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2010年冬の掲示板

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 「警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする」
 2010/01/14 10:45
塩見真一
Windowsをアップグレードしたら出てきた問題のなかからもうひとつ。

Access 2007のセキュリティ設定が引き継がれませんでした。私がAccessで作ったあるツールを起動したら動きがおかしくて、よくよく見たらマクロが実行されていない。で、セキュリティセンターとやらを開いてみると、たぶんこれがデフォルトなんだろうけど、マクロが完全に無視される設定になっている。
Windowsを入れ替えたからってこの設定を変更する理由になるとは思えないし、そもそもこういうふうにWindowsとOfficeが裏でつながっているのもなんかいやな感じですけど、まあとにかくそんなわけでセキュリティセンターのダイアログを久しぶりにしげしげと見たら、こんなことが書いてあるわけです。
マクロの設定
 信頼できる場所にないドキュメントにマクロが含まれる場合:
  ○警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする(L)
  ○警告を表示してすべてのマクロを無効にする(D)
  ○デジタル署名されたマクロを除き、すべてのマクロを無効にする(G)
  ○すべてのマクロを有効にする(推奨しません。危険なコードが実行される可能性があります)(E)

なにこれ。マクロがまるっきり悪者扱いじゃん。私の立場、てゆうかマクロを作った人がこれを見たらどんな気分になると思うの。そもそもお前らがマクロ機能を提供しておいてこの言いかたはないんじゃないの。

まあそれはひとまず置くとしよう。自分でマクロを作って自分で使うなどというケースはもはやレア中のレア、このダイアログを見る人はほぼすべて、どこかの誰かが作ったマクロから自分のコンピュータを守らなきゃいけない立場なのだろう。……いやなんかもうどうにもこうにもつまらない世界になったもんだと思うけど、ひとまず脇に置こう。

しかしそうだとして、ですね、このダイアログは何を言っているのかわかりやすいですか。4つある選択肢、それぞれ選択するとどんな守り方をすることになるのか、意味の通じる文章ですか。

もちろん反語、私の判断ではこの文章はまるでダメです。が、うーむ、どこがどうダメなのかを分析してみないといけませんよね。それはまた追って。

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 「不明なデバイスをインストールできませんでした」
 2010/01/12 11:15
塩見真一
毎年新年にはパソコンシステムを少しずつグレードアップしていますが、今年は予算の縮小と物欲の減退が重なって、わりと軽い手入れにとどまりました。
ひとつはLANを整理して余分なハブを外し無線APを足したこと、もうひとつはメインで使っているデスクトップPCのOSをWindows XpからVistaにしたこと。Windows 7じゃないところがなんともかんともですが、Xpから7へはアップグレードインストールができないというんですね。クリーンインストールでアプリケーションをごっそり入れ直すとなると2日や3日はきれいにつぶれてしまう、そんなことはとてもできないので、まあ今年1年はVistaにしておこうや、ということです。

で、XpからVistaにアップグレードインストールしたところ。インストール自体は3時間ほどで終わり、アプリケーションもありがたいことにおおむねそのまま動いていますが、いくつか問題というか、話のネタが出てきました。

まず、「不明なデバイス」というのが検出されてそのドライバを更新しなきゃいけないが自動的に検索するか手動で検索するか選べ、と言うんですね。
や、「不明なデバイス」のドライバがどこにあるかなんてユーザにわかるわけがないんで手動検索はありえないし、自動検索にしたってこいつは不明なものをどうやって検索するつもりなんだろう。わけわかんないです。

何処誰兵衛を探してこいみたいな話が落語になかったかなあと思いながらいちおう自動検索させてみたら、しばらく経って案の定、「不明なデバイスをインストールできませんでした」と言いやがりました。
しかもご丁寧に、「デバイスの製造元がわかっている場合は、そのWebサイトのサポートセクションでドライバソフトウェアを検索してください。」ときた。「不明なデバイス」の製造元がわかるわけあるかよこら。

や、「無い場合」の処理をミスるのはよくあることですが、これは、処理はできてるけど人間的につじつまが合ってない。ユーザと対話するうえでの配慮が足りない、と言うべきでしょう。

とか思いながら念のためデバイスマネージャを開いてみると、不明なデバイスというのはIntel(R) 82801GB/GRだそうです。……不明じゃないじゃんよ、わかってるならなぜそれを言わない。

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 「杉樽仕込み醤油ができるまで」
 2010/01/04 12:34
塩見真一
株式会社ヤマヒサ

小豆島で見学した醤油工場のパンフレットです。醤油はオリーブ・素麺とならぶ小豆島の名産品なのですが、分業化が進んでいまでは一貫製造しているメーカーは島内で2軒だけだそうで、そのうちの小さいほう、より工業化が進んでいないほうを休業日に見学させてもらったのでした。
醤油って何をどうして作るのか、私も知りませんでしたが、このパンフレットには製造工程がチャートにしてまとめてあります。……説明図としてあんまりうまくはないですね、悪いというほどでもないけど。
ときおりは見学者があるみたいで、社長と奥さんと息子さんかな、3人で案内してもらったのでしたが、原料から順に、高圧釜、発酵槽、仕込み樽、搾り器、火入れ器、瓶詰機と、製造工程を追っていく形でけっこう手際がよく、操業中でなくて現物を見られないマイナスはあったものの、かなりよくわかった気になりました。

聞いた話の中で印象に残っているのは、麹の温度管理のことでした。大豆と小麦と元麹を混ぜ、まず温度と湿度を少し上げてやって発酵させてから杉樽に移すのですが、その初期発酵の温度調節が難しいのだそうです。最初は温度を上げないと発酵が始まらない、しかしいったん始まると麹が自分で熱を出すので、途中から逆に冷ましてやらないといけない。ほうっておくと80度以上にもなって、麹が死んでしまうのだそうです。
そうだな、オレも途中でむしろ冷まさないといけなかったんだな、と思いました。
……そんなことないか、途中で冷ましたところで起こることは同じ、ただそのダメージが小さかっただろう、ということだ。だったら、私としては熱いままで結果本気で傷ついて、それでいい、そのほうがいい、と思う。

……と、それはあんまり技術と関係ない話でした。技術に縁のある話としては、仕込み用の杉樽の話です。
この工場で使っている杉樽は直径が約2m、深さが約2.5m、創業以来ん百年使い続けているのだそうです。古いからいいというわけでもなく、ほんとはもうそろそろ作り直さないといけないのだけど、樽を作る職人、竹でタガを巻ける人がもういないのだそうで、とりあえず鉄のワイヤーを巻いて補強してありました。
醤油を作る技術と樽を作る技術は別なんだけど、樽を作る技術が失われると醤油も作れなくなるわけですよ。特に伝統工芸の分野ではこういう、周辺技術が先に廃れてしまったために本来の技術が危うくなるということがよくあるんですが、はて、ITの分野でもそういうことはあるだろうかどうだろうか、とふと考えました。

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 ちゅうせんのひ
 2010/01/02 12:36
塩見真一
有限会社はたらきものは今日が仕事始め。例によって抽選はいただいた年賀状の番号を使います。一番上のやつが石塚勝敏さんからいただいたもので、0957組の692587番、957を12で割ると余りは9、692587を30で割ると余りは7。というわけで、2010年の「ちゅうせんのひ」は9月7日ということになりました。……火曜日ですね、何しようかな。

まあそれはさておき、実は新年のご挨拶状の製作発送がまだ終わっていません。見かけは派手で、ほんとに配達してもらえるかかなり不安なのですが、作業的には去年のや一昨年のより楽なので、今日1日でほぼ終わると思います。
……しかしそれにしてもまた、ひどいものを作ったねえ。たぶん多くの人は「形」に目がいって書いてあることの「中身」まではあんまり気にとめないだろうけど、いや、私としてはひどい中身です。ひどいんだけど、しかし去年1年を振り返ってみたらやっぱりこれしか無かった。他のことが全部すっ飛んでしまっていて、いやほんとに、去年の他のできごとをどうもよく覚えていないのです。まあ男の人生だから、そういう年があってもしかたないだろうとは思うんだけど、ねえ。

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 この掲示板について
 2010/01/01 09:17
塩見真一
この掲示板は、2010年1月2月用のメイン掲示板です。

そろそろいくつか新しい動きを出そうと準備していて、1月末頃をめどに掲示板システムに新しい機能を追加する予定です。まあ、すること自体はあんまり変わらないだろうと思いますが。

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