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2012年望春の掲示板

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 希望を灯す、未来を照らす
 2012/03/11 23:07
塩見真一
ちょうど1年後のその日が日曜日だというのはどういう偶然だかわかりませんが、私は昼前に新幹線に乗って、郡山へ行ってきました。
郡山に着いて遅めの昼食を取り、街を少し歩き、14時46分には黙祷し、16時から「ふくしま復興の誓い キャンドルナイト」という催しに、参加したというのはおこがましいですが、見てきたというほど部外者的でもなく、まあでも石巻や大槌を見てきたのと同じだよな、見てきたというのが適切でしょう。時折ぱらつく雨の中、高校生の合唱を聴き、近隣の市町村長さんたちの挨拶を聞き、キャンドルに火を点け、写真を撮ってきました。

ウチの娘たちはというと、高崎・大宮・国立と脱原発集会に駆け回っていて、つまりどれかには行くべきだったのですが、ちょっと考えて、福島に寄り添うほうを私は選んだのでした。まあ、見に行くだけで寄り添うとか言ってもしょうがないんですが。

一月ほど前に葛尾中学校の掲示板を見つけて、部外者ながら、そこの常連になりつつあります。常連と言っても、もともと全校生徒47名の学校ですから投稿している人がそもそも数えるほどしかいないわけですが、いずれにしても私としては、ここでひとつ縁をつなぐことができたと考えているのです。

やっぱりねえ、人は人のために動く、縁があってこそ行動できるのですよ。
校長先生や生徒さんたちとつながったからには寄付申出書を書く手にも力がこもる、金額も増やす気になる。去年の苛々した無力感は影をひそめ、葛尾村で除染作業ボランティアとか募集されたら、日程次第で参加しようと思うくらいになった今日この頃です。

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 『伝保人』
 2012/03/10 13:38
塩見真一
猪苗代観光協会 平成22年4月1日第8版

うわもう1週間経っちゃったか。先週末に、福島県の猪苗代へ知り合いとスキーに行ってきたのですが、帰りがけに駅前の食堂でもらってきたガイドブックです。

新書判で190ページオールカラー。
まず巻頭に「猪苗代旅学」として、野口英世のこと、沼尻軽便鉄道のこと。それから猪苗代地区、翁島地区、吾妻地区、スカイライン、千里地区、月輪地区、長瀬地区、裏磐梯地区、会津若松市、喜多方市、と地域別のガイド。続いて、登山ハイク、花の小径、スキー場、歴史の小径、地元産品・物産紹介、体験観光と、テーマ別のガイド。各ページの下に「いなわしろ自慢」と、地元の人のお薦めが名前と顔写真つきで載っていたりします。

「伝保人」とは、自然や文化など地域の資産を保ち後生に伝える人、猪苗代町の観光振興は町民ひとりひとりがそういう人であることから始めよう、ということらしいです。
 その第一歩として、まず町民が「地域のことをもっと知ろう」という目的で作られたのがこのガイドブックです。
……と、まえがきみたいなところに書いてあって私は驚いたのですが、なるほど言われてみると普通の観光案内とはたしかに違う。というか、観光案内としてたいして評価していなかった、タダなんだしこんなもんだろと思っていたけど、そもそも観光案内ではなかった。食堂のおやじさんがこれ面白いよと言っていたけど、それは言葉どおりの意味だったんだと今頃気がついたのでした。

おっちゃん、ソースかつ丼食べきれなくてごめんよ。包んでもらった分、家に帰って晩御飯にしたよ。冷めてたけど、悪くはなかったよ。

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 『木を植える男ポール・コールマン』
 2012/03/08 09:35
塩見真一
菊池木乃実 角川書店 ISBN4-04-883923-3 平成十七年五月二十八日 定価:本体1600円(税別)

なんとも困ったことに、なんとも胡散臭い本。
某書店では「旅行」のサブジャンル「探検・冒険」という感じの棚に、たとえばチェリー・ガラード『世界最悪の旅』とかシャクルトン『エンデュアランス号漂流記』とかいった本と並んで置いてあります。私はスコットの南極探検記が死後100年で出版されないかと思ってその棚をしばしばチェックしているんですが、なかなか出ないもので、アルバーノフ『凍える海』とかキャラハン『大西洋漂流76日間』とかスローカム『スプレー号世界周航記』とかラウィッツ『脱出記』とかにも手を出して、それでも出ないもので、とうとうこの本に手を出してしまった。やー、「木を植える」「4万2000キロ徒歩の旅」を私がこれだけ見送り続けるのは何か理由があったはずですが、なんだろうなあ。

理由はいいとして中身について。ポール・コールマンという男、1954年イギリスに生まれ、富裕階級の使用人としての贅沢な暮らしを捨て、1990年から92年にかけてカナダからコロンビアまで12000キロ歩いたのを皮切りに、サンフランシスコ湾一周850キロ、サンフランシスコ→ワシントン+パリ→サラエヴォ7000キロ、グレートブリテン島一周6000キロ、ロンドン→ヨルダン+南アフリカ→ザンビア15000キロ、静岡→長崎1200キロ、歩いて野宿して木を植えて講演して、「アースウォーカー」と呼ばれ愛知万博では「地球を愛する100人」に選ばれた、という人なんだそうです。

そういう人の伝記を胡散臭いと言わなきゃならないのはなんとも困ったことなのですがねえ、あらためて説明するとして、とりあえずここで一段落。

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 この掲示板について
 2012/03/07 12:29
塩見真一
この掲示板は、2012年3月・4月用のメイン掲示板です。
まだ春はちょっと遠い感じなので「望春」としたのですが……、故郷の春を望んで叶えられない何万人もの人たちに、私たちは何をしてやれるものですかねえ。

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