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2010年初秋の掲示板

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 Re: 『鉄道ダイヤ回復の技術』
 2010/11/05 22:05
塩見真一
今朝方、新宿から山手線で品川に出て京急で横浜・弘明寺へ行こうとしていたところで、山手線・埼京線・湘南新宿ラインのダイヤ乱れに巻き込まれました。
新宿駅へ行ったのがちょうど山手線が運転を再開したばかりのとき。ホームに上がってみたら人でいっぱいで次の電車には乗れそうにないし、20分遅れで入ってきた電車がさらに間隔調整をするというので、つまりこの次の電車がさらに遅れているということですから、諦めて埼京線ホームへ向かい、15分遅れの平塚行きに乗って一安心。湘南新宿ラインならもともとこの次の小田原行きに乗ればよかったところなんで、ここからちゃんと走って横浜に15分遅れで着いてくれれば私としては予定どおりです(少し高くつきますが)。
電車が遅れていても、利用者としては遅れにならない。この本でその指摘されていたよなあ。

さてそのことでもうひとつ。埼京線のホームに上がったところで……
「山手線大塚駅で安全確認を行いました影響で、埼京線・湘南新宿ラインも遅れて運転しております」
……というアナウンスがありました。電車に乗ってみると車内の電光掲示板には……
「山手線は大塚駅での車両点検の影響で、外回り・内回りともに遅れが出ています。」
……という表示が流れていきました。
や、食い違っていることを言いたいわけじゃなくてですね、安全確認とか車両点検とか、そういうことをするなら初電の前にするとか車両基地でするとか、営業運転に支障しないようにしなきゃいかんのではありませんかね。

……て、そういうことじゃないのはわかっているんですが、つまり、ここで「安全確認」とか「車両点検」とかいった言葉を使うのはどんなもんですかね。
少なくとも私の語感にはそぐわない。営業運転に支障が出るのだったらそれはもう「事故」「故障」と言ったほうがいいんじゃないか、と私は考えるんですが。

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 Re: 『女子だけで社会科見学へGo!』
 2010/11/05 18:43
みちる
女子だけの意味が不明ですねぇ…デートでも良いじゃないか!

社会見学ものはテレビでも多く取り上げられているので。

ここ数年で私が出掛けたのが
サントリー白州蒸留所 サントリー山崎蒸留所 サントリー武蔵野…

ってオイサントリーしか…orz
白州と武蔵野は企画ものだったので呑み放題でへべれけになって帰ってきてあとでレポート書くのに一苦労でした。
と言うか白州のレポートがあと一本終わってない(T^T)

生麦のビール工場も行きました、(これがキリンの横浜なのかなぁ?)
当時は予約も要らず…やはりへべれ(。_・☆\ ベキバキ

いやお酒の工場にしか行ってないコトがかなり問題なのでいちおう
埼玉のエバメール化粧品の工場も行きました。
一通り見学してエステの施術をうけ、現品のジェルが1つもらえるといううはうはものでした、最近ちょっと内容が変わったらしいです。…と思いサイトを見たら「各開催地一人一回限りの参加」そりゃそうだ(^^;

それぞれに面白かったですが、今度は機械工作している工場に見学に行きたいとちょっと思ったりもしてます。

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 Re: 『女子だけで社会科見学へGo!』
 2010/11/01 10:44
麗明舎
4コマまんが誌にもこの手の体験記みたいなのがよく載ってますが、一定の需要があるんでしょうねぇ。

誰が描いてもおもしろい、というものでもないような気がしますけど。

雑誌企画としてはともかく、書籍の企画としてはどうなの?と、ちょっと思いました。

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 『女子だけで社会科見学へGo!』
 2010/10/30 10:51
塩見真一
ふじいまさこ 緑書房 ISBN978-4-89531-116-8 2010年10月10日 定価:本体950円(税別)

書名どおりの社会科見学ルポコミック。緑書房って聞き慣れないので調べてみたら獣医学書や畜産書、ペット関連書、東洋医学書などを出している、かなり堅い感じの出版社なんですが、そこで普段は犬の雑誌を編集している編集者Tが何を思ったか普段は犬の雑誌でイラストを描いているふじいまさこさんに社会科見学しませんかと持ちかけてできたものだそうです。

まずは「千葉県立房総のむら」へ行き、打掛&甲冑の着付け、彫刻刀作り、お手前(茶道ですな)、じゃがいも掘り、織物の体験。
次は江東区の「本所防災館」で、6000mlの雨(意味わからんけどそう書いてあるので)と30mの風に打たれ、煙の充満した部屋から姿勢を低くして脱出し、震度7で揺られ、消火器を使ってみる体験。
続いては「キリン横浜ビアビレッジ」、温度計とタイマーを頼りに麦芽を50℃で15分煮た後ゆっくり15分かけて65℃まで上げ5分そのまま置いてから以下省略でビールを作る体験。
4番目は日光「月光山洗心庵」で1日尼僧体験。5番目は「キューピー五霞工場」で1日70万個の卵から25mプールいっぱいのマヨネーズが作られるところの見学。6番目は富士宮「朝霧高原まかいの牧場」、ウサギにしかとされ、ヒツジに餌をやり、ヒツジの毛でフェルトを作り、牛の乳でバターを作り、小屋へ駆け戻るヒツジの群れに蹴飛ばされる体験。最後は「つくば宇宙センター」、船外作業、閉鎖環境適応、宇宙ローバー操縦の3つの模擬訓練を受ける体験。

ううむ、こうしてみると「女子だけで」というのがどういうことだかわかりませんですね。女子に限られるのは尼僧体験だけなんで、男の子を仲間外れにしないでほしいです。まあ、ビール作りのあいまにガールズトークで盛り上がったりしたそうなんで、そういうことも含めれば女子だけに意味があるのかとも思いますが。

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 『鉄道ダイヤ回復の技術』
 2010/10/28 21:09
塩見真一
電気学会・鉄道における運行計画・運行管理業務高度化に関する調査専門委員会編著 オーム社 ISBN978-4-274-20914-7 平成22年8月4日 定価(本体2500円【税別】)

時刻表を買いに行ってついでに買ってしまった本のその2。ダイヤ回復ってまあこれもある特定分野の技術、それも多くの人が日常的に接している分野の技術ですから、本を読む・紹介する価値はあるんじゃないかと。

どういう本かというと、まずこの著者名ですね。電気学会にこの長い名前の委員会ができて、大学や鉄道会社や関連機器メーカーから22名が集まり2年にわたって運行管理や遅延発生時の対処について情報交換し議論した、それをまとめたもので、全体的には学術書のつくりです。
とりあえず章題を拾ってみると、「列車ダイヤと運行管理」「事故が起こればダイヤが乱れる」「ダイヤの乱れを検知する」「ダイヤの乱れに対処する」「まずは情報を−乗客への案内」「事故は現場だけではない−指令室の業務」「運行管理システムによる支援−技術開発の経緯と現状」「ダイヤ乱れに強い運行管理システムを目指して−現状の課題と今後の方策」「大乱れ時の運転整理支援の高度化に向けて−今後の方策:スジを見る整理から利用者を見る整理へ」「あとがきにかえて」、と、全10章。

意外な気もしますが、日本で鉄道が走りだして100ン年、ダイヤ回復技術にもほぼ同じだけの歴史があるはずだけど、これまでこういった組織的横断的な研究・議論は行われていなかったのだそうですね。
運行管理やダイヤ乱れの対処の基本方針も事業者によってほぼ90度違っていて、たとえば自動化によって平常時〜小乱れ時の人員の負担を減らそうとする事業者が多い中で、京浜急行はあえて人手による管理を押し通すことでシステムが対応できなくなるような中乱れ〜大乱れに柔軟に対応しようとしている。運転指令室というと私なんかは壁いっぱいに路線図を描いたパネルが据付けられているのが頭に浮かぶのだけど、阪神電鉄では秋葉原いや日本橋か、日本橋まで行かなくてもそこらの量販店で買えるような液晶モニタが指令卓に3面並べてある(しかもちょびっとずれていたりする)。
システムに「正解」なんてものは無いんだなあと、改めてそんなことを思いました。

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 『オタクの逝き方 〜 オレのコレクション死んだらどうなる?』
 2010/10/27 14:07
塩見真一
− BUILTRANS ISBN978-4-89610-768-5 2010年11月15日 定価:[本体 1,429円]+税

んー、私はコレクションというようなものは持っていないので……まあ、部屋の中に偏った嗜好の物が多いのは認めますが、ことに最近はマンガが増えて生活に差し支えるくらいになりつつありますが、でもそれは部屋がもともと狭いからで数でいったら1000に届いてないだろうし、嗜好が偏っているとはいってもその方面で完璧というわけじゃないし、べつだん稀少価値があるものはないし……、とにかく私としては物にこだわるつもりはなく死んだ後がどうなったってかまわない、それこそ「野に捨てて獣に施すべし」といったつもりでいるのですけれども、まあこういう切り口は目新しいので買ってしまいました。

まず第一章が「ヤバいデータ満載のPCや携帯電話はどうする!?」、遺族や友人に見せたくないデータを半自動で消去するツールとともに、逆に必ず見てもらいたいデータを残す方法や、逆に、パスワードロックのかかった故人のPCからデータを取り出す方法。そのほか、ブログをどうするかとか月極めで課金されるサービスはどうなるかとかいった話。
第二章が「遺されたコレクションはどう処分すればいい?!」、PC、本・同人誌、ゲーム、CD/VHS/LD/DVD/BDソフト、フィギュア・プラモ・ソフビ、トレカ、モデルガン・エアガン・刀剣、痛車、生き物、コスプレ衣装、ラブドール、などなどを引き取ってくれる業者やできるだけ高額で買い取ってもらう方法、幅広く遺品全般をまとめて整理する業者などの話。あっと念のため、痛車をまともに扱ってくれる業者はなく「汚れの付着した中古車」にしかならないそうです。
第三章は「オタクらしい遺言状を作成しよう」、法的に効力のある遺言書の書きかたと残しかたの解説です。コラムとして、突然死したオタク仲間の遺品を整理処分した人の話とか、兄が海外旅行先で事故死してその後始末に奔走した人の話……て、それオタクと関係ないけどなー。

まあ正直、いろいろ感心しないところはあります。一言で言えば企画に乗って書かれたライター仕事っぽいほころびがあちこちにはみ出している。全体的に時間的な視野が狭いようで、結局のところいま急死することへの備え、巻頭のマンガのように死神ちゃんに1週間だけ時間を戻してもらったみたいなケースしか想定できていないように見える。それと、第二章で自分が死ぬ話じゃなくなっているのは読み手の立場を勝手にひっくり返す暴挙で元編集者としてはなにやってんだとしか言いようがありません。
でもまあ、内容自体はたしかに知らなかったことなのでね。読んだなりに勉強になりました。

もっとも、この勉強を活かすには持ち物やらあれこれを整理して遺言書を書かなきゃならないわけで、むー、それはどうもやはり面倒な話でありますよ。

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 Re: 「ものづくりで学ぶ技術の世界2」
 2010/10/23 11:35
塩見真一
お買い得というのは逆に見るとつまり売る側が損をしている場合があるのですが、てゆうかこの「ものづくり」面接授業、絶対採算取れてませんよね。
学生が12人、授業料が5500円(人によってはもっと安い)プラス材料費1000円。それで教職員が8名×2日休日出勤するわけで、どう考えたって見合わない。赤字を放送大学がかぶることはないだろうから、山梨大学の出血サービスか、教職員が事実上ボランティアでやってるように思えます。てゆうか、1日目の実習の後の懇親会も教職員の皆さんに奢っていただいている。

まあ学生も新宿やら三重やら山口から交通費かけて来てるんで痛み分けかとも思いますし、立場を変えて私が教職員だったらと考えると報酬が形ばかりであっても引き受けるでしょうし、必ずしも熱心とは言い難い学部生を指導するより楽で面白いだろうとも思いますが、まあつまり、私は削り屑以外の何かを山梨大学工学部ものづくり教育実践センターに残してくることができたか。

……飛行機の支柱をコイルに巻いてゆらゆらさせるアイディアは置いてきたよな。まあそれでいっかなあ。

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 Re: 「ものづくりで学ぶ技術の世界2」
 2010/10/20 21:09
塩見真一
>関東圏という区切りで通える範囲の面接授業を精査して結果千葉で今月授業を受けるのですが千葉だから泊まるにも通うにも中途半端(^^;

私は今回甲府へ通いました。新宿発朝7時の高速バスで、渋滞で遅れるとぎりぎり10時に向こうに着きます。帰りは普通列車に乗り高尾で京王線に乗り換えて、まあやっぱり3時間くらい。
これなら泊まるより安く上がります。や、学生の分際ですし。


>語学の授業は卒業条件をクリアするために各語学の初級をはしごする学生が多いようです。

なるほど。そういえば、弘前大学に知人がいて青森へ行ったときに会いましたが、マイナーな言語は放送大学で学ぶとお得だと言っていましたね。

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 Re: 「ものづくりで学ぶ技術の世界2」
 2010/10/19 00:09
みちる
おぉ面白そうな授業だ…
関東圏という区切りで通える範囲の面接授業を精査して結果千葉で今月授業を受けるのですが千葉だから泊まるにも通うにも中途半端(^^;

過去にドイツ語初級の面接授業を受けたとき「これだけで終わらせないでください」と先生が行っていたのを思い出しました。
たまたまウィーン旅行の直前で色々質問したら先生とても喜んでましたが… それで終わってしまいました申し訳ないなぁいろいろと。

語学の授業は卒業条件をクリアするために各語学の初級をはしごする学生が多いようです。
あと頑張ってるのはリタイアした伯父様方ですね。
色々話聞いて置くんだった…

と言うわけで来月には私も何某か報告します。

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 「ものづくりで学ぶ技術の世界2」
 2010/10/18 12:52
塩見真一
……という面接授業を、先週末甲府まで行って受けてきました。

いやー、面白かった。山梨でそういう面接授業のをやっているのはだいぶ前から気になっていて、今回ようやく受講することになったのですが、ものづくりというのはつまり金属工作です。山梨大学工学部にものづくり教育実践センターという施設があり、そこの製造システム技術室の皆さん、ふだんは学部生の実習や学内で使う実験器具の製作なんかをしているそうですが、その皆さんに指導してもらいながら、NC工作機械で真鍮板に名前を彫り込んでネームプレートを作ったり、丸棒の端面に名前を彫り込んで印鑑を作ったり、あらかじめ型抜きしてある鉄板を溶接して飛行機のクラフトを作ったり、砂で型を取り溶かした亜鉛を流し込んで風鈴を作ったり、してきました。旋盤は中学生のときに使ったことがありましたが、溶接とか鋳造なんてことをやってみる機会はめったにないわけで、もちろんできあがりはとても良いとは言えないんですが……風鈴なんて、型がずれてたんだろうな、湯が回りきらなくて穴が開いてるし、スだらけだけど、まあでも最初はこんなもんだろ……、いい体験でした。

んー、NC工作機械にしても使う機会はめったにないんですが、なにしろ1台2000万円だそうで、しかしそちらはパソコンでデータを作って……Illustratorで画像作ってEPSに保存してDXFに変換してNCプログラムに変換して……後は機械が削るのを見ているだけなんで、私としてはそれほど面白くありませんでした。これはつまり紙にインクを吹き付ける代わりに金属をドリルで削る、特殊なプリンタに過ぎないなーと思いました。
むー、ほんとはそこからさらに踏み込んで、特殊性を配慮したデザイン手法を考えてみるとかいったことをするべきだったでしょうねえ。しかしなにぶん2日間しかないし他の課題も盛りだくさんだし、どうもそこんところ表面的なレベルで終わってしまったかなまあしかたないかなという気はします。

なにかの折に展示したのだと思いますが、前回の面接授業についてまとめたパネルが廊下にありましてね。末尾に今後の取り組みとして「工作教室で終わらないように」ということが挙げられていて、はて私は工作教室以上のことをしてきたかなと思うと少々心許ないです。
ふむ、何度も受講している人が多かったのも、そういうことだったのかなー。

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 Re: 平成22年国勢調査
 2010/10/14 23:44
塩見真一
一昨日だったかな、ポストを開けたら「国勢調査にご協力ありがとうございました」というチラシが入っていて、早っ、と驚きました。インターネット回答だけならともかく、郵送や手渡しで提出されたものを集めて、がぁっとOCRで読み込んで、読めなかった分を手入力して、各世帯の提出状況が把握できるまでまあ1週間かなと踏んでいたのに、んんー、ほんとに一昨日だったかな、12日の夜にこれがウチのポストに入っていたということは、土日月と休日返上で読み込みして、遅くとも火曜日の昼前に提出状況のリストを調査員に渡して、午後調査員が配布して、という、まあ選挙の開票作業を考えればできなくはないけど、しかし別段急がない国勢調査でそれをやるとは思えない。

……と、考えながらよく読んでみたら、中程にこんなことが書いてありました。
調査票の提出がお済でない場合は、至急、調査票にご記入の上、提出していただくようお願いします。

なんだ、提出状況とは関係なく一律に配布してるんだ。

……まあ、そうだろうなあ。

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 Re: 平成22年国勢調査
 2010/10/13 13:13
塩見真一
>驚くほど楽でした学生の種類の欄に放送大学だけ学校指定で書かれているのが何とも(^^;

あーたしかに。私はふだん伏せておくことが多いんですが、こうはっきり書かれていたんじゃしょうがないんで、おとなしく「大学・大学院」にチェックしました。
まあ、防衛大学校なんかと違って読み手の判断がブレるだろうから、放送大学を明示しておくのは妥当だとは思いますが。

>どちらの家も家族の名前を出してないので…今時出さないのかなぁ?

出さないほうが多いんじゃないですかね。
ウチあたりだと、名字すら出していない人が多いです。そういう風潮の中で全世帯に回答させようっていうんだから……

>二度目の「調査票のお届け」の時は家族そろって家にいたのに不在扱いでポストに入ってました

……そういうことがあってもしかたないかもしれないけど、方式全体に見直しの余地があるんじゃないですかねえ。

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 Re: 平成22年国勢調査
 2010/10/11 17:29
みちる
私も6日夜にネットで提出
驚くほど楽でした学生の種類の欄に放送大学だけ学校指定で書かれているのが何とも(^^;

ウチの調査区番号は[1275]-[1]-[ ]という、最後の欄を調査員が書き漏らしたとしか思えない番号だったんですよ。


わが家もそんな番号でした、しかも地番的に非常にややこしいところに住んでまして、同じ地番に7〜8世帯有るんですよ、40年前にはすでにこの状態だったらしいです。うちの地番前後の番号も同じく、よっぽど大きなお屋敷跡なんでしょう。
うちの隣とその隣が同じ名字なのですが日本でも五本の指に入るぐらいメジャーな名字で…郵便物など他人事ながら心配です、どちらの家も家族の名前を出してないので…今時出さないのかなぁ?

話がそれました…

前回の国勢調査の調査員と提出後にばったり会ったというかかなり強引に遠方から声をかけられて非常にイヤな感じだったのですが、そう言うことがないと思うと郵送やネットというのは楽で良いです。

が、二度目の「調査票のお届け」の時は家族そろって家にいたのに不在扱いでポストに入ってました、まだまだ国勢調査は鬼門です。


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 Re: 『数学女子』
 2010/10/11 12:28
塩見真一
「伝えること」について、ちょっと面白い話があったので引っ張ってみます。

冬休み前の集中講義にまなちゃんが出席したところ、他の学生が男子も女子も出てこなくて教授とマンツーマン、教授がせっかくだから君のわからないところをやろうかと言ってくれました。ところがまなちゃん、わからないところがどこだかわかりません。教授があきれて、君なんで数学好きなのと尋ねたところ……
数学は……時代も地域も超えて学べて……どんな人でも同じ想いを共有できるところがすごいと思います

「想いを共有できる」というのはちと言い過ぎじゃないかとは思いますが、まあでもたしかにこの点、時代や地域を超えて伝えられるというのは数学の特質のひとつです。時代背景や地域ごとの文化、そして個々人の生活や生い立ちと切り離された独自の「ことば」を数学では使いますからね。
もっとも、このことは数学の限界に直結しています。数学のことばを使って表現できるのは時代背景や地域ごとの文化や個人の生活や生い立ちと関係ないことだけ。たとえば、まなちゃんがああ言ったのを聞いて教授は「それがわかるなら大丈夫、数学がんばろう!」と言ってくれるのですが、このやりとりを数学のことばで表現できるかというと、ぜんぜん無理であるわけです。

さて、もうちょっと後のほうで……
[未知の生命体が現れた!!]というとき、交流できるかもといわれてるのが音楽家、ダンサー、数学者らしーよ
……と、ともちゃんが言う場面があります。
私はこれたぶん初耳、誰がどういう文脈で言ったことだかわからないので突っ込みにくいのですが、まあ、「音楽に国境はない」といったことは私も時々耳にしますね。そしてまた、HMVなりタワーレコードなりの棚構成を見てみれば、音楽が文化圏を越えて普及することははっきりしている、音楽は国を越えて伝えられるというのは間違いありません。

ただし、音楽は何を伝えられるのかという問題がまだ残っています。というか正直なところ、私には音楽が何を伝えられるのかわからない。……むう、私が音楽を聴いて何を受け取っているかわからないということですな。情けないけど、それは認めるしかない。
けどそこで開き直ると、音楽は何かを伝えられるのか(反語)、ということになります。とりあえず、たとえば「三角形の内角の和は180度」とか「この欄は世帯では記入しないでください」とか「バスの運転者は発車するにあたり警音器を吹鳴すること」とか「while (input()!=NULL)」とかいったことを音楽で伝えられないことは間違いない。
国を越えて何かを伝えられるのだけど、何を伝えられるのかははっきりしない、音楽の「ことば」はそういう性質のものなんでしょう。

ま、数学や音楽はおいといていいんだ。
言葉、とりあえず日本語では何をどのように伝えられるのか、が私の課題ですけどね。

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 平成22年国勢調査
 2010/10/09 12:03
塩見真一
さて国勢調査。
締め切りは一昨日7日でしたが、10月1日以来なんかもうむちゃくちゃに忙しかったもので、6日の夜遅くにようやく回答しました。東京都内だけなんだそうですが、インターネット回答です。

まあどうってことはなかったかな。紙の調査票と画面上での設問の順序が違っていて戸惑いましたが、よく考えたら紙のほうがおかしい。上で世帯員各自について記入させてその下で世帯について記入させるという紙のレイアウトのほうが変ですね。
そういえば、紙では欄外で「世帯では記入しないでください」という扱いになっている「世帯の種類」を、インターネット回答では自分で入力するようになっていました。だったら紙だって本人に記入させればいいじゃん別に難しいことはないし、とまず思ったんですが、さらに考えてみると、紙の場合は提出された後で調査員が記入するわけで、つまり記入済みの調査票を調査員が開封することになる。封をして提出する意味がないし、調査員には守秘義務があるとはいっても見られるのと書き足しをされるのはまた話が違うわけで、個人情報保護とやらにうるさい人はいやがるでしょう。
それに、郵送で提出された場合はどうするのか。未記入のまま通すしかないから、結局のところ、世帯の種類についてまともな調査結果は出せないことになります。

さらにその下の「調査区番号」と「世帯番号」、紙にあらかじめ調査員が記入してあるものをインターネット回答では自分で入力しなければなりませんでした。入力者の世帯を特定する必要があるのは認めますが、でも世帯番号を入力させるのなら別紙で「利用者コード」なぞ配る必要はないし、あるいは逆に、利用者コードを入力させてシステム内で世帯番号に結び付ければいい話です。てゆうか、ウチの調査区番号は[1275]-[1]-[ ]という、最後の欄を調査員が書き漏らしたとしか思えない番号だったんですよ。そもそも手書きだし、OCRで読めるかどうか怪しいようななぐり書きだし、こういうものをキーとしてユーザに入力させるのは、まずいシステムとしか言いようがありません。
そのまま入力して通ったからもう後は知らんけど、……いや、そうもいかんか、もしあれがウチの正しい調査区番号でなかったら調査員がウチに催促に来てしまう。

や、実のところ、あれが正しくても事務所のほうには調査員が催促に来るはずなんです。自宅とは別にワンルームマンションの1室を事務所にしているもので、そこに調査票が配られるのはまあ妥当だと思うのですが、住んでいる人は誰もいないので回答のしようがありません。世帯員の数を0にしたらいいのかなー、パンフレットにもそういう場合の説明はなく、そんなにレアケースだとは思えないんだけど、どうしたらいいのかわかりませんでした。
……メモを付けて郵送で提出というか返却すれば済んだかなあ。まあとにかく締め切りも過ぎたことだし、どういうことになるか様子を見ることにします。

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 Re: 『数学女子』
 2010/10/07 09:05
塩見真一
ははあ、言われてみればたしかに、ストーリーがつながってませんな。

まあ人気があってもなくても私にとってはたいした問題ではないんですが、しかし私は雑誌を読まないので、いい作品の人気がなくて単行本が出ないと困る。読み切り作品を読み損ねていることも多いだろうし、やっぱり損してますかね。

人気が不可解と言えば、最近では『テルマエ・ロマエ』が私の理解を超えてます。

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 Re: 『数学女子』
 2010/10/04 18:24
麗明舎
連載読んでるんですけどね……。

コミックスは買いませんでした。まとめて読みたいと思わなかったから、ということになるんだと思うのですが、ひとことで言うと、アイデアのみ、というか、出オチというか、設定と毎月のストーリーの運びがマッチしてないという感じなんですよね。

単行本が出るほど人気があるというのが、いまいち腑に落ちないのです。

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 『数学女子』
 2010/10/02 11:50
塩見真一
安田まさえ 竹書房 ISBN978-4-8124-7444-0 2010年9月21日 定価本体648円+税

理系女子、薬学女子、ときて、今度は数学女子です。
K大学の理学部数学科、建物はボロい設備はない住人はムサいというところへ突然4人もレベルの高い女子が入ってきたからさあたいへん……という話でもないなぁ、男子学生や教授や保健課がさあたいへんな話もあるけど、主にたいへんなのはまなちゃんのほうです。
主人公の内山まな、高校で数学が得意だったから数学科に入ったところが、ぜんぜんついていけない。講義はちゃんと出席しているのに、教授ラブなのに、諦めず集中講義にも出て勉強しているのに、どこがわからないのか教授に聞かれてどこがわからないのかわからない。

いやー、私も理系のはしくれ、高校で数学は得意とは言わないまでもまあまあできていたのが、大学に入ったらたしかにぜんぜんついていけなくなりましたねえ。1年のとき幾何と解析の2科目があって、前期と後期で計4回試験を受けて、そのうち3回は成績が足りなくて追試、しかも最後の1回は追試でも不合格、いやあひどかった。
しかしその私から見ても、まなちゃんが得意なのは計算であって数学とは違いますね。4つの数字をうまく加減乗除して10にするmake10というやつにしたって、まなちゃん3478を10にできるかどうか考えている。そうじゃなくて、10にできる数字の組とできない組とどういう分けかたをしたらきれいに分けられるかを考えるのが数学ですよね。
#さえこさんが「違う4つの数の組はできるよ」と言っているんですが、そうなんですかね。

てゆうか、make10が出てくることもそうなんだけど、この本全体にあんまり数学っぽい感じがしないというか、まなちゃんはじめ登場人物が数学をやっている感がどうも薄いというか、数学女子ならではの感じがいまいちです。一般読者向けに数学らしさを薄めて作ったということかもしれないんですが、一読したところではあんまり面白く思いませんでした。
あとひとつ、著者安田さんが自分と数学について何も言っていないことも、いまいち感につながっているでしょうね。あとがきに「数学まだまだ勉強中です、まなちゃんたちと一緒に勉強がんばります……。」と書かれているんですが、これでは現在数学女子なのか昔数学女子だったのかそれとも数学と特に関係なくてこの本のために勉強しているのか、安田さんの立ち位置がわからなくて、共感しにくいです。

あともうひとつ、数学は技能ではないから・職業に結びつかないから、私の興味が薄れるという側面もあるかもしれません。……や、それは地理学だって同じだけどなあ。

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 『東京メトロをゆく』
 2010/09/30 11:14
塩見真一
− イカロス出版 ISBN978-4-86320-347-1 2010年8月30日 定価:[本体1500円]+税

時刻表を買いに行ったら……3ヶ月にいっぺん買うことにしているのですが……、こんなものが隣にあって、ふと買ってしまいました。や、このあいだ客先が青山から品川に移転してJR山手線で通うようになり地下鉄に乗る機会がなくなったせいもあるかと思いますが、タイトルの下にあるキャッチコピー、「誰もが当たり前のように使っている地下鉄は、モノスゴイ技術によって造り上げられていた!」、これ、fpcbook的にいい話ですよね。

巻頭は「東西線新車両、出発進行!!」ということで、15000系が山口県の日立製作所笠戸工場で作られ甲種回送で深川車両基地へ送られるまでのルポ。
次が特集で「ウルトラC級メトロ建設史」、1917年の東京軽便地下鐡道にはじまる地下鉄建設の歴史を振り返り、その中で使われたさまざまな技術が解説されています。道路を上から切り開く開削工法に始まり、川や濠など水の下を掘って線路を作る技術、ビルや高速道路や下水管や既存の地下鉄の下を掘って線路を作る技術、柔らかい地盤を掘って線路を作る技術。
年表や路線別の工法比率グラフとかいったまとめを見なくても、時代が進むにつれてだんだんと難しい条件のところを掘らなければならなくなり、だんだんと高度な技術が使われるようになり、だんだんと技術が進んできたことが如実にわかりますね。

続いて、各路線のルートマップをはさんで後半は「東京メトロを動かす」、車両基地での整備点検作業、レールや枕木の交換・架線の点検作業、車掌を育てる研修訓練、駅員の一日、総合司令所、駅構内の案内掲示のデザインなど。
あと「東京メトロを楽しむ」はどうでもいい感じもしますが、萬世橋駅跡などの地下空間、綾瀬車両基地公開イベントレポート、エキナカショッピングの今昔や駅売店、「TOKYO METRO NEWS」の舞台裏、「メトロはこね」、メトロデートのススメ、地下鉄博物館、と、短い記事が集めてあります。

土木技術はふだん目の隅に入っているもので、その裏側が解説されているのは実に読み応えがあります。まあしょせんは一般向け、専門的にはぜんぜんユルい話なんだろうと思いますが、つまりたとえば副都心線の工事で新宿三丁目駅のホームにあった階段が取り壊されたことは私も見ていたわけで、あの下ではこんなことが行われていたのかという、その面白さです。なんというんですかねこういうのは。

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 『ハーフでいっとこ (1)』
 2010/09/25 11:48
塩見真一
後藤羽矢子 竹書房 ISBN978-4-8124-7441-9 2010年9月10日 定価[本体819円+税]

異文化接触モノでもうひとつ。
て、どんなふうに受け取られたか想像に難くありませんが、まあねえ、後藤羽矢子ですしこの絵ですし、神山ユキオ(16)の家にイギリスからハーフの従姉妹が2人もやってきて同居するというお話ですし、2人とも金髪美少女ですし、1人は17歳でダイナマイツで人当たりいいし、もう1人は16歳で幼児体型で日本嫌いですし、いっしょに高校に通うことになりますし、どんなことになるやらだいたい見当がつくというものですが、まあ、1巻が終わるあたりでだいたいそんなようなことになりそうな雰囲気になってます。

じゃない、そういうストーリーは別として、これがけっこうまともにイギリス文化を紹介してるんですよ。文学や音楽や演劇とかいった文化ではなく、もっと生活に密着した文化。料理、菓子、ガーデニング、入浴といった生活習慣、クリスマスや新年やバレンタインの過ごしかたといった年中行事。それに、日本の高校の制服がイギリスのプライマリスクールの制服に似ているとか、イギリスにはあまり虫がいないので日本の夏はとんでもなくやかましいとかセミの抜け殻がひどくブキミに見えるとか、水泳の授業がどう違うかとか、後藤さんの従姉妹でイギリスに嫁いだ方がネタ元なんだそうですが、そんなことも間違いなく文化の一端であるわけで、というか要するに、私はこれでイギリスとイギリス人がとてもよくわかった気がするわけです。
ちょうど客先でロンドン出張から帰ってきた人がいてお土産にショートブレッドをいただいたのですが、他の菓子は甘くてかなわなかったと聞いて、おおやっぱりそうかと思ってしまいました。

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