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2005年09月の掲示板

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 Re: ケ】第6日:マドレーヌ島
 2005/11/01 10:17
塩見真一
>朝食のとき、隣のテーブルの人が話しかけてきました。ケベックから来た観光客で、マドレーヌ島は30年ぶりだそうです。食事の後で写真を見せてやり、英語とフランス語とまぜこぜにしながらあれこれ話をしました。

面白かったのは、彼がカメラを英語でなんというのかわからなかったらしくて、しきりに首をひねりながらappareil、つまり「機械」というのですな。カメラのことをappareil photoということは覚えてきたし話は通じていたんだけど、あまり悩んでいるものだからYou mean a camera?と言ってやったら、Ah! oui, camera! Same as French!と彼は額を叩きましたですよ。
これは私も驚いた。Same as Frenchだったらオレだってなにもappareil photoだなんて覚えなくて済んだのだ。

けど考えてみたら、日本語での「写真機」と「カメラ」みたいなものかもしれない。私がappareil photoと言ったら、彼には妙に古くさい・肩肘張った言葉に聞こえたことでしょうね。いや、やっぱ日本人だからしょうがねえなと思ったかな。

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 Re: ケ】第4日の1:マドレーヌ島へ
 2005/10/24 10:26
塩見真一
>マドレーヌ島でのネット接続がここより便利なはずはないし、

これ、実を言うとぜんぜん逆になりました。マドレーヌ島で泊まったB&BではLANポートが各部屋にあって、パソコンをつなげばそのままインターネットに接続できるようになっていたのです。

そういうことはぜんぜん想定していなくてねえ……。LANアダプタなんてまったくつまらないものなのに、持ってきていなかったのだ。USBのLANアダプタなら島の中でもどこかで買えただろうとは思うんですが、なんかもういいやと思った後だったし。

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 Re: ケ】第1日の3:ケベック到着
 2005/10/24 10:25
塩見真一
>8日間ネットなしで過ごせという、天の声ですかねえ……。

>#8日間ギャラクシーエンジェルなしと、どっちがどうだか……。

これねえ。
旅行中にネットにつなぐことはなかったけれども、その間もずっと、帰国したら投稿する前提であれこれ書き溜める作業はしていた、わけです。オフラインで過ごしたのは間違いないけど、ネットなしで過ごしたとは言えない、かもしれない。
ギャラクシーエンジェルについても同じこと。

まあ別にこんなことは言葉のアヤみたいなものでたいした問題じゃないのだけど、なんで気にするかというとつまりその、私は「依存してる人」にはなりたくないのだよな。
ハマるとなったらベタベタにハマる人間だということは自分でよくわかってるから、ハマッてもいいがそれなしでもちゃんと生きていける人間でありたい。それのために大切なことを疎かにする人にはなりたくない。

……とはいえ、「もしかして……やっぱり、塩見さんっ」などと言われて平静でいるのは難しひ……。

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 Re: ケ】第1日の3:ケベック到着
 2005/10/18 11:48
塩見真一
>留守番のお姉さんに私の予約がちゃんと伝わっていなかったというミスがあり、

宿泊予定客のメモに私の名前はなくて、他の数人に混じって「Mika Wakamatsu」という日本人名がありました。ふーん、これが橋本美香さんだったらなかなか楽しいことになるけどワカマツミカさんというのはどういう人かな、ケベックへ一人旅できてこういう小さいところに泊まる日本人女性というとふうーむ、と思っていたのだけど、結局のところ私が滞在している間それらしい人は現れませんでした。

別の日に泊まる人の名前が紛れ込んだのかと思っていたのですが、マドレーヌ島のB&Bでチェックアウトするときに、彼女の正体が判明しました。
私の予約を手配した、現地旅行会社の人でした。

私は2回目の旅行以来、ずっと同じ旅行会社の同じ人に手配を頼んでいるのですが、そこはヴァンクーバーにある旅行会社と提携していて、現地側の手配はそのヴァンクーバーの会社のワカマツミカさんがしている、ということらしいです。……世の中、複雑です。

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 Re: ケ】第1日の2:トロント空港第1ターミナル
 2005/10/16 22:41
塩見真一
>途中でわけのわからんエラーになって申し込みができなかったのだ。

わけのわからんエラーというのは、私が理解できなかったという意味ではなくて、明らかに筋の通らないエラーでした。

その保険会社のWeb申し込み画面に入るとまず、「登録済みの方はメールアドレスを入力してください」という画面が出てきます。前に利用したことがあって登録済みだったので、メールアドレスとパスワードを入力すると、住所氏名生年月日など登録してある情報が検索されて表示され、保険の内容設定に移ります。ここまでは妥当な挙動です。パスワードのヒントも表示される。たしかに登録されているわけです。
ところが、何月何日出発で何日間どっち方面行き補償額いくらといった保険内容を設定すると、その画面から次へ進むボタンが「登録する」なんだわ。
登録済みとわかっている客に対して「登録する」ボタンというのはおかしいけれども、他には「キャンセル」ボタンしかないから、とにかくその「登録する」ボタンをクリックする。と、あろうことかあるまいことか「あなたのメールアドレスはすでに登録されています」というメッセージが出て「やり直してください」となる。
いやそれ何? さっきから登録済みの客として処理してきてるんだから当然じゃんよ。てゆうか、登録済みをなんでエラー扱いにするわけ? リピーターお断りってこと?

念のためもういっぺんやり直してみたけど(最初からやり直しなのだ!)、私の見落としや思い違いではなく、同じ結果にならざるを得ないつくりになっていました。別のメールアドレスを使って申し込む方法はあったけど、でもしかし、こんなわけのわからないことをいう会社と取引する理由はありゃせんですがな。

まあいちおう、一時的な問題かもしれないと思って……だって、2年半も前からリピーターの申し込みがぜんぜんないなんて不都合が放置されているわけがない……翌朝もう一度試してみたのですが、今度は「ページのデータを引き継げませんでした」というエラーになりました。これはまあ一時的なエラーみたいだけど、それにしても、なあ。
まあそんなわけで、保険をかける意味があるかどうか迷っていた私としては、その気がほとんどなくなったわけです。……それでもさらに他の会社を探して申し込みしようとはしてみた、んですがね。

結果としては「短気は損気」というかそんなことになってしまったわけだけど、んー、いややっぱりこれもまた悪い巡りあわせのひとつだったとしか言いようがない気分です。とりあえず、このことをその保険会社に言ったものかどうか。

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 Re: この本なあに〜メーラーだえもん???
 2005/10/15 11:06
塩見真一
この本ですが、ブックモールのもうひとりのレビュアー、YASさんという方が取り上げていました。「この本なあに?」には十分答えになるかと。
→ http://pc.bookmall.co.jp/search/review.php?Code=2005-09-24

ところで、他人の文章についてよそであれこれ言うのはどうかとは思うけど、この方のレビューを読むと、つまり私のレビューと読み比べると、いろいろ考えさせられますよ。
たぶん、彼のような文章のほうがいわゆるブックレビューとしてまっとうな、「使える」文章だと思うんだな。私のレビューは対象の本について何も書かないことさえあるし、いや結局のところ「その本を買ってみようと読み手に思わせる」という点ではまったく的外れなことが多い。
じゃあ私には彼のような文章を書けるか、うーむ、書くスキルがないわけではないんだが、じゃあ書けるかといわれるとやっぱり、書けない、と思う。
まあいまのところ、ブックモールというサイト全体ではいちおう適正なバランスを保っているみたいだから、これでいいかとは思っているんですが。

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 Re: ケ】第1日:成田空港第2ターミナル
 2005/10/15 10:49
塩見真一
>……いかん、辞典は持ってきたが旅行会話集を忘れてきたぞ……。

忘れていった旅行会話集は、『ひとり歩きのフランス語自由自在』(JTBパブリッシング:ISBN4-533-04733-5)というやつです。
手ごろなサイズで内容も豊富、文例だけでなく関連知識というか場面ごとに用語集が解説が付いています。たとえば、典型的なホテルの部屋の設備とか、道路標識とか、ガソリンスタンドで給油する手順とか。こういった関連知識がフランス、せいぜいベルギーやスイスについての説明であって、カナダでは通用しないところもあったりするわけですが、それはまあしょうがないよな。
ひとつ非常に面白かったのは、「日本を紹介する」という場面が設定してあってですね、たとえば「日本の人口は1億2千万人です」とか「丸の内では1平方メートルの土地が1800万円もします」とかいった文例が用意してあるんですね。「日本人は長い休暇を取りません」、うむ、この文例が私としては購入の決め手になったと言えるかもしれません。……もっとも、3回ほどこのことを言ったのは全部英語だった。

ひとつ疑問なのは、この手の会話集で「飛行機を予約する」とか「ホテルを探す」とかいったシチュエーションが設定してあることなんですけどね。
だって、そういうことは日本を発つ前に済ませる旅行者が大多数のはずで、旅先で宿を探すということはもっと違う局面、事故で予定がめちゃくちゃになったとかバックパッカーが安宿を探すとかいったシチュエーションでなければ意味がない、つまり紙面の無駄ではないかと思うんですがどうなんでしょうか。

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 ケ】そんなわけで
 2005/10/11 10:12
塩見真一
帰ってきてから、風邪ひいたりPCを再セットアップしたりあったけど、とにかく書き込みが追いつくのにまる2週間かかりました。旅行中に書き溜めておいた分もあったのに。なるべくリアルタイムの感覚で、後になって考えたことなんかは抜きにして書いたつもりだけど、それもまた難しかった。

どうも思うに、今回の旅行そのものになにやら焦りのようなものがあったように思います。行きたいから行こうというのではなく、なんかとにかく行かなきゃならないみたいな、せっぱつまったような意識がどこかにあった気がする。

それはそれとして、どうも私の旅行は事故にあう確率が平均以上に高いようで、少なくとも今回の盗難と2003年3月のスリップは笑い話で済ませておけない本物の事故だし、これはどういうことかなといささか考え込んでます。
まあ、ほかに無事だった旅行もたくさんしてきたわけだし、どちらの事故も取り返しのつかない大事故ではなかったわけだし、べつだん気にする必要はない、かもしれませんが。

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 ケ】第9日の0.5:帰着
 2005/10/10 13:22
塩見真一
成田空港に着きました。銚子沖で旋回したあたりからちょっとボーっとしてしまって、突然どんと接地して驚きました。
42Aの彼女はこのまま乗り継いでバンコックへ向かうそうです。トロントの時間だと午前4時、眠たそうです。帰りは日本で2日ほど過ごすのだそうですが、いい旅になりますように。

荷物はすぐに出てきました。税関で、申告するものはありますかと言われたので、カメラを盗まれてきたけどそれは申告する必要がありますか、と言ってみました。
リムジンバスに乗って新宿へ向かいます。雨が降り出し、渋滞につかまり、30分ほど余計にかかって新宿に着きました。乗るときに預けたスーツケースは係員が下ろして、半券と引き換えで受け取りました。まったく、どうして空港はこういうシステムにしないのだろう。

とりあえず事務所に寄ります。まる1週間ぶりのオンラインで、まあ普段の書き込みペースから言ってそれほどおかしくは見えないはずだけど、帰国したことの報告はしておかないといけない。
事務所に着いたら、隣の部屋の人がちょうどでかけるところで、おやどちらか行ってらしてたんですか、と言われました。

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 ケ】第8日の3:AC001便成田行き
 2005/10/10 13:19
塩見真一
モントリオールからトロントまで飛んで乗り継ぎ。2年前は国際線の出発ロビーに売店もカフェも何もなかったのが、今度はかなり充実しています。周りは日本人だらけです。さっきからずっと日本人ではないフリをしているのですが、誰も話しかけてこないので意味がありません。いや、効果が上がっている証拠かな。
指定された席は42C。2列座席の通路側で、窓側の42Aにどんな人が座るのかたいへん気になります。……日本人だったら嫌だなあ、若い女の子ならともかく。
とか思っていたら、ほとんど出発間際になってExcuse meと言ってきたのは黒人の女の子でした。けっこうかわいい。甘〜い声で、トロントに住んでいて、友達とバンコックへ旅行に行くところだそうです。
友達とは席が別れてしまったそうで、中間席なんだけど代わってはもらえないだろうかと言われました。その両側の人はどんな人かなあと言ったら、んーあなたが好きじゃなさそうな人たちだわ、と言われました。……あれ?つまり私は日本人の団体旅行者は嫌いだってことをそれより前に、ほとんど開口一番で言ったことになるなあ。んーたしか、日本人団体の一人が手荷物のことでなにやらどたばたし始めて、もうゲートを離れて滑走路に向かってるところだってのにあちこち荷物棚を開けてみたりなんだり、そんなことを添乗員に手伝わせてやってたのですよ。それを見ながら私はThey don't do anything by themselvesと言ったんだったと思う、とにかく、彼女は理解して、気を使ってくれました。
嬉しかったな。だってこれ、日本人に日本語で言ったってなかなか理解してもらえないことですよ。特にこういう、日本へ帰る飛行機にたくさん乗っている人たちには。だから私は日本人ではないフリをしたくなるわけです。

いやまあそれはさておき、どこへ行ってきたかと聞かれたのでマドレーヌ島だと言うと、あーとても美しいところだと聞いたことがある、と彼女は言いました。じゃあとても美しいところだと見せてあげよう、というわけで、またスライドショウを見せてやって絵葉書を進呈しました。9部持ってきたのが、ちょうどこれで全部なくなりました。

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 ケ】第8日の2:空港にて
 2005/10/08 13:02
塩見真一
エアカナダのバゲッジクレイムオフィスに3回電話したけど誰も出なかったので、7時、早めにとにかく空港へ行くことにします。ホテルをチェックアウトして、すぐそこのシェラトンまで荷物を引っ張って行って……軽いなあ……、バスを待ちます。なかなか来ない。あ、女子高生がこっちへ来る、カメラカメラ……はぅ、行っちゃったよ。運が無いとこんなことも満足に行かんのだ。

空港に着いて、土産物を買って荷物の中に入れてチェックインします。荷物の中のカメラが盗まれたことを言うと、いっぺんバゲッジクレイムカウンターへ行って届出用紙に記入しなさいと言われました。どうせ保険をかけていないのだというと、You must take chance.と言われました。
バゲッジクレイムカウンターへ行くと、バゲッジクレイムオフィス宛に手紙を書きなさいと言われました。バスの中で航空券に付いている運送約款を確かめてみたところ、預けた荷物に関する補償は1kgあたりいくらとかで、せいぜい4万円ていど。もともと高額品は預けるなというルールなんだからしかたないけど、請求するだけ面倒です。補償は期待していないと言うと、しかしそういうことが起こったという報告はするべきだと言われました。
こう、前回もそうだったけど、エアカナダの係員はそれぞれ微妙に違うことを言います。まあ、それぞれ筋が通ってるし、前回と違って二人とも丁寧に応待してくれたから、いいのだけど。

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 ケ】第8日の1:日本へ
 2005/10/08 13:00
塩見真一
えー、やられました。
夜中にフロントから電話で荷物が届いたと知らせてきたんだけど、もう寝てるからと言って朝まで預かってもらいました。朝、届いた荷物を開けて妙にスペースが空いてるなと思ったら、カメラバッグがそっくりなくなっていました。

ちょっと、さすがの私も、たいていのことは塞翁が馬だと思って受け容れる私だけど、こいつは、参りました。
鍵は、ジッパーに小さな南京錠を付けてあったのですが、器用に開けてまた締めてありました。南京錠のラバーカバーが剥かれていて、スーツケースの上のほうで締めておいたのが横に移っていて、開ける前にちょっと変だなとは思ったのですが、それだけ。スーツケースには傷ひとつない。明らかに意図的だし、手馴れた者の仕業です。
手馴れたというか、なんともあくどいやりくちだよな。こんな手合いにやられたというのはとてもくやしいけど、取り戻す可能性はゼロ。今日帰国するからというのを抜きにしても、どうしようもないです。

ホテルのフロントには申し出ましたが、航空会社に言えということで、まあそうだろうなあ。あと言ってみるとしたら警察、警察に報告して証明書を出してもらって、それで保険金を請求する……のが普通の手続きだけどな。

とにかく着替えは戻ってきたので、シャワーを浴びながら考えました。
カメラとレンズ3本にそのほか、限度額いっぱいいっぱいぐらいだろうけど、かけてあればおりただろうに。保険をかけなかったときに限ってこういうことが起こるのだ。

C'est la vie!
それが人生さ!

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 ケ】第7日の4:モントリオール
 2005/10/04 10:51
塩見真一
さて、どこかへ行ってしまったスーツケースのことですが、さらに面白いことになってきました。晩の9時になってもまだ届かないのだ。

状況から言うとケベックに置き忘れられている可能性が高いのですが、しかしそうだとするとモントリオールへ運ぶ便は十分にあるはずで、この時間になっても届かないということはもっとやっかいなことになっているものと推察されます。どこかへ行く飛行機に間違って載せられてしまったとすると、たとえばマドレーヌ島みたいな僻地へ行く飛行機だったりすると、明日の朝までに届くかどうか怪しい。空港で受け取ることになるかもしれないし、下手をすると身ひとつで帰国して後から荷物が追っかけてくるということになりそうです。こういう場合も税関では別送品として申告しないといけないのかなあ。

……て、冷静だな、オレ。もっと悪い可能性は、モントリオールのバゲッジ・ピックアップで誰かが持って行ってしまったという可能性で、それがもし故意だったら出てくる見込みはない。そんなことはありそうにはないけど、しかしありうるわけだし。
だいたい「もし」とか言ったってだな、カナダとケベックの旗などというはっきりした目印が貼ってあるのだ、誰かが持ち去ったのなら故意に決まってる。

このホテルでは電話が使えるけど、ACアダプタは荷物の中だし、ここまできたらもういいやって感じ。ネットにつなぐためにごそごそするパワーがありません(人間にもPCにも)。とりあえずさっさと寝て、明日朝早めに起きて荷物のことをどうにかすることにします。

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 ケ】第7日の3:モントリオール
 2005/10/04 10:50
塩見真一
ホテルへ着くと15時、チェックインして街へ出ます。モントリオールで宿泊したことは、ええと、6回ありますが、いつも夜になってから着いて翌朝一番で発つという行程で、食事も買い物もしたことがありません。まずは観光名所の多い旧市街のほうへ行って、ぶらぶらと中心部へ戻ってくるというつもりでしたが、時間も少なくなってしまったので、街の中心部だけをうろついてみることにしました。

歩いているあいだに見たもの。コペルニクスの銅像、駅、地下街、Sushiバー、聖堂、美術館、マンホールの蓋、美術館、大学、教会(工事中)、ひつじ雲。
覗いてみたお店。Indigo(本屋)、Chapters(本屋)、雑誌屋、中古ゲーム屋、HMV。Tokyo Pops(マンガ)の品揃えは、んー、どうもあまり印象に残っていないです。スーツケースが出てこなかったときに荷物になることを考えると、ぜひ買って帰ろうと思うようなものはなかったです。HMVではセリーヌ・ディオンを探してみた……のはケベックでの話だ、アニメのDVDがどんな感じか見てみました。「Galaxy Freulein Yuna」があったけどギャラクシーエンジェルはなかった。

コンパクトカメラでは写真が撮れないくらいに薄暗くなってきたので食事にします。そういえばまた朝昼食べてなかった。迷ったあげく、イタリアンにしました。チキンのペンネとスープ(またはサラダ)とコーヒーで12.95ドル。量こそアメリカンサイズでしたけど、味も歯ごたえもしっかりしていて、アタリでした。ウェイトレスの子がまた、かわいくてね。ちっちゃくて童顔で、ええと、ローラ・インガルスを思い浮かべていただければいいかと思いますが、ははあ、レシートにサインがあるぞ、んー、Jessica、だな。
そんなわけで、皆さんもモントリオールで食事をする機会がありましたらAylmer通りのPiccolo Piattoはなかなかよろしいかと。

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 ケ】第7日の2:モントリオールへ
 2005/10/02 20:58
塩見真一
えー、なかなか、面白いことになってきました。
預けた荷物が出てこなかったのだ。

ケベックで乗り換えた時点で、もしかしたらとは思っていたのだけど、やはり荷物の乗換えがうまく行かなかったみたいです。しかたないのでバゲッジクレイムに行って、見つかったらホテルに届けてくれということにして、市内行きのリムジンバスに乗りました。
ケベックは雨だったけどモントリオールはわりにいい天気。あーこの天気だったら重くても一眼レフ抱えてきてモントリオール市内で撮影するんだったなあと思ったり、でも機体故障と乗換えと荷物のことで4時間ばかり無駄になってしまったし、なんかもうめんどくさくなったなあと思ったりします。とにかくホテルへ行っていったんチェックインすることにします。

モントリオールの空港リムジンは、まず高級ホテルへ寄って客を降ろし、そのほかのホテルへ行く客はバスターミナルまで行ってそこからマイクロバスで送ってもらうというシステムになっています。これは3年前と変わっていないのだけど、はてどうも妙なほうへ行くなあと思っていたら、思いっきり遠くにできた新しいバスセンターまで連れて行かれてしまいました。こうと知ってたら、行き先の場所は知ってるんだし手荷物だけなんだし、高級ホテルで降りて歩けばよかった。乗り換えたマイクロバスがまた、いろんなホテルへ行く客を乗せてるからあっちへ行きこっちへ行き、またまた30分ばかり無駄になってしまいました。
まあ、歩かずに市内観光ができてよかったと思うことにするけど、しかし、老婦人(たぶんアメリカから来た観光客)が降りるたびに運転手が私らをほっといてホテルの玄関まで荷物を運んでやってチップをせしめるという光景は、見ていてあまり気持ちのいいものではありませんでした。ばあちゃんたら気前よく5ドル札出しちゃうしなあ。
リムジンバスはタクシーと違いノーチップで済んで気楽、だったんですが。

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 ケ】第7日の1:モントリオールへ
 2005/10/02 20:53
塩見真一
朝まだ暗いうちにマドレーヌ島を発ちます。朝食は要らないと言ってあったけれど、宿の人、モニカがコーヒーだけ出してくれました。
例のわさび、南の島のオーベルジュの主人にお土産として持ってきたのだけど会えなくて渡せなかったやつです。日本に持って帰るよりはモニカに進呈しようと思って事情を説明したら、そのオーベルジュってMarie Hauteでしょパトリックに渡しておいてあげるわよ、と言われて驚きました。言われてみれば小さな島で同業者なんだし知り合いでもおかしくないのだけど、そういう可能性は考えてなかった。知り合いどころか、昔同級生だったそうです。

空港へ行ってまずレンタカーを返します。いやとにかく今回は、溝に落ちなかったし鍵も閉じ込めなかったしバッテリも上がらなかったしスリップもしなかった、無事に車を返してひと安心しました。

指定された席は窓側2Aだったのだけど、見るとそこに女性が先に座っていて、このままでいいか、と聞かれました。ときどきあるんだ。
まあどっちでもいいやと思ってOKと言ったのがきっかけになって、例によってフランス語を話しますかから始まっていろいろと話をしました。彼女は、夏はマドレーヌ島のガーデンで、冬はモントリオールのシネマで働いているそうです。マドレーヌ島へは何をしに来たかと聞かれたので、こんなこともあろうかと思って持っていた例の絵葉書を出して、今回撮った写真のスライドショーを見せてやって、まあつまり、また一人知り合いができました。

ケベックへ着くと雨が降っていました。日本人の爺婆が添乗員付きで乗ってきたのですが、そのほかにエンジニアが乗ってきてなにやらパネルを開いてごそごそやっていて、結局なにやらメカニカルトラブルということで飛行機から降ろされてしまいました。前にもいっぺんケベックで乗り換えさせられたことがあったけど、とりあえず待てと、どうなるか全然わからないそうです。
まあ、じたばたしてもしょうがない。モントリオールでは街をぶらつくだけのことだし、雨が降ってるのでは急いで行く理由もないです。今日の成田行きや他の便に乗り継ぐ人々は一騒ぎして、他の便に乗り換えて行きました。
しかしそれにしても、いやというほど日本人がいます。添乗員付きの爺婆集団、なんというかまあ、日本人の中でも特に見映えのしない人々で、やれやれ。早くも「日本人ではないフリ」をしたくなってきました。

そのうち呼び出されて乗り換え便のボーディングパスを渡されました。10:45の8711便、1時間ぐらいの遅れでモントリオールに着けそうです。

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 ケ】第6日:マドレーヌ島
 2005/09/29 10:28
塩見真一
天気予報のとおり、昨晩から雨になりました。雨というより嵐というような激しさだったのですが、朝になってみるとだいぶ落ち着いていて、出歩くことはできそうです。が、今日はカメラを置いて、のんびりすることにします。発電所や博物館を見学してみるにもいい機会でしょう。

朝食のとき、隣のテーブルの人が話しかけてきました。ケベックから来た観光客で、マドレーヌ島は30年ぶりだそうです。食事の後で写真を見せてやり、英語とフランス語とまぜこぜにしながらあれこれ話をしました。

ちょっとうとうとしたのがはっと気が付くと11時半。天気はだいぶ持ち直してきました。まだ曇っているけど、空がところどころ明るくなっています。カメラもとりあえず車に積むだけ積んで行くことにします。
島の西側、Cap du Phare(灯台岬)というところへ行ってみます。赤い砂岩の崖がそそり立っている景勝地ですが、強い西風と波がもろにぶつかって、しぶきが崖より高く吹き上がって飛んでくる、ものすごい荒れ模様になっています。灯台のところから崖の上に出てみたのだけど、こいつは怖かった。ここで海に落ちたら、たとえ保険かけてあっても助からないもんなと思いました。

発電所へ行ってみました。島の中ほどにあって、たぶん火力発電所、グルグルした特徴のある煙突が6本並んで立っています。正直なところ私としてはこいつは邪魔でねえ、なんかこう、いい風景なのに妙に目に付く煙突が写り込んでしまって絵にならないことがしばしばあってずっと気になっていた物件なのですが、観光ガイドによると内部の見学ができるらしくて、いっぺん行ってみようと思っていたところです。
が、行ってみるとそれらしい掲示も何もなく、作業員らしい人に尋ねてみるとIt's finishedと言われました。今年の分は終わったということか、去年で終わったのかはわかりませんでしたが。

南の島にある海の博物館というところへ行ってみて、また例のオーベルジュへ行ってみましたが、今度は完全に閉まっていました。おいおい、あいつ明日ならと言ってたじゃないかーと思ったけど、でも表のドアには鍵がかかってるし、一回りしてみても誰もいない。
お土産に「おろしわさび」を2本ばかり持ってきてあって、さてどうしたものかなあと思っていたら猫がすり寄ってきました。猫にわさび?

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 ケ】第5日:マドレーヌ島
 2005/09/29 10:27
塩見真一
まだ暗いうちに目が覚めてしまったので、三脚とカメラとかついで外へ出ました。天気予報によると今日の夕方から明日いっぱいは雨になるそうなので、頑張って今のうちに撮っておかないと。
満天の星空……だとよかったんですが、月が出ていて、雲がかかっています。適当な家を選んで、月や沖の漁火やオリオン座をバックに夜景を撮ってみます。東の空が赤みを帯びてきたところで、昨日見つけた階段を降りて浜へ出て、日の出を撮って、宿に戻ります。

朝食を済ませて、準備をして、出かけます。途中で、おなじみのドラッグストアに寄ってカミソリと爪切りとミネラルウォーターを買って、南の島へ向かいます。
南の島の東端からエントリー島へ向かって砂嘴が突き出しているので、その突端まで歩いていってみるつもりです。その名もSandy Hook、長さ6kmぐらい、幅300mぐらいの細長い砂丘、実は今回の旅行のメインイベントです。
……済んでみるとたいしたことはなかったけど、逃げ道のまったくない砂嘴を一人でカメラと三脚かついで往復12km歩こうというのは、私としてもけっこう思い切りの要るプランでねえ。カメラバッグとか服装とかビーチサンダルとか日焼け止めとか水筒とか、荷物の大半はこのプランのために用意したものだったりします。
まあ実際はたしかにどうってことはなくて、砂嘴のむこうのエントリー島や蟹の甲羅や海草の束や人の足跡や砂の上にできた模様を眺めながら淡々と歩いていくと、いつのまにか突端に着きました。エントリー島は間近に見えるし、鳥がやたらに集まっているし、波が左右から来てぶつかっているし、本島との間の海面が盛り上がって見えるし、ランドクルーザーで乗りつけて来るやつはいるし、なかなか不思議な空間でした。

この砂嘴をねえ、ヴァニラの手を引いてぽくぽく歩いている私の姿が目に浮かぶんですが、……やっぱヴァニラなんだよな、他の子では絵にならん……、いやこれが歩いているあいだに思い浮かんだものなのか、行く前に思い浮かんだものなのか、いまいち判然とせず。

車を停めておいた場所まで戻ると17時でした。3時間歩いて、2時間写真撮っていたことになります。
2年前の正月に泊まったオーベルジュで夕食にしようと思って行ってみましたが、見覚えのない若い男が出てきて、今日はクローズドだと言われたので、そのまま帰ってきました。

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 ケ】第4日の2:マドレーヌ島
 2005/09/25 21:32
塩見真一
着いたよ。
晴れてるよ。
雲が飛んでるよ。
陽射しが明るいよ。

いやほんと、こんなにいい天気の日はここではあまりないはずです。やっぱりその、オレはここへ来るために来たんだなあという気がしてきます。
とにかくレンタカーを借り出して、荷物を積んで、カメラだけ出して、さて行こうかと思ったら、Are You Mr. Shiomi? と呼び止められました。宿の人が迎えに来てくれていたのです。それは予想外のことで、たいへんありがたかったのだけど、とにかくこの好天のうちは風景を撮りたい。7時ぐらいに行くからと言って別れましたが、よく考えたらとりあえず着いていって宿の場所だけ確かめておけばよかった。後でちょっと苦労しました。

マドレーヌ島の風景は3年前の夏と変わっていません。丘は少し枯葉色がかってるけど、この道もあの家も見覚えがあります。……とはいうものの、きょろきょろしてると危ないし、ちょこちょこ車停めて写真撮ってるとすぐ時間なくなってしまうし、周りの景色をなるべく見ないようにしつつ、あらかじめ狙っていた場所へ向かいます。
ちょっと違うところだったけど、車を停めて、カメラと三脚とかついで丘に登ります。いい眺めです。一回り撮って、車に戻って、また少し行って、丘に登って、……以下省略。

約5時間、187カットで751MBでした。

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 ケ】第4日の1:マドレーヌ島へ
 2005/09/25 21:31
塩見真一
朝早く起きて、荷造りをしました。
荷物が意外に多くて出発前に計ったら23.5kgもあったのですが、お土産物のことを考えると何か減らしていかないといけないので、とりあえず東京ゲームショウのパンフレットなどはここで捨てていきます。朝食を済ませて、タクシーを呼んでもらって、空港へ行きます。日本人の団体にぶつかりました。

モジュラジャック付きの電話機があったのですが、ほら見ろというかなんというか、クレジットカードは受け付けられずモデムは発信音を検出せず。ATコマンドをごそごそしてみる余地はあるだろうけど、もうATDTとA/しか覚えてません。マドレーヌ島でのネット接続がここより便利なはずはないし、まあ、ここまで来てしまったらもうじたばたしてもしょうがない。モントリオールのホテルからまとめて、……いや、もしかしたら日本へ、新宿へ帰ってからまとめて書き込みすることになるかもしれませんが、そうなったらそうなったでいいや。

たぶんマドレーヌ島行きの飛行機が着きました。それではみなさんごきげんよう。

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