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2011年晩夏の掲示板

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 Re: 『全国鉄路旅客列車時刻表 2011.07』
 2011/10/03 22:17
塩見真一
そうそう、まあ私も何度も撮ってるんですけど、電車のおしりってのは先頭には間に合わなくてしかたなく撮ったものですよね。カシオペアとかトワイライトエクスプレスだったらともかくサンライズのおしりは失敗の記録なので、公式には使えません。

さて、時刻表の情報伝達に関する検討に戻るとして、左は路線図。巻頭に全国路線図が載っているほか、左のような方面別の路線図が章ごとに載っています。このサイズだとぜんぜん読めませんが、右上の星印が北京で、その左下が石家荘、その左上が太原、一番下が香港と海南島、左端は成都と昆明です。つまり「京广方向」とは北京からだいたい香港・海南島・成都・昆明方面だということがわかります。

それで、このあいだの紙面に戻ると、下に「石家荘北←→太原」の表が見出しだけ見えていますね。私は「北京西←→太原」の表を見ているうちに、石家荘北を通っていることに気がついて、つまり下の表が上の表の一部区間だということに気がついて路線図でたしかめたのですが、しかし、なぜ分けてあるんですかね。下の表に載っている上下6本の列車は上の表に載せてもいいはず、たとえていえば福島−新庄の「つばさ」を東京直通の「つばさ」と別の表に載せているような感じで、そうする理由が私にはわかりません。
わからないというか、下の表が「石家荘北←→太原」であって上の表が「北京西←→石家荘北←→太原」でない以上、石家荘に住んでいる人が太原へ行こうとしたら下の表を見ますよね。うっわ1日3往復しかないのか不便だなー、と思って7時53分に出る予定を立て、朝食抜いて石家荘北駅へ行くと、太原へ行く列車はなんと1日13本もある、北京からくる9時28分の列車に乗れば済むんだったとわかるわけです。
そりゃ腹減って気も立ってるだろうし、鉄道局の事故対応に批判が噴き出すのもこういうところに遠因があるのではないかと思われますな。

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 Re: 『全国鉄路旅客列車時刻表 2011.07』
 2011/10/01 23:52
みちる
わっ私の電話の待ち受けはドクターイエローのおしりです(^_^;)
先頭は間に合わなかったんです…

でも公式には使いませんね

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 Re: 『全国鉄路旅客列車時刻表 2011.07』
 2011/10/01 09:34
塩見真一
や、話ちょっと戻るんですけどさ、表紙の列車、こっち向きかむこう向きか、どっちへ向かって走ってると思います?

私は最初見て何かおかしい気がしていたんですが、しばらく見ているうちにおかしな気がする原因は線路の左右だと気がつきました。
むう、中国の鉄道って右側通行だったっけかなあ、でも例の事故の報道写真はいくつも見たけどこういう違和感は感じなかった、つまり日本と同じ左側通行なんだと思う。
ひょっとしてこれ逆版、フィルム裏返しに製版したんじゃないのか。いや、でも鼻先の「和偕号」ってちゃんと読めるし、……て、ルーペで拡大してみたら、オレンジ色のテールランプが写っているのに気がついたですよ。カバーがオレンジ色してるだけなのか点灯してるのかはっきりしないんですが、点灯してるんだったらこれは列車の最後尾、つまり向こうへ向かっている列車だから、左側通行でおかしくありません。

けどなあ、電車のお尻。
撮るかねえ、撮ってもこういう場所に使うかねえ。

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 Re: 『全国鉄路旅客列車時刻表 2011.07』
 2011/09/29 20:45
塩見真一
中国の時刻表では各路線の列車時刻がどのように整理して示されているか。たとえば12ページに載っている「北京西←→太原」の表は左のような感じ。これで1ページの1/6くらい、このページはたまたま小さな表がいくつも載っていて典型的とは言えないのですが、形式は大きな表と同じですし、小さな表でないと文字が読めなくなってしまいますのでね。

さてその形式ですが、特徴としてはまず、駅名が中央に並び、下り列車が左側に、上り列車が右側に示されていることです。列車の進む向きが左側では上から下に、右側では下から上になっているわけです。日本の時刻表だと、私鉄のページにときおりこういう形式がありますが、たいていは下り列車の表と上り列車の表が分かれていて、それぞれに駅名の欄があり、どちらも上から下へ列車が進みますね。
中国式だと駅名欄がひとつで済むので、紙面スペースが節約できます。特に列車本数が少ない場合にはその効果が大きいわけで、1往復とか2往復とかいった路線も少なくない中国の時刻表がこの形式であることはたしかに合理的です。行きと帰りが並んでいるのもメリットかもしれない。ちなみに、列車本数の多い路線でも、1ページに収まらなければ時間帯によって複数の表に分け、それぞれが中央に駅名・左に下り・右に上りという構造になっています。実を言うとこの「北京西←→太原」の表も2つに分かれていて、上にちらっと見えているのが前半部分です。

特徴のその2。表の上端、ヘッダとかマクラとかいう部分を見てみると、ここはスペースの無駄のような気がします。列車番号と、始発駅・時刻、終着駅・時刻が示してありますね。日本の時刻表でもこういう欄は時折ありますが、でもこんなにスペース取ることはない。というより、そもそもこの表は主として北京西←→太原の列車が載っているのだし、∧∨と−で始発・終着が示されているのだし、もっと縦長の表もあるとは言っても、あえて別に記載する価値があるような気はしません。始発終着の欄は省いて、例外的に表外から・表外へ走っているD194/191・D192/193列車についてちょこっと注記する、というのが、情報を整理する方法としては適切だとも思います。
まあ、文化の差かもしれない、中国の人には始発終着が一目でわかることが重要だと思われているのかもしれませんが。

というところで一段落。

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 『全国鉄路旅客列車時刻表 2011.07』
 2011/09/26 09:57
塩見真一
鉄道部運輸局 中国鉄道出版社 ISBN978-7-113-13165-4 2011年7月 定価:15.00元

時刻表を買いに行ったら、こんなものが置いてありました。システムの都合で日本語の文字で表記しますが、表紙をよく見ればわかるように現物は簡体中文、列車もよくよく見ればE2系ではなく「和偕号」。中華人民共和国の鉄道時刻表です。
7月号ってことは事故の前、350キロ運転のダイヤが載っているはずで、それはやはり興味深い。中国語はぜんぜんわかりませんが、そもそも時刻表は地名と時刻が並んでいるだけなんだし、簡体でも漢字だったらハングルよりましだろう、と思って買ってきたのですが、やー意外に面白いですよ。

ひとまず中身をざっと紹介しますと、まず巻頭に見開きで全国路線図。駅名とそれらをつなぐ路線が描いてあるだけですが、北京、天津、南京、上海、主な駅名はだいたい読めますね。杭州、福州、台北……へ? 台北と高雄と、台湾をぐるりと回る路線が右下に描いてありました。ううむ、そうか、日本地図帳で市町村の一覧に色丹村や蕊取村が載っているようなものだと理解できないではありませんが、いやしかし、中華民国の鉄道時刻表も見てみたくなったな。

続いて奥付らしいページと広告らしいページがいくつかあって、「使用説明」が1ページ。
本文としてはまず、たぶん「車次目録」、列車番号の順にどこからどこまで、何時何分発車の何時何分到着で所要何時間何分、空調の有無、1等座票/2等座票/硬臥票价/軟臥票价ってこれはきっと座席・寝台のクラスと運賃料金、あとたぶん掲載ページが一覧表になっています。めくっていくとさすが大陸、所要26時間とか38時間とかいう列車がぞろぞろ出てきて、最長は、んー、K1273/K1272列車、成都−杭州51時間02分、みたいです。
続いて「京广方向」「●海方向」「京●方向」「京九方向」「京哈方向」「京包方向」とつまり北京からみた方面別に分けた、路線ごとの時刻表。ふうむ、列車があくまで北京を中心にして走っているというわけでもなさそうなので、これは便宜的な区分だとは思いますが。
各路線の時刻表についてはまた改めて紹介しますが、路線というよりは運行系統別、何々線を走る列車、というまとめかたではなく、どことどこを結ぶ列車、というまとめかたみたいです。日本より欧米の時刻表に近いかもな。もっとも、コンパクト版だからこうなっているのかもしれません。
あと、各方面と同じレベルで「港九列車」「国際運送」「普通慢車」という区分があります。港九列車というのは九龍つまり香港行きで国際列車に準じて扱っている、のかもしれませんが、普通慢車というのがなんだかなぜ分けてあるのか私にはわかりません。
最後に「大站時刻表」、つまり駅ごとの時刻表があります。北京站、北京南站、北京西站……、と、どういう順序だかわかりませんが50駅ちょっと。何列車が何時何分に発車してどこへ何時に何分に着くか、空調はついてるか、始発か、何ページに載ってるか、という情報が並んでいます。列車の順序がわけわからんのですが、……うーむ、行き先ごとに発車時刻順になっている、みたいです。行き先の順序はいまいちわからないのですが、たぶん読みの順でしょう。

というところで一区切り。

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 Re: 『はじめる山歩き 奥多摩』
 2011/09/23 11:48
塩見真一
「はじめる山歩き」シリーズは登山地図としてどう工夫されているか。御岳山の頂上付近を見てみると、左のような感じであります。
赤青の太い2重線がはじめてコース、赤橙の2重線がチャレンジコース(ちなみにステップアップコースは赤紫の2重線)。
コースの脇にはあれこれ説明がびっしり書いてありますが、まあここは特にびっしり書いてあるところですね。「関東平野を一望するビューポイント」とかいった見るものに関する説明が青文字、注意すべきことたとえば「登りは「御岳山」方面へ」といった分かれ道の指示と「左側が切れた道の短いクサリ。注意して歩こう」とかいった危険箇所の指示が赤文字、「食事処やみやげ物店が並ぶ」「ゆるやかな登りが続く」「草原状で広く展望台がある。のんびり休憩しよう」といった、コースの状況が緑字と区別されています。
標準コースタイムが添えてあるのは登山地図ではよくあることですが、ふうむ、普通より短く区切ってある感じです。
あと、ここにはないけど、コースの様子が小さな写真で添えてあったりするのと、ケーブルカーを降りて歩きだす御岳山駅前と、青梅線の御嶽駅前……あぃゃ駅名は「御嶽」でしたか、私ゃずっと間違えてたですよ……には拡大図が付いています。

さてそれで、ううむ。
私が想定読者層に属していないことははっきりしているので、つまり私が感想・批評を言うのは的外れというより隣の的を射るようなものなんですが、そうだなあ。

狙いは正しいと思うんですよ。たいていの登山ガイドがルートを文章で説明していてそりゃ無理だと何度も言ってきていますが、その無理は地図に説明を添えることで解消できるだろうと思っていた。
けどこの地図を見ると、よぉっしこれこれこうすればいいんだよ、とは思えない。これでルートがよくわかる気はしない。
……そういう狙いじゃないんだろうなきっと。

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 Re: iPhone用外付けキーボード
 2011/09/20 16:00
みちる
この夏からiPhone使ってます。

キーボードは二つ折りです。意外と反応は早かったです。
口述筆記が出来る程度に高反応 といえばわかるでしょうか?
真ん中に来る「B]がちょっと打ちにくいですね。
候補の出方がiPhoneなのでまぁ…なのですが、それでも問題は起こらなかったです。

…写真載せろって?(苦笑)

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 Re: iPhone用外付けキーボード
 2011/09/20 08:57
塩見真一
また妙なものを、てゆうかiPhone使ってたんですかみちるさん。
私は昔、ええとPalmVを使っていたときですね、外付けキーボードを使ってみたことがありました。4つに折りたたんであるのを広げて、PalmVをポンと乗せて。キーボード自体はけっこういい感じでしたが、PalmVの処理能力がぜんぜん追いつかなくて、かたかたかたっとキーを叩くと1拍おいて画面にたらたらたらっと表示される、変換すると1拍おいて候補が表示されるという具合。使うというほど使わないうちにどこかへ置き忘れてきてそれっきりになりました。

で、そちらはどうでしたか。

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 iPhone用外付けキーボード
 2011/09/18 19:31
みちる
ちょっと事情があってとある会合の議事録件報告書を作るのを手伝うことになりパソコンを持ち込むつもりが…13.3インチはやっぱり重い!ということでiPhoneにキーボードを付けることにしました。


いや、衝動買いとかじゃなくて(^_^;)前々からいろんなセミナーとかで最終的にブログ記事にするのに悪筆のメモと格闘するのがなんだかなぁと思っていたのでいいきっかけでしょう。

あとiPhoneが白なのでキーボードの白があると聴いて飛びつきました(やっぱり衝動買いじゃ…)

Amazonのお急ぎ便を使ったのですが…プレミアム会員になれとか言われちゃってとりあえず一ヶ月無料なので一ヶ月切る前に解約します。…お急ぎ便料金って一応設定してるのにこれはなんだろう?時間のあるときにゆっくり良く読んでそれも書き込みます。

単四乾電池二本で動くのですが電池も付属してましたこれはありがたい♪

とりあえず明日初の出動です。
きちんとログを残せるか若干の不安を持ちながら頑張ります。

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 Re: またデスクトップPC作り替え
 2011/09/17 09:15
塩見真一
またまたまたまたまたしても、Windowsが起動しなくなりました。よりによってStandbyDiskが原因らしいです。

Windows7対応の「StandbyDisk 5」をインストールしておいたのですがなかなかバックアップする機会がなくて、ようやくえみりからあんじぇにバックアップして、これで安心と思ったら翌朝起動しなくて、Boot Managerがいないとかいうメッセージが出たんですね。むぁあ何が起こったんだ、けどこういうときのためにスタンバイさせてるんだし慌てる必要はないよねと思ってあんじぇから起動しようとしたら、なんてこった、そっちもまた同じことになる。
はっそういえば!旧PCのシステムをえみりに移すときにもStandbyDiskを使ったけど、そのあとえみりを起動しようとしたらこれと同じことになった。あのときはマザーボードの設定も変えたからしかたないかと思ってあっさり諦めてクリーンインストールしたけど、あれもつまりStandbyDiskのバグだったのかもしれない。

発売元のWebサイトへ行ってみたら案の定というかなんというかまったくもう、アップデートが出ていました。「・特定の環境下で、スタンバイディスクからWindows 7 システムが起動できなくなる問題を修正しました。」って、ウチはスタンバイどころかメインが起動できなくなってるんですけどぉ。

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 『はじめる山歩き 奥多摩』
 2011/09/14 09:29
塩見真一
− 昭文社 ISBN978-4-398-75072-3 2011年 [本体700円]+税

登山地図という情報伝達手法の研究として、少々特徴的な登山地図を買ってみました。丹沢、富士山、高尾山、尾瀬、六甲山、屋久島とシリーズで出ていますが、つまりそのへんが登山入門者に人気がある山域なのでしょう。奥多摩版を選んだのは、以前自分でだいたい登ったことのある山域だし、高尾山より山らしいし、あと、某ファンクラブの「世もSKiも山ガールですよ」というイベントで久しぶりに御岳山に登るので……あー、実を言うと登ったのは5月です。つまりこの地図も5月から積んであったわけです。ちなみにそのイベントは御岳駅集合で、私はだいぶ早めに行ったのですがついうっかり乗り過ごして鳩ノ巣まで行ってしまい、越沢から大楢峠を経て御岳山頂まで駆け登って行ったらみんなが後からケーブルカーで登ってきたという、まあそんなしだいになりましたです。
まあそれはそれとして。

文庫判の一回り小さいくらいの紙ケースに折った地図が入れてあり、取り出してみると耐水紙、広げてみると表面は「山と高原地図」をベースに初心者向けのお薦めコースを強調した20000分の1登山地図、裏面はコースガイド・周辺ガイドと地図の読みかたや山歩きの基本、という感じ。
お薦めコースとして載っているのは、まず「はじめてコース」がケーブルカーで御岳山へ登り日ノ出山からつるつる温泉へ下るコース。つるつる温泉へ下ったことはありませんが、御岳山から日ノ出山はよく整備されている、初心者でも、ジーパンにスニーカーでもショルダーバッグにペットボトルのお茶でも大丈夫なコースです……雨が降ったりしたらその装備じゃちょっと辛いだろうけど、まあなに、ちょっと辛いくらいで済みますよ、たいてい。
次に「ステップアップコース」が高水三山、軍畑駅・高源寺から高水山、岩茸石山、惣岳山と回って御岳駅へ下りるコース。私はいつも御岳駅ではなく沢井駅へ下って軍畑へ戻るのですが、知っている範囲で言えばたしかにいいコースですよ。展望はちょっと物足りないけど面白い、快速が停まらない無人駅で降りるし、ひなびた集落も通るし、遊歩道じゃない山道も登るし、おっかない下り坂もあるし、柄杓で汲む水場もあるし、ちゃんと山登りした気分になるでしょうね。
お薦めの3つめは「チャレンジコース」、はじめてコースと同じくケーブルカーで御岳山へ登り、鍋割山を経て大岳山へ登り、ロックガーデンを下ってくるというコース。私が大岳山へ登ったのはあっち側からでしたが、んー、どうだったかな、開けた山頂で富士山方面の展望がよいっていまこの地図にはそう書いてあるんだけど、そうだったかなあ、どうも記憶には残っていませんです。なんにせよ、御岳山頂まではじめてコースと重なっているのはどんなもんですかね。新しい山に登るほうがチャレンジらしいと思うけど、途中までは一度登った山というのも安心できていいという考えかたもあるでしょう。まあいずれにしても、コースが重なっているせいで地図が見にくくなっているのはデメリットだと思いますが。

と、いうわけで次が本題、この地図の表現について。

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 Re: またデスクトップPC作り替え
 2011/09/12 08:38
塩見真一
>デュアルドライブで片方を常用もう片方をスタンバイという構成にしたかったのでした。

バックアップと言わずにスタンバイと言うのは、「Standby Disk」というバックアップユーティリティを使うからです。ウチの会社ではこのソフトをもう5年くらい前、Windows2000+3.5インチIDEの時代から使っていて、実際に助かったことも一度あります。ウチのシステムからはもう外せないソフトで、もっと普及していいと思うんですがね。
何が便利かというと、システムごとバックアップできるので、バックアップがスタンバイになる。もし異常が起こったときにはBIOSの設定でブート順序を入れ替えるだけで、スタンバイドライブが元のシステムとまったく同じに稼働する。普通のバックアップよりも復旧が圧倒的に簡単で、ダウンタイムが短くて済むのです。
さらに、HDDを交換するにも便利です。HDDも消耗しますから、メインドライブとして1年使ったらスタンバイに回して休ませる、その間スタンバイしていたほうをメインに回して働かせる。そういうローテーションを取るのもジャンパを替えたりケーブルをつなぎ替えるだけで済むので、何年かそういう運用をしていました。

そんなわけでウチのHDD/SSDは原則メイン/スタンバイの2台1組なので、双子の名前を付けてあるのですね。「まなつ」「みなつ」、「ひとは」「もろは」、といった感じで、ドライブにラベルを貼って名前を書いておきます。
で、今度のインテル-510姉妹は、例のステッカーの子たちの名前がわかればそうしたところなんですが、わからなかったので、「えみり」「あんじぇ」という名前にしてあります。美人のほうがあんじぇですが、PCに組み込んでしまうともうどっちがどっちだかわかりません。むー、えみりがメイン、あんじぇがスタンバイになっているはずなんですけど。

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 またデスクトップPC作り替え
 2011/09/10 11:24
塩見真一
また3週間経ってしまいましたが、お盆で世間が休んでいる間にまたデスクトップPCを組直したのでそのご報告。ケースやマザーボードはもとのまま、SSD 64GB×2のRAID1だったのを120GB+120GBのデュアルドライブに置き換えたことが中心です。

RAIDで何がまずかったかというと、んー、はっきりした問題はないんだけどなんとなく不安で、ええとつまり、2台のドライブにデータがスライスして保存されているわけで、何かトラブったらデータを救い出せなくなるのが怖かった。理屈としてはバックアップを取ればいい話なんだけど、不安というのは理屈では片付かないものでもあるし、デュアルドライブで片方を常用もう片方をスタンバイという構成にしたかったのでした。
さて、SSDを交換するうえで不安なのは「プチフリ」です。RAIDを解除するんだからなおのこと、下手なSSDを買ってまたプチフリ食らうハメになるのは避けたい。最近のSSDについて調べてみるとプチフリはあまり話題になっていないみたいで、つまり心配しなくていいのかもしれないんですが、やはりここは定評を取ろうと、インテル510-120GBを2台購入しました。や、ひところはまさしく高嶺の花だったインテルSSDもまあまあ手の届く値段になりましたですね。

で、写真はそのSSDを買ったら付いてきたステッカー。や、買ったら付いてきたのであって、付いてくるから買ったのではありませんが、しかしインテルがねえ、こういう路線に進むんですかねえ。
まあ、「intel inside」ステッカーがこの子たちだったら、私もPCに貼ったかもしれませんけども。

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 『新白河原人』
 2011/09/03 11:01
塩見真一
守村大 講談社 ISBN978-4-06-364873-7 2011年8月5日 定価:本体1500円(税別)

「福島県の山中で自給自足を目指す漫画家の奮闘雑記」というオビのキャッチにひっかかりました。福島県で技あり、山中自給自足で合わせて一本、といった感じです。
福島県というのはつまり、6月20日に事故を起こしてから福島県にはひとつ借りができているのですね。折った反射板2本を弁償しないといけなくて、管轄の国道事務所に連絡したのだけど計画避難区域内なので修繕はもちろん検分もできず、結局いくら弁償したらいいかすら決まっていない宙ぶらりんなのです。もともと原発事故についてはできるだけ支援しようと思っていたし、ちょうど桃がおいしい季節ですから山梨産ではなく福島産を選んで食べていたりしますが、……て、なんか話がそれていきますね。

この本に話を戻すと、「モーニング」誌に2009年から2011年にかけて掲載された連載をまとめたもの。漫画家を27年やってきた著者が47歳のとき鏡を見てこれではいかんと思い直し……80キロで体脂肪率30%だったそうです……、新白河駅から車で10分のところに山林4町歩……100m×400mくらいですね……を購入し、自分で下草を刈り木を伐り根を抜き整地し、自分で丸太小屋を建てかまどを築き、自分で畑を耕して野菜を作り鶏を飼い、電気もガスも水道もないところで、ヨメと犬とともに生活を始める様子を描いたエッセイ漫画。文章2ページと漫画2ページがワンセットになってます。
丸太小屋の話が多いな。丸太を買ってくる、皮を剥く、基礎柱を立てる、水平を出す、床を張る、丸太を半割りにする、サドルを刻みノッチを切って積み上げる、ドアや窓を切り抜く、友人に手伝わせて棟木を上げる、ヨメに手伝わせて屋根を張る。分量が多いだけじゃなく、その部分は漫画が図解になっていて、丸太小屋を作る作業を説明する形になっている。要所をピックアップしてあるわけだし、見てると丸太小屋の作りかたがわかる気がする、自分にもできそうな気になりますね。

つまり、説明文としてかなり巧いのだと思うけど、しかしそれが逆にちょっと妙な感じにつながっているのかもしれません。なんかつまり「企画」っぽい感じがする、ほら漫画家にもできました、みたいな。
だって、チェーンソーとかユンボ(小型のパワーショベル+ブルドーザー)とか、素人がそうそう易々と扱えるものじゃないでしょ。エンジンのかけかたがわからなかったとかアームを回そうとしたら自分のほうが回ってしまったとかいった失敗のひとつやふたつあって当然だけど、そういう失敗談はないんですよ。書かれているのは木を伐ろうとしたらチェーンソーが挟まれて抜けなくなったとか雨の中整地作業をしたらユンボが泥にはまって抜け出せなくなったとかいった、応用上の失敗。機械の操作そのもので困った様子はなくて、つまり、著者がただの漫画家だというのは疑わしい。親が林業やってて高校生まで手伝っていたとか、趣味が土木工事で締め切り明けにはいつも穴掘っていたとか、地元の土建屋でユンボの操縦を練習させてもらったとか、なんかそういうバックグラウンドがなきゃおかしいですよ。

そんなぐあいで、書かれていないことがちょろちょろと顔を出しているのに気が付くと、どうもいろいろ気になり出しますね。丸太小屋ができるまでどこにどうやって寝泊まりしていたのだろうとか井戸が掘り上がるまで水をどうしていたのだろうとか、どうして丸太を削るのに電動カンナを使うんだろうとかどうして肉が冷蔵庫に入っているんだろうとか。
雑誌で1回分ずつ分けて読めば、気にならないのだろうと思いますが。

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 この掲示板について
 2011/09/03 10:59
塩見真一
この掲示板は、2011年9月・10月用のメイン掲示板です。9月の初めのほうならともかく、10月はもう晩夏じゃなかろうとは思うのですが、まだまだ残暑は続くでしょうし。
いやほんと、電力制限を解除して大丈夫ですかね、今日は土曜日なのに10時35分の時点ですでに80%。この先も暑い日がふらっと戻ってくることは十分ありうるわけで、まだまだ安心できないと思う。とりあえずウチの会社は9月も節電勤務を続けることにします。

このところ私も夏バテ気味で投稿も滞っているのですが、また引き続き、物を作ること・技術を伝えることを考えていくことにいたしましょう。

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