ところで、来年2月の面接授業時間割が届いています。私のところに来るのは南関東分なんですが、最近は全国のシラバスがWebで見られるようになってかなり便利になりました。で、気になるのをいくつかチェック。
「捨聖一遍」(愛媛)
これ、「野に捨てて獣に施すべし」の一遍上人じゃないのかな。
一遍智真(1239〜1289)は郷土松山が生んだ仏僧である。捨聖に徹して日本各地を遊行し、「信不信を選ばず、浄不浄を嫌わず」、すべての人に念仏を勧進して歩いた。今回の講義では一遍の説くそうした念仏の意義を多角的に検討してみることにしよう。
……違うのかな。どっちにしても授業が木金では行けないんだけれども。
「非言語コミュニケーション論」(栃木)
私の主な仕事は職種として言うとテクニカルライティング「技術を伝えるために文章を書くこと」であるわけですが、しかし実際のところ文章を書くより図を描いたほうが明快確実に伝えられる場合がしばしばありますし、最近はなるべく文章を減らすように心がけています。そういえばあの、スライドショウの画面も説明なしで使えるように考えたもので、ソフトウェアのユーザインタフェースについていえば「非言語」は絶対的な目標ではないかと思っています。
……てな話じゃないだろうけどなあ、と思いつつシラバスを見てみると……
ことば以外のコミュニケーション(Non-verbal Communication)は、動作学(Kinesics)、プロクセミクス(Proxemics:近接学)、パラランゲージ(Paralanguage:周辺言語)、その他に大別される。ここから派生する9つの非言語メディア(人体、動作、視線交差、周辺言語、沈黙、身体接触、対人的空間、時間、色彩)について、映像や実験をとおして概説する。
……なるほどやはりそんな感じか。「表情」が挙げられていないのはなぜかな、まあちょっと、行く気になるかどうか微妙なところです。
「沖縄の環境を考える」(沖縄:石垣島)
たまたま今日のお昼は新宿駅南口の沖縄料理屋で豚汁定食を食べたのですが、どうもやっぱり沖縄には惹かれるものがあります。それも石垣島だ。石垣島には沖縄で一番高い山、於茂登岳524mがある。1日休みを足して、於茂登岳に登ってくるというのもいいかもしれない。
沖縄の環境は自然・社会両面から見て、1)動きの激しさがある。これは不安定環境ともいえるもので、生活を破壊することもある。ところが沖縄にはサンゴ礁の海に代表されるように、2)生活を支える安定環境もある。森もその1つである。ここではこれらの他、雨・河川水・地下水の化学組成にふれ、最後に沖縄や八重山地域が抱えている課題にふれたい。なお、本授業の内容は、かなりの部分が前回(本年度7月実施)の面接授業と重複したものである。
……マイルが貯まったら、にしよう。