向かった先は東通村のトントゥビレッジでした。や、名前やメルヒェンぽい演出はどうあれ、東通原発のPR施設です。東北電力が1基停止中、その隣に東京電力が1基建設中。他はともかく東電がいまから原発を造るなんてありえねーと思うんですが、建設中。開業予定こそ「未定」になりましたが、建設計画自体は撤回されていません。
受付で貰ったパンフは原燃PRセンターのと同じサイズ、と思ったら観音折になっていて、つまり3分の1だけ付け足したサイズでした。開くと最上階展望室からの風景、森を挟んで東北電力1号機の建屋と送電線の向こうに太平洋が広がっている写真と、館内のイラストマップ。もう1回開くと、「原子力発電がわかる 原子力コーナー」「森について学んで遊ぶ しんがく館・しんゆう館」「自然観察ができる エデュトープ」「地域交流に役立つ 貸出施設」と、つまりこの4つがトントゥビレッジの主な、ええと機能、なんですな。
原子力コーナーは、パンフの表紙になっている丸い塔の下半分。パネル展示が主体で、模型などはなく……展望室に送電線や鉄筋の一部があったかな……、映像展示を見てないのでこう言ってはアレですが、あんまり面白くはありませんでした。 まあそうだなあ、原発建設中の写真は、見た価値があったかな。あと、展望室に資料コーナーがあって、全国の原発のパンフが置いてあったのが予想外の収穫でしたかね。大間と六ヶ所村と、あといくつかもらってきました。
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