Re: メイル・メイカー 2011/08/13 09:54 | 塩見真一 |
や、その先生はバレエ漫画の登場人物として自覚が足りませんな。
てゆうか、踊る「バレエ」と球技の「バレー」は、発音が違うような気がするんですよ。私はどうもバレエは「ば・れ・え」と3音で、バレーボールの「ば・れー」とは違う音で発音しているみたいです(アクセントも違うのだけど、私がHLLとか高高低とか言うときっと間違いなので)。ミイラも「み・い・ら」であって「みー・ら」と発音するのは早口のときとか、なんというか、手を抜いたときですね。注2に挙げられている例もそうです。エイト、ペイント、レイアウト、スペイン、ケインズ、いずれも長音で発音するとかなりおかしい、まっとうな日本語とは思われません(サラダボウルとボウリングは長音でもおかしくない気がする)。つまりこれらは母音字を使うのが本来の書きかたであって、長音の例外として挙げるのは筋違いだと私には思えます。 まあ、発音が文字に引きずられている面もあるだろうとは思うんですが。
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Re: メイル・メイカー 2011/08/08 15:54 | みちる |
そうか内閣はそういう見解か(苦笑) まぁなんでそんなところに私が引っかかってるかというと…
いやこれはここに書く問題じゃないな
バレエはバレー(ボール)との関係もあるだろうなぁと推測 そういえばバレエ漫画で舞台での怪我を手術した先生が「バレーボール」を趣味でやっていて怪我をしたと勘違いして手術してそこからどんどん悪い方向に転がっていったのが有りましたねぇ | |
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Re: メイル・メイカー 2011/08/08 09:30 | 塩見真一 |
「メイル」「メイカー」問題について、まあ結論はわかってるんだけど、客先に置いてあった『新しい国語表記ハンドブック【第五版】』(三省堂 ISBN4-385-21136-1)にあたってみました。 平成3年6月28日内閣告示2号「外来語の表記について」というのが載っていまして、それによると…… 3 長音は、原則として長音記号「ー」を用いて書く。 〔例〕 エネルギー オーバーコート グループ ゲーム ショー テーブル パーティー ウェールズ(地) ポーランド(地) ローマ(地) ゲーテ(人) ニュートン(人) 注1 長音記号の代わりに母音字を添えて書く慣用もある。 〔例〕 バレエ(舞踏) ミイラ 注2 「エー」「オー」と書かず,「エイ」「オウ」と書くような慣 用のある場合は,それによる。 〔例〕 エイト ペイント レイアウト スペイン(地) ケインズ(人) サラダボウル ボウリング(球技) ……という具合で、「メイル」「メイカー」が適切かどうかはそう書くような慣用があるかどうかだと、いうことになりますね。 まあ、この告示は「よりどころ」であって…… 2 この『外来語の表記』は,科学,技術,芸術その他の各種専門分野 や個々人の表記まで及ぼそうとするものではない。 ……と前書きには書かれているので、「メイル」「メイカー」と書きたい人はそう書いてもかまわない、少なくとも内閣に文句を言われることはないのですけどね。 と、いうところで一段落。 | |
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Re: 「都市緑化とグリーンエコ」 2011/08/06 22:08 | みちる |
あとで読んでえんどう豆と勘違いしていたことに気がついた間抜けな私です。 昨年5月に家族で帰ったとき母がうれしそうに私の相方に「こういうの収穫したことないでしょ」とえんどう豆の収穫をさせてましたw もちろんその場で筋とって茹でて食べました
話がそれました
そうですよね庭なくてもいいですよね… 庭があると骨折したら娘に東京から飛んできてもらうなんてはめになりますからねぇと更に脱線(ついでに私に娘はいない) | |
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Re: 「都市緑化とグリーンエコ」 2011/08/06 10:01 | 塩見真一 |
摘心かあ、とにかく伸ばさなきゃみたいに思っていたので思いつきませんでした。 いや実はいっぺん伸びかけのつるが折れたので切り捨てて、脇芽が出て2本になってよかったよかったとか思ってたけど、そうかあれを計画的にやればいい、わけですね。端まで伸びたつるを折り返したりするよりよさそうだ。来年はそうします。
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Re: 「都市緑化とグリーンエコ」 2011/08/04 16:57 | みちる |
インゲンはふさふさと葉が出るタイプの植物ではなかったような気がしますがそれでそれなりに成長したような… 摘心はしましたか? (いやインゲンに摘心が必要かも理解できてないのですが)
うちはゴーヤのカーテンですが窓の内側はタンスと言う所にカーテンしちゃって意味無いじゃん!!になってます。 もう一回ぐらい摘心しておいたほうが良かったかなぁというのは後の祭り | |
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Re: 「都市緑化とグリーンエコ」 2011/08/04 08:20 | 塩見真一 |
| 賠償を払うのは当然だと言ったけれども、さて私はその賠償を払っているか。
払っていないことはないですよ。ここ数年、東京都の街路樹倍増計画にそこそこの額を寄付しているし、事務所のベランダではブルーベリーを育てています。 今年はさらに、グリーンカーテンを設けました。食べられるものがいいよなと思ってインゲンの種を蒔いたのですが、ひととおりつるを伸ばしたところで花が咲いて実が成りはじめたらぴたっと伸びが止まり葉が落ちはじめて、写真のとおりなんとも中途半端なカーテンになっています。成った実は茹でてバターをからめてパンにはさんで食べて、案外に旨かったのでそれはよかったんですが、しかしもう少し葉が茂っていてほしい。やはりグリーンカーテンに向く植物とそうでないのとあるのだろうなと考えているところです。
まあほんとのところは、屋上にせめて芝を張り壁面をツタで覆い、雨水をタンクに貯めて灌水とトイレに使う……ということをしたいんですがね、しょせんは借り物なんで、そう思い切ったことはできません。家を持ちたくはないんだけどなあ。 |
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Re: メイル・メイカー 2011/07/31 22:36 | みちる |
まあそんな頭になっているので、「的を射る」では、的に向けて矢を放つことを意味しているだけでその矢が的に中ることは意味していない、ように思える。「的を得る」のほうがよい結果になったことがはっきりする、合理的な表現だなあと、そんな気もいたしますです。 なるほど、でもまぁコトバができた成り立ちとしてはやっぱり「的をいたら命中する」んでしょうねぇ(苦笑) 的を得ちゃってもまぁ問題はないかもしれませんが日本語の学習がもう受け付けなくなっちゃった私としては辞書に載ってないコトバはどうしても突っ込んじゃったりします。 …のくせに「ご無沙汰ぶりです」とか訳のわからない日本語使ってますが | |
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Re: メイル・メイカー 2011/07/31 13:28 | 塩見真一 |
正射必中、フェイタルアロー! ……て、烏丸ちとせならともかく普通の人は、的を射たからといって必ず的に中るとは限らないもんねえ。
や、ちょうど先週リライトしていたドキュメントがエラーの説明、どういうときにこのエラーが起こるか、こういうエラーが起こったら原因として考えられることは何か、みたいなもので、普通は1ステップで考えている動作を細かく何段階にも分けてどの段階でどうなったかをきちんと書かなきゃいけない、たとえば「××した」と「××しようとした」の書き分けにかなり気を使うものだったんですわ。 んーつまり、「書き込んだらエラーになった」だとエラーにはなったが書き込み自体は済んでいることになる、「書き込もうとしたらエラーになった」とは意味が違ってしまうわけです。いやはやなんとも疲れる仕事でした。
まあそんな頭になっているので、「的を射る」では、的に向けて矢を放つことを意味しているだけでその矢が的に中ることは意味していない、ように思える。「的を得る」のほうがよい結果になったことがはっきりする、合理的な表現だなあと、そんな気もいたしますです。 | |
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「都市緑化とグリーンエコ」 2011/07/30 10:26 | 塩見真一 |
| ……という面接授業を、これまた3週間前の話になりましたが、和歌山へ行って受けてきたのでそのまとめ。
中身はまあ文字どおりなんですが、公園・緑地・街路樹・屋上緑化・壁面緑化・グリーンカーテン、街中に植物を植え育てることによって「地球に優しい」「人に優しい」都市空間を作ろうという話です。 植物は陽射しを遮り、太陽エネルギーを吸収し、水分を蒸散させて気温を下げる。なんでもある夏の日、新宿三丁目の交差点と代々木公園の芝生では7.8℃の差があったと、や、何度と何度だったのかノートしてなかったのですが、35.8℃だったら28.0℃ということですよ。こう聞いたら新宿三丁目交差点に木を植えたくなるじゃありませんか。
1日目は気候と都市気候、気候と植物、世界各地の植物、そして公園・緑地。途中でちょっと外へ出て、かんかん照りの日向と日陰の地面、アスファルトと芝生、樹木の幹と葉の温度を放射温度計で測ったりもしました。あらためて気がついたけど、生きている木の幹に触ると、はっきりわかるくらい冷っこいんですな。 2日目は緑化材料としての植物、植栽基盤ってつまり土、屋上緑化、壁面・室内緑化。途中でまた外へ出て、植え込みの土を掘ってみたりもしました。私は一瞬、自然の土壌ならともかくこんなどこかから持ってきたかもわからない人工の土を掘ったってなあと思ったんですが、造園の目で見ればもちろん意味があるわけです。これはいい土を入れてますねえ、と先生はおっしゃいました。
レポートの課題は、屋上緑化・壁面緑化には1平米あたり数万〜数十万円の費用がかかるけれども、その費用をかけてでも屋上緑化・壁面緑化を進める意義があると思うかどうか述べよ、というものでした。 私はもちろん意義があると思って交通費宿泊費かけて行っているわけですが、なぜ意義があると思うのかあらためて考えました。 出てきた答えはつまり、その費用は自然に対する賠償である、ということ。人間は自然を傷つけて都市を作ってきたのだからその賠償を払うのは当然だと思う、と、そんなことを書いて出しました。
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メイル・メイカー 2011/07/29 23:24 | みちる |
とあるコミュニティで…というのは反則なんでしょうが日本語の話題ということでご勘弁を。
メールを「メイル」、メーカー(この場合製造会社のこと)を「メイカー」と表記する人がいて、どう突っ込んでいいやら困りものです。
いや実際は誰も困らないし、私がなんか(-_-;)としていれば過ぎていく問題なのですが。
的を射るを的を得ると書いてあるとかだと「得ないでくださいね」ぐらいニッコリと書き込めるのですがw …まぁこれも最近では得るのも間違いではないという説も盛り上がってますが。
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Re: 「乗物の流体力学そして技術と社会」 2011/07/16 10:31 | 塩見真一 |
しまった、例外がもうひとつあった、私はまだ乗ったことないけど、揚力で海を行く水中翼船というものがありました。
あと、授業では出てこなかったけど沸いてきた疑問を思い出しました。 飛行機のプロペラはほとんどの場合、機体の前方に付いていて前から引っ張る、牽引式です。 一方、船のプロペラ……私としてはスクリューというほうが馴染みやすいんですが、専門家はプロペラというそうで……はほとんどの場合船体の後部に付いていて後ろから押す、推進式です。 何か理由があってこういう違いができているのだと思いますが、特に、ライト兄弟のフライヤー号が推進式だったのにその後は牽引式の飛行機が普及したことを考えれば飛行機にとって牽引式が有利なことは間違いないのですが、さていったいどういうことなんでしょうか。
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「乗物の流体力学そして技術と社会」 2011/07/15 21:07 | 塩見真一 |
| ……という面接授業を、ええと先々週、広島まで行って受けてきたのでそのまとめ。 といってももう2週間経ったしなあ、ついでにしてきたことや巻き込まれたことが盛りだくさんだったし、この2週間がまた、白い犬に追いまくられる日々、いや正確に言うと白い犬に追いまくられた野牛に追いまくられる日々で、早い話が7月の予定表をまだ作っていなかったりします。そんなわけで、まとめというより断片的な記憶を拾ってみるだけですが。
まず、力学的に見た乗物の分類方法。乗物に働いている力のうち重力に対抗する支持力に着目すると、反力で支持している乗物・浮力で支持している乗物・揚力で支持している乗物と、ほぼ陸・海・空と対応するように分けられるのですね。これは感動的と言ってもいいくらいきれいな対応で、例外といったら反力で海を行くホーバークラフトと浮力で空を行く飛行船、いかにも例外的なものしかありません。さらに、速度と消費エネルギーを2次元にプロットしてみると、この3つの分類がきれいに分かれる。こういうきれいな結果が出るのは本質を言い当てているからに違いなくて、これはいいことを知ったと思いました。
わからないまま残ったこともあって、まず、船が進むにつれてできる波の角度が進行速度によらず一定だということ。速ければ鋭い角度になりそうに思えるわけで、そうならない理由はわからないまま残ってしまいました。 もうひとつ、飛行機の翼に揚力が発生する理由がこの授業では「循環流」で説明されて、紙筒を回しながら落とすとまっすぐ落ちない実験も納得できたのですが、しかし、なぜ循環流で説明するのかがまだわかっていません。飛行機の翼で循環流が生じていると考えるのはけっこうトリッキーな考えかた、たとえて言うなら i を2乗すると -1 になるみたいな考えかたで、ある種の方便だと思うんですよ。どう考えてもそれしか説明のしようがないのか、その考えかたを使うとたとえば飛行機を設計するうえで便利なことがあるのか、そのへんが謎のままです。
ああそうそう、行き帰りに乗った乗物のうち流体力学に関連が深いものを列挙しておきましょう。まず767-200、次に500系新幹線電車、それとフェリー「しまなみ」と高速艇。最後の767-300が、搭乗口でふと見たらモヒカンジェットだったので驚きました。 写真は流体力学とあんまり関係ない、広島市電5000系です。
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この掲示板について 2011/07/01 09:17 | 塩見真一 |
この掲示板は、2011年の、きっとめちゃくちゃに暑い夏のメイン掲示板です。
電力不足が東京・東北だけでなく中部にも関西にも、全国に波及していきそうな状況です。とりあえず今年の夏は節電節電、節電でしのぐしかないでしょうけれど、しかしその先を考えてみても、やはり節電を押し進めるしかないように思えます。脱原発の流れは止められない、化石燃料が使えなくなるのもそう遠くはない、再生可能エネルギーはどうにもこうにも頼りない。
……とか言うのもカラ元気、電力使う一方の私がこんなこと言っててもなんかほんとにしょうがないとは思うのですが、また引き続き、物を作ること・技術を伝えることを考えていくことにいたしましょう。
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