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2009年秋の掲示板

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/12/14 12:04
塩見真一
>つか、GAは2.5次元っぽいよね。

いや、それはちょっと、傷口に醤油を塗るような、浜辺の砂をすりこむような、そりゃたしかにGAにとどまっていればこんなことにはならなかったけど、いやしかし、マジ痛いっすよ。

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/12/14 11:30
塩見真一
先週末のまる2日、現実から逃避してきました。逃避先はいちおう3次元、某ファンクラブの忘年会ツアーで小豆島へ行ってきたのでした。撮影会して、オリーブの苗木を植えて、早朝の浜辺を散歩して、また撮影会して、醤油工場を見学して、また浜辺を歩いて、きました。

考えたら、夏のツアーもちょうど同じことで悩んでたときでした。今度はもっと手痛い状況で、そういうつもりではなかったけど結果的に、またウチの娘たちに救いを求める羽目になってしまった。
や、救われた、のかな。どうかな。

こっちでは「いまだに恵里子イチオシの人」ということになってます。もういくらなんでも有名無実、半分ネタ化しているのもほんとなんですが、まあでも、そういうことになってます。
やれやれ。
美香さんには、あるいはこづには、恵里子以来久しぶりに大好きな子ができた、と言ってもいいような、言っておきたいような気がしてたんですが、はあ、もっとややこしい話になってしまった。悩みなら聞きますよと杏奈が言ってくれたけど、いややっぱり、杏奈に話せる話じゃないもんな。
またウチの娘たちのおかげで少し気は晴れたけど、夏と違って、それを行動につなげることが、もうできません。

想いが無くなることはない。他の想いが重なって、裏側へ隠れていくだけです。
じっと待つしか、ないんだろうな。豆と麦と麹種を杉樽に入れて、1年半かけて醤油ができるように。
……いや、そんないいものはできそうにありませんが。

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/12/12 19:47
麗明舎
2.5次元くらいでとどまるのが吉かと。

つか、GAは2.5次元っぽいよね。

@アイマス好き

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/12/10 16:31
塩見真一
現実逃避、か。

私は夢想から現実に戻ってこなきゃいけないんだけど、なんか、2次元に逃避してしまいそうですよ。

……二度寝、してもいいかなあ。

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/12/09 21:49
麗明舎
>#現実逃避ですか。

ようやくちょっと落ちついて来てるんですが、ハイエナを追っ払うのに結構な労力を取られていたりして、現実逃避もしたくなるというものですのことよ。

昨夜はついつい「タマさん」(森ゆきなつ)を1巻から再読してしまいました。

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/12/09 20:01
塩見真一
んー、じゃあ釣り上げてみるテスト。
#現実逃避ですか。

一般論としてはたしかにそうですな。古いうえにタイムスタンプもない情報は、ほんと困りものです。まあ、空港やバス会社や、交通系の会社にとってダイヤ・時刻情報は大きいはずで、ちゃんとメンテされてると考えてよいと思いますが、そうかキャッシュか。
Googleだと検索オプションに、最近のクロール日時で24時間以内とか1週間以内とかいった指定ができるけど、あれ、表に出すといいのかもしれんですね。

逆に古い情報が得られなくて困る場合も、多くはないけどありますよね。
たとえば、いつだったか知人の結婚式で広島へ行って帰りに乗ったのが「富士」だったか「はやぶさ」だったか思い出せなくて気になってるのですよ。
……もっとも、いつだったのかもはっきり覚えてないので、情報があっても調べられないような気もしますが。

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/12/09 01:13
麗明舎
いや、webの情報だって、平然と古い情報があったりとか普通にあると思うわけですが(笑)。

むしろ、ぐーぐるのキャッシュとかで、予定が変わって消したはずの情報についてクレームがあったりとか、「最新の情報がある」という思いこみによるトラブルは、「紙媒体だから最新の情報ではないかも知れない」という折り込み可能なステップが無いぶん、面倒かも知れないですよ?

と釣られてみるテスト

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/12/02 10:44
塩見真一
時刻表について、今回の岡山行きで失敗したこと。まあ結果的には失敗に至らなかったのだけど、ひとつ間違うと空港で呆然と立ち尽くすハメになっていたところでした。

面接授業のあと岡山でもう1泊して、月曜日は船で小豆島に渡り星ヶ城山813mに登って下って一風呂浴びてからまた船で高松へ渡って、高松空港発18時40分の飛行機で東京へ戻る予定でした。高松港で空港行きのバスに乗り継ぐ時間が5分、空港での乗り継ぎが30分という実にタイトなスケジュールだったので、前の晩にもういっぺん確認しようと思って、高松空港のホームページからことでんバスのホームページへ行ってみたんですね。すると、バスの時刻がなんか微妙に違う。てゆうか、18時40分の飛行機が載っていない。ほええどうなってんだ、いや焦りましたねえ。
慌てて、ANAから来ていた「搭乗前日のお知らせ」メールを開いてみたら……、私は17時50分の飛行機に乗ることになっている。なぜ18時40分じゃないのか、いや、なぜ18時40分だと思いこんでいたのかはわからないけど、とにかく17時50分ということになっている以上、予定を立て直すしかない。内海フェリーのホームページで船の時刻を調べてみると、16時15分のフェリーに乗るつもりだったのを14時45分に繰り上げればよい。山登りは10時スタートで2時間27分の予定、思うように走れなくてもまあ3時間みれば大丈夫で、あいだに1時間45分あるし、バスも30分に1本あるからオリーブ温泉まで行って一風呂浴びるくらいはできる、よし。
というわけで、翌日は早め行動。山登りのスタートも10分早め、山頂にも5分早着、下りでへたったけどタイムは2時間26分、1本前のバスに乗れたはずが一瞬ぼんやりしてバスを逃して元通り、風呂場でおっちゃんに話しかけられたのもうまく切り上げて帰りのバスに予定通りに乗り、フェリーに乗り、バスに乗り、高松空港には17時ちょうどに着き、気分が悪くなったりもせず、フェリー乗り場でお土産物を買ったり高松駅前でスーパーを覗いてみたりする余裕さえできて、無事に帰京したのでありました。

いやー、前の晩思い違いに気が付いていなかったら、空港に着いた時にはもう飛び立った後になってたはずですからねえ。もしも旅館の部屋でネットが使えなかったら(このあいだの有馬温泉のペンションはロビーでしか使えなかった)、もしも疲れていてさっさと寝てしまったら、もしもここかまりえちゃんのブログで何か気を取られるようなことが起こっていたら、もしも高松空港やことでんバスのホームページに半端な情報が載っていたら、もしANAからの予約確認メールを受け取らない設定にしていたら……、いやはやまったく紙一重でした。

て、前置きが長いですが、そういう思い違いをしたのはなぜだったか。帰ってきてから時刻表を開いてみてわかりました。18時40分というのは10月ダイヤ、つまり月遅れの時刻表を見て予定を立てたからでした。航空ダイヤが変わることってそんなに無いはずと思っていたのがヌルかったわけですが、しかしこの、情報が古くなるというのは紙メディアの弱点でありますね。

……や、Webで航空券を買ったときになぜ気が付かなかったんだろうという疑問が残っているんですが。

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 『JavaScript Ajax,DOMによるWebアプリケーションスーパーサンプル』
 2009/10/29 19:47
塩見真一
羽田野太巳 ソフトバンククリエイティブ ISBN978-4-7973-4121-8 2007年6月27日 定価[本体2,850円]+税

長いこと積んであった本ですが、実は今ここの掲示板にある機能を追加する作業をしていて、その参考としてひっぱりだしてきました。

参考にしたのはAjaxの部分、Webページに仕込んだJavaScriptプログラムでXMLHttpRequest()を呼び出してサーバから追加データを受け取るという処理について(それとあと、JavaScriptでのオブジェクト指向的な書きかたについても少し参考にしました)。
全体を見たわけではないのでその部分についてだけ言うと、章の最初で処理手順をざっとひととおり説明して、それからサンプルアプリケーションのコードを説明するという構成になっていて、まとめがまあまあ手際よくまとまっていたのでほぼその分で用が足りて、プログラムも(その部分は)おおむね手際よくできあがりました。

んー、まとめの部分で用が足りたというか、サンプルコードって読むのが面倒なんですよね。読んで、どういう目的のためにどういう処理をどういう方法で実行しているのか理解して、それから自分の作ろうとしているプログラムに当てはめなおす、という手間がかかるわけですから。ちらちらとは見たけど、たとえばサーバ側の処理はZend Frameworkを使っていたりするのでまったく流用できなかったりするわけです。
そんなわけで、サンプルコードを主軸にして解説を進めるというのが本作りの手法としていいやりかたなのかどうか、私としては少々疑問を持っています。

あ〜いや〜、ついこのあいだ某社で、ドキュメントよりサンプルコードに力を入れましょうよとか提案したような気もするんだけど(苦笑)。

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この本を買う この掲示板には投稿できません
 Re: 『山菜と木の実の図鑑』
 2009/10/29 10:04
塩見真一
そういえば、去年の秋に盛岡へ行って岩手大の演習林を見学しながら聞いた話があったのを書き忘れてました。

岩手では山菜取りが盛ん、産業としてではなく生活習慣として盛んなのだそうで、言われてみるとなるほど、盛岡駅ビル内のお総菜屋でいかにも山で採ってきたようなキノコが売られていたりしましたね。
ところが、岩手でもう何十年も山菜を採っている人と、東京あたりの都会から山菜を採りに来た人とを比べると、地元の人はふだん採るもののことを知っているだけなのに対して、都会の人は図鑑を見ているのでかえって知識が豊富なのだそうです。そして、地元の人が採らないものまで採っていく。そういう次第で、地元の人にも図鑑由来の知識が入ってきて、昔に比べて採取される山菜野草の種類がかなり増えた、という話でした。



もひとつ、実はちょっとばかり気になっていることがあって、つまり早い話「野山や公園で山菜やどんぐりなどを採取することは合法か」ということ。採り尽くしてはいけないという自然のルールに対して、人間社会のルールはどうなっているのかということです。
この本では、山芋のところで「山や林の持ち主がわかったら一言声をかけて承諾をもらうのも大事なこと」とか書かれているくらいなんですが、いやーそんな程度で済む話なんでしょうか。

いちおう私なりのルールとしては、まず私有地でははっきりした許可がない限りNG(あたりまえですがね)。公有地で地面に落ちて転がっているものを手で拾って手で持って帰るのはOK、ほうきで掃き集めたりトラックに積んで持ち帰るのはNG。木に成っているものをもぎ取ったり地面に生えているものを刈り取ったり根を掘り出したりするのは、そういうことがNGだとほとんどの山菜採りが成立しなくなるのだけど、しかしOKだとは言えない気がする、判断がつかないので保留。

いや実は、ある高層ビルの植え込みにはヤマボウシが美味そうに実っているし、近所の小さな公園に植えてあるムベも丸い実を付けてるし、あちこちの線路端に生い茂っているクズの根を掘り出せばそこらの米より高い葛粉が採れるはずなんですよね。いろいろ誘惑が多いので、なんかはっきりさせておきたいです。

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 『山菜と木の実の図鑑』
 2009/10/26 12:21
塩見真一
おくやまひさし ポプラ社 ISBN4-591-07662-8 2003年3月:2007年8月第4刷 定価:本体1500円[税別]

書名のとおり、採って食べる山菜・木の実のガイドブック。フキノトウ、ツクシ、ノビルに始まり、春先に芽吹く野草と山菜に木の芽、初夏に実るユスラウメやクワ、クサイチゴやモミジイチゴ、秋に実るアケビやオニグルミやヤマブドウなど、ヤマイモやオモダカなどの根菜と、季節を追うようにして、それぞれ現物の写真と説明、調理例が並んでいます。対象地域がはっきりしないけど、著者の出身が秋田だそうですし、だいたい首都圏から東北地方くらいと思ってよさそうです。

さてそれで、焦点はどんぐりです。某公園でどんぐりを拾って食おうというのが私の今年の目標のひとつでありまして、まあ実のところ先月あたりからランニングのついでにぼちぼち拾い集めて、少しずつ食べはじめています。
この本には、スダジイを粉に挽いて小麦粉と混ぜて作るクッキーの例が1/2ページ、それから、マテバシイを茹でてつぶして片栗粉とこね合わせて団子を作るという調理例が2ページ載っています。

私が試してみたのは、スダジイをそのまま茹でる、ほうろくで炒る、蒸してみる、マテバシイをミキサーで粉砕してもち粉とこね合わせて団子にして茹でてみる、といったところ。
まずとにかく、食べられるようにするまでが面倒ですね。拾い集めるのも手間だし、結局のところ殻をひとつひとつ手で剥かないといけないので、比較的剥きやすいスダジイでもひとつかみ処理するのに小一時間かかります。しかも、剥いてみると干からびてたりして食べられないものも多くて、1食分の量を集めるのは半日仕事になります。や、実際には肩が凝って半日も続けてはできないので、毎晩少しずつ剥いておいて週に一度食べるとか、そんな感じになります。
それともうひとつ、見栄えが悪い。味はまあまあなんですが、やはり何か渋み成分が含まれているのか、茹でても蒸してもどんよりした灰色というかうす茶色というか、正直あまり食欲をそそられない色あいになってしまいます。調理法で工夫する余地はあるかもしれませんけど。
まあそんなわけで、スダジイをそのまま蒸すのがいまのところ一番いい感じではありますが、いいと言っても米・麦に比べると文字どおりどんぐりの背比べ、どんぐりが主食の地位を失ったのも当然だなあと納得した今日この頃であります。

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 『新新宿駅企画課あるぷすひろば (2)』
 2009/10/22 11:59
塩見真一
水越保/たかはしまもる ジャイブ ISBN978-4-86176-725-8 2009年10月15日 定価[本体562円]+税

鉄続きでこんなものを。
これ、1巻が出たときには絵がいまいちだなあと思って見送りました。2巻が出たのでそれならちょっと読んでみるかと思って買ってみたのですが、うーむ、やっぱりハズレです。

鉄道乗降客数が日本一の巨大ステーション、新新宿駅。そこの企画課に勤務し、駅長を夢見る“美那都みらい”は鉄道の素晴らしさを伝道すべく、同僚を巻き込みながら今日も暴走するのです!!
日本初の「鉄ヲトメ」暴走コメディ、待望の第2弾!!
……ということなんですが、んー、ちと困ったよ。
子供っぽいドタバタはまあいいとして、「寝台特急「銀河」」、とか、「上越新幹線の開通で信越本線が短縮されてしまって、もう碓氷峠の眺望を楽しみながら(釜めしを)食べることができない」、とか、鉄としてはとんでもない間違いが残ってるのですよ(連載時はともかく、単行本になるまでに修正の機会があるはずですけどね)。富士・はやぶさの車両についてもスハネフとかオロネとか言ってるけど、スハネフ14とか3000番台は省くとしてもせめてオロネ15とか言わないと車両形式になりません。

そんな具合でこれ、作ってる人が本物の鉄なのかどうか疑わしいのです。
「ライトな鉄道ファン」が「濃ゆい鉄道オタク」にヘキエキしたり生温かく見守ったりする、というシーンがいくつかあるのですが、つまるところそのライトな側から見て描いてるのだなと思うと、あんまり面白くありませんでした。

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 Re: この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/10/22 11:08
塩見真一
そういえば「時刻表検定」が利用者の減少で廃止になるんだそうですな。来月の15日がラストランで、申し込みはまだ間に合うはずですけど。

私はもう鉄ではなくなってますが、あちこち出かけるのにやはり必要で、JTBの時刻表を定期的に買っています。しばらくはWebの列車案内サービスをあれこれ使ってみたのだけど、要するに目的地へ直行するだけというか、ずっとトンネルの中みたいな感じで、いまいち「旅行気分」が盛り上がらないのですね。それでまた時刻表に戻ってきたという次第。ま、最近は鉄道より航空のページを開くことのほうが多かったりしますが。

や、私は乗り鉄路線派だったとなんかのレビューで書きましたが、よく思い返してみると時刻表と地図を見ながらあれこれ計画を立ててみるほうが好きだった、読み鉄だったというほうが近いかもしれませんです。

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 『非モテレンアイ』
 2009/10/19 11:48
塩見真一
− コトブキヤ/新紀元社 ISBN978-4-7753-0737-3 2009年10月10日 定価:[本体1400円]+税

えー、いちおうこれも「技術を伝える本」、モテない人々のうちいわゆるキモオタの人々に、リアルの女の子と普通につきあうための技術を伝える本であります。

いや、そんなこじつけをしたところで実にしょーもない本であることは変わらないのですけどね、いくらマイルが貯まるといってもこんなものに1400円も払ったのが悔しいので、どこがしょーもないのかだけでも書いておこうかと。

まずどういう本かをざっと説明しておきますと、登場人物はキモオタの典型、チビとヤセとデブの3人。それと、それほどオタクではなくけっこうなイケメンでそれなりにモテる男が1人。このイケメンがキモオタ3人に女の子とつきあう方法を教える、教えるというより叩き込むという感じ……
「まずは君たちの邪悪な気で汚染された脳内から浄化していくぜ!」
……と、意識、身なり、基礎会話、出会い、お友達、告白、お付き合い、そして...と、全部で8ステージに渡ってキモオタを叩き直してやろうと、そういうお話です。マンガが半分、文章が半分。

それで。
こういう本のどこがしょーもないのかというと、まずとにかく、一方的な価値観の押しつけですね。キモオタの悪いところ、内弁慶やネガティブ思考や身なりへの無関心=周囲の人への無神経といったところはたしかに誰が見たって厭なものですが、しかしそれでも、他人がそれを直してやろうというのはお節介です。
それになあ、そのお節介の結果できあがる人間が、どうもまったく面白みのない「普通」の人間なんだな。まあ、キモオタをせめて普通にという話だからそうなるんだろうけど、つまらない話です。

それで、こういうような本、オタクに対して世間ふつーの価値観を押しつけようとする本は前にもありました。あったというか、私はレビューを書いてます。もちろん同じような受け止めかたをしたので、まともには評価していない文章になってます。
けど、いま思い返してみると、そっちはそれなりのひたむきさが感じられました。こっちにはそうった熱意がない、企画に乗っかってライターが書いただけのような、ツクリモノの文章のような感じがする。
てゆうかねえ、最終的に失敗するストーリーなんですよ。ラストは夢オチ、叩き直した甲斐あってキモオタ3人がそれなりに見られる男になったと思ったら夢だった、という話。
つまるところ、キモオタが何をどうしたってダメだと言ってるわけで、じゃあいったいどういうつもりで作った本なのか、まるで話にならん。
ここんとこが悔しくなる理由の根本みたいです。

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 この本なあに〜水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン
 2009/10/16 17:46
みちる
びっくりしました
時刻表を読んでいたら 交通新聞社が新書を出しているじゃないですか!!
あっ私は時刻表はJR時刻表派なのですが…

いまシリーズ9迄発表されているなかの新しい方に見つけました
「水戸岡鋭治の「正しい」鉄道デザイン」

水戸岡さんはJR九州のほとんどのデザインを手がけてます
それを知ったのが17年前で当時新刊で画集が出ていて見つけたのが運悪く神戸の書店で名古屋まで重い荷物を持って帰りました。
その帰りに寄った書店で同じモノを見つけたのは言うまでもありませんマーフィーの法則です。

最近の著作では旅するデザインというのも読んだのですが何故か印象になく…これは図書館で借りたからでしょうねお金を払ったかどうかは身に付くかどうかに比例します…と私は思います。

他にも昭和の車掌さんの話とか座席に栓抜きが有った頃の話とか気になる新書シリーズです…

しかし 当時の私が何故水戸岡さんの著作と出会えたのかが謎です
当時はインターネットなんて無かったし 私は特別鉄分が濃かったわけではないし…と言いつつこの年は初めて18きっぷを使った年では有ったのですが。
一応デザイナーらしきモノをやっていたのでそっち方面の情報でしょうか?

ほとんど本の内容について書いてませんがそれが「この本なあに」です(苦)

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 『オープンソースソフトウェアの育て方』
 2009/10/12 12:43
塩見真一
Karl Fogel オライリー・ジャパン ISBN978-4-87311-412-5 2009年7月24日 定価(本体2,800円+税)

レビューを結局書かなかった本。まあ、もともと買ったときから書かないつもりだったような気もします。

著者はCVSやSubVersionの開発に携わった方で、その経験を軸に、「オープンソース」というやりかたでソフトウェア開発をうまく進めていくノウハウが述べられています。技術的な問題、たとえばバージョン管理やバグトラッキングやドキュメンテーションのためのシステムについての説明もありますが、主なところは人間の問題、プロジェクトに携わる人々をどうやってまとめていくかという問題です。
普通の企業で行われるソフトウェア開発だと、それに携わる人々には所属とか肩書とか身分とか指揮系統とか報酬とかいった扱いやすい「持ち手」がくっついているんだけど、オープンソースプロジェクトではそういったものがなくて人間をじかに扱わなければならない。そのあたりの体験を踏まえたノウハウが読みどころでしょう。

うーむ、私は基本的になんでも自分ひとりでやろうとする人間なんですが、というよりむしろ、他人をうまく扱うことができなくて、結局のところ自分ひとりでできる範囲の物事しかできない人間なんだという気がしてきています。自分ひとりでできる範囲なんてごくごく狭い、それではたいしたことは何もできない、ということもわかってはいるんだけど、性格だからしょうがないよなあと思ったりしてます。
……恋人を作るというのも自分ひとりでは絶対できないことでねえ、他はともかくこれはなんとかしたいんだけどなあ。

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 『はこいり良品』
 2009/10/08 12:06
塩見真一
井上トモコ 芳文社 ISBN978-4-8322-6774-9 2009年9月22日 定価:[本体619円]+税

と、パソコンの本縛りを解いたところで最初に取り上げるのがこれでいいのか、という懸念はあります。けどまあ、以前からこんな調子だったわけですし、本の話だし、まあいいんじゃないの、というわけで。

本の話というか、古書店が舞台です。小さな商店街のはずれにある小さな古本屋。店長になったばかりの木下しおりさん27歳が主人公、店を譲りはしたけどまだまだ元気なお祖父さん、妹のマキちゃん17歳、マキちゃんの同級生で魚屋のケンジくん、商店街のおやじさんおかみさんたち、しおりさんに見合いを断わられた隣町の青空古書店の若旦那、などなど。いまどきもうどこにも存在しそうにない(けどどこかに存在していてほしい)下町人情の世界を描いた4コマ漫画です。

うーむ、古本屋ということで話をするべきだし、実際しっかり取材してるみたいで古本屋ネタがきっちり詰まっているんですが、どうしても下町人情のほうが先に出てきちゃいますね。とりあえず古書店話として気に入ったやつ、p58の「ヘビーユーザー」という1本。
古書店で買った本を
読後また売りに来る人 (最近増えてるわねー)
古書店に売ったコレクションを
数日後買い戻しに来る人 (捨てきれないのねー)

いまどき古書店って、商売としては難しいだろうと思います。商売どころか、職業として愛着を持つことさえ難しいんじゃないかとも思える……いや、これは私が半端に本と関わってきたからそう思うのでしょうけど。
てゆうか、私は本が好きなのかどうか、なんだな。だいぶ前から自分でわからなくなってます。ま、どっちでもいいっちゃどっちでもいいことなんですけど。

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 Re: 『カラーユニバーサルデザイン』
 2009/10/05 22:31
みちる
自称色弱の男友達が居ました よりにもよってデザインの専門学校の同級生です。
運転免許も持っていたし彼の作るモノに異常は見られなかったしどの程度であろうってのが全くわからなかったし

ただ小学校の頃にやった色盲(ATOK14は変換します)検査は全く意味がわからなかったそうです。

たくさんの色のドットがあってその中の一色で数字が有り その数字を当てていくと言う検査だったのですが…この説明じゃわからないですねぇ
大体最後に全くそう言う仕掛けのされてないページを見せられて そこでとまどったらOKみたいな検査でした。

今度本屋で探します


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 Re: 『カラーユニバーサルデザイン』
 2009/10/05 14:53
麗明舎
「色盲」であっても「色弱」と言っていることが多いようですよ。(そもそもこの明確な分岐点を私は知りませんが)
運転免許が取れないというのはいろんな意味で大きなハンディキャップになりえますし、男性にしか発現しない優性遺伝だから結婚の障害にもなるしで隠してしまうんでしょうね。

私も友人と言える範囲には一人しか知りません。

しかし、この本は衝撃的な本でした。会社の子分が持って行ってしまって返してくれません。

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 Re: 『カラーユニバーサルデザイン』
 2009/10/05 12:28
塩見真一
ちと時間があいてしまいましたが補足。
先の投稿では、あえて「色盲」と言っています。この本ではもちろんそう言っていないし、MS-IMEが「詩起毛」などということでもわかるように今の世の中この言葉を使ってはいけないことになっているのはわかっているのですが、あえて「色盲」と言っています。
なぜかといえば、言葉狩りみたいなのが嫌いだということも少しはありますが、それより大事なのは、伝えるため、です。この本がどういう本かを伝えるためにはやはりこの言葉を使うべきだと思ったからそうしたのであり、また、それはつまるところ赤は見分けにくいから朱を使うべきだというのと同じことだと思ったので、こうして補足しています。

ちなみにこの本では、色盲とか色神異常とかいう代わりに、C型(普通)・P型(いわゆる赤緑色盲)・D型(いわゆる黄青色盲)といった呼びかたをしています。けして少数ではないし、赤と緑が見分けられない一方で青系の色については普通の人よりも敏感に見分けられるのだそうで、異常ではなく単に色覚のタイプが違うのだという主張です。

それにしてもひとつ不思議なのは、私は身近に色盲の人がいた経験がないんですよ。男性20人に1人という率なら、これまでん十年生きてきてるあいだに10人やそこらは出会っていていいはずですが、その人たちが隠していたということなんでしょうか。
この本によると、色盲の人に対して世間の目は冷たく隠さざるを得ないのだそうですが、それが私には納得できないのですよ。耳の遠い人といっしょに勉強したり仕事したりした経験はあるから、色盲の人に対しても同じ、お互いに多少の苦労はしても差別的な態度を取ることはないはずだと思う。隠さずに教えてくれれば、私だって色盲の人にも見分けやすいカラーデザインを身に付けていたでしょうに。

まあそういうのも、色盲でない私の一方的な感じかたなのかもしれません。伝えるためにあえて色盲という言葉を使おうというのも、もし私が色盲だったらそんな気持ちになれないはずなのかもしれません。
こういうあたり、色覚型が違っていることより厄介な問題だと思うんですが、解決はありうるんでしょうか。

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