高安正明 メディアテック出版 ISBN4-89627-302-8 定価1980円(税別)ネタにしようと思って見てきた本。ハナから買うつもりはありませんでした。てゆうか、新刊情報で見たら……
おぼっちゃんなカレがツンデレな彼女とメイドに教えてもらうLinuxの基礎と裏ワザ。Linuxって何?インストール方法は?など、Linux初心者が持つあらゆる疑問を解消しながら、安心して導入できるよう基礎から解説。また、Windowsとは違うオリジナリティを追求したい、一歩進んだ使い方をしたいというユーザーに向けて、さまざまな裏ワザも紹介。
……うっわアホくさ〜と思って、まあつまり「こわいもの見たさ」みたいな意味で見てきたわけです。
まず縦組みなのに驚いたけど、中身は、メイドさんがご主人様のために2万円で買えるパソコンを探しに行く……とかいうストーリーが最初に4ページほどあって、そのあと「中古パソコンのコストパフォーマンスは」みたいな話がまるっきり普通の
(エラそうな)文体で続きます。小説の文体でそのまま解説に入るというか、キャラクターに対話させて解説するタイプの本を予想していたのだけど、そういうわけでもなかった。実になんともとってつけたようなつくり。
本命?のツンデレな彼女とやらもLinuxの初歩もまだ出てきませんでしたが、見届けるのもめんどくさくなってそこで終わりにしてしまいました。
まあ要するに、『中古パソコンではじめるLinux』にオタク受けしそうなおまけをつけたような感じですが、これが最初からこういう企画だったのか、素では売れそうにないからツンデレをくっつけたのか、どっちなんだろうとちょっと思いました。
まあそれを考える前に、これがアホくさいのはなぜなのか、もうちょっときっちり分析して説明できる必要があるとは思いますが。