Re: 『萌えぬりえ』 2006/03/25 15:02 | 塩見真一 |
『もえぬりえ Vol.1』 − 英和出版 ISBN4-89986-563-5 定価1400円(税別)
……というのが出てるのを見つけました。
サル真似、って感じだなあ。まあぱらっと見た印象の話だけど。
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Re: 『改訂第3版 JavaScriptポケットリファレンス』 2006/03/11 12:16 | 塩見真一 |
その後も引き続き、客先でドキュメントのビューアーみたいなものをJavaScriptで作るのにこの本を使っているんですが、どうもダメですね。掲載されているサンプルが貧弱というか、現実味が薄くて処理を組み立てるための参考にならない(私がいくら薄いもの好きといっても、だな)。
まあもちろん、私がまだJavaScriptに習熟していない・基礎的な理解が不充分だというのも使えない理由のひとつには違いないけど、いずれにしてもこの本を見ながらではいっこうに先へ進めないので、昨日は途中で打ち切って帰ってきてしまいました。もちろんこの本も持って帰った。……ブックオフ行きかなあ。
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Re: 『オタクエリート』 2006/02/06 11:13 | 塩見真一 |
かなり苦労してレビューを書きました。んー、まあ、苦労したなりのことはある文章になったとは思うけど、しかしやっぱりこんなもののために苦労してもしょうがねえなあと、誰だったかが言った「つまんね」で十分だよなこんなもん、という気もするわけです。 ……十分というより、それがもっとも適切な評価だなあと。
「オタク文化は、海外では高く評価されている」てなことも書かれているのですが、そりゃねえ、海外の人々にはオタクの嫌な面まで見えないからねえ。いっぺん秋葉原へでもどこへでも行って、オタク文化の担い手たちの格好や表情を見て、話すことを聞いて、臭いを嗅いで、それからだよほんとの話ができるのは。
やつらといっしょでもマンガを読みたいか。やつらといっしょに並んでもあの人に会いたいか。
……と、言ったところで、なあ。 こんなに気負う必要はないのもたしかだけど、しかし、これぐらい言ったってやつらにもそれからあいつらにも、わからないんだろうと思うとなあ……。
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Re: 「日本語I〜外国語としての〜」 2006/02/01 21:36 | 塩見真一 |
違いはわかったつもりだったんだが、どうも微妙な文例に出くわしたです。
(1)「秋葉原の本店まで行けばきっと見つかるさ。」 (2)「秋葉原の本店まで行ったのに見つからなかった。」 (3)「秋葉原の本店にまで行ったのに見つからなかった。」 (4)「秋葉原の本店に行ってまで探したのに見つからなかった。」
(1)はAだと思う。(4)と(3)はBだと思う。 (2)がどっちだかわからない、というか、文脈によってどっちでもありうるような気がする。 もしかしたら、全部AともBとも違うのかもしれない。
#いずれにしても「ギャラクシーエンジェル MIRACLE X'MAS」はこのあいだ新宿店で見つけたので、季節外れの(しかも2年遅れの)クリスマスソングを聴いている今日この頃。
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Re: 「日本語I〜外国語としての〜」 2006/02/01 10:17 | 塩見真一 |
ふうーむ。このふたつの「まで」に訳語感は、私は感じないのだけど、さかのぼるとどうなのかはたしかにわからん。
>どの程度までさかのぼれるかということのほうに
この「まで」は、Aの用例になりますね。でも外国人に教えるのに適切な例か、どうか。
どういう違いなのか自分の中では整理できたんだが、「外国人」ったってどんな外国を想定したらいいのか、そこんとこでちょっと困っている。
A「おやつは300円まで。」 B「お気楽能天気のミルフィーユまで、沈痛な表情を見せている。」 A「女の子は18歳までだぁっ……と力説する人もいる。」 A「セーラー服からタータンチェックまでさまざまだ。」 B「とうとうコスプレまでするようになった。」
……外国人に通じるかどうか、はなはだ……。
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Re: 「日本語I〜外国語としての〜」 2006/01/31 00:16 | 麗明舎 |
ご承知のとおり、明治以後の日本語文は、欧米語によって記述された文を翻訳するために作られた(あるいはあてはめられた)語彙を多量に含んでおります。
見かけは日本語でも実は英単語を表しているだけみたいな語が意外に多いと思うわけでして、私の興味はこの「まで」の用例が、どの程度までさかのぼれるかということのほうに向いてしまっております。
しかし、この設問はむづかしい。 | |
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Re: 放送大学18年度授業科目 2006/01/30 11:31 | 塩見真一 |
放送授業の科目案内を眺めていて、ふとひっかかったところ。 (二人の講師に共通するのは)いまいちど基本文法に立ち返って、正確に英文を把握しようという態度である。このコースでは、まず文法的に正確に英文を把握し、その上でより深いテキストの理解を目指す。 元の文章が文法的に正確でなかったら、いったいどうするつもりなんだろうか。 いや、こんなこと言っても揚げ足取りにしかならないことはわかっているんだけど、でも、現実に私や技術翻訳者たちが取り扱っているのは、間違っていることもしばしばある、極めてへたくそな和文や英文なんだよね。そういう態度ではとても私らの仕事はできない、というか、こういう仕事してればそんな考えはすぐに消えてなくなる。 ま、そういう授業をする先生がいたってかまわないんだけど、しかしそれとは逆に、原文が間違っているかもしれないという前提のもとで文章を読んで理解しようという授業があったら、面白いだろうなと。 | |
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「日本語I〜外国語としての〜」 2006/01/29 18:49 | 塩見真一 |
試験が終わり、ようやく今学期の分の勉強を始めました。ひとつは「保健体育」、もうひとつは「日本語I〜外国語としての〜」。 とりあえず通信課題を見ると、保健体育のほうは5択式でどうってことはなさそうです。分野は意外に広いかもな、運動生理学やトレーニング理論があるかと思えば、社会学の側面も文化史の側面もある。ただまあ、前者はすでに知っている基礎的なことが多いし、後者は常識の範囲で考えればだいたい答えはわかる。 日本語のほうは、こいつは厳しいや。 問1 次の二つの文における「まで」の意味・用法の違いについて説明せよ。 A「北の端から南の端まで約3千キロあります。」 B「大人までがこのロボットにひかれています。」 また,外国人に教えることを念頭において,適切な例文をA,Bそれぞれ 一つずつあげること。(500字以内) 同じような問題がもうひとつと、日本語を学ぶ外国人のための練習問題を穴埋め形式と内容の同じ文を選ぶ形式とそれぞれひとつずつ作れ、という問題がひとつ。 いやちょっと待ってくれ、これ、本来は外国語人に日本語を教えるという科目だから日本語人の学生が取ってもよいが卒業要件としてはカウントしない、という話のはずなんだけどね、そこらの外国語科目より難しそうな気がするぞ……。 | |
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『改訂第3版 JavaScriptポケットリファレンス』 2006/01/28 20:29 | 塩見真一 |
古籏一浩 技術評論社 ISBN4-7741-1726-9 2003/06/25 定価2180円(税別)
仕事上の必要で買ってきた本。某社でHTML形式のドキュメントを作成しているのだけど、分量がかなりあって構成もかなり複雑、スタティックなHTMLではどうも手に負えなくなってきたので、たとえば目次はオンタイムでそのつど生成するみたいなしくみを用意しようと、そんなわけでしばらくJavaScriptと取り組むことになりそうです。
JavaScriptはここの掲示板の改造でもちょこちょこといじっています。参考書としては、事例を提示してそのプログラムを説明するというタイプのものを1冊買ってあったんだけど……あれ、ないぞ、もう処分したんだったかな、まあどっちにしてもそれでは情報量が足りないことはわかっていたのでリファレンス系のものを1冊と思って買ってきました。
よいと思ったところは、DOMについて、つまり、ページ内に表示されている文書をプログラムで操作するための情報がきちんと記載されていること。事例系の本だとなぜだかこのあたりは割愛されてしまうみたいです。
もうひとつ。オブジェクトごとにまとめのページが最初にあって、各プロパティが何を表しているか、各メソッドがどんなことをするか、イラストで示してあります。強いて言えばいくぶんごたごたしている感じもありますが、けっこう器用に表現してある。セールスポイントとしてもっとアピールしてもいいのにと思います。
よくないところ。 しばらく使ってみて思うのは、プログラム例が現実味に乏しい。実際のプログラムの中でそのメソッドを使おうとしたときに参考にならない。こんな程度の例ならオレでも……JavaScriptを使ってプログラムを書いた経験がほとんどなくても……仕様からひねり出せる感じです。
それと、ブラウザの違いやバージョンの違いについてあれこれ注意や対策が書いてあるのだけど、どうもそれが、コンテンツ制作者に対する注意というより、コンテンツをブラウザで見るユーザに対する注意や対処法のようなところがあります。いや、この本だけじゃなく、HTMLやCSSの本でもときおり感じる違和感です。
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Re: 『パソコンとネットの韓流ガイド2』 2006/01/28 20:13 | 塩見真一 |
買ってきてみたら、まあだいたい想像どおりではあったけど、なかなかそれなりに興味深いものでした。韓流というか、もっとはっきりいうと、韓流イケメン俳優のファンブック。 韓流ブームは年のいった女性から始まったと思いますが、それからずうっと若い世代にまで広がってきたのですね、明らかに二十歳前後の女性層を狙った紙面づくりです。 中身は俳優たちのファンブックで、ことあるごとにURLがくっついてるような感じ。それに、ネットサーファーレベルでの、パソコン使いのノウハウなど。
興味を引かれた言葉遣いがふたつ。
「あの方」 ……ほかの分野では、こういう呼ばれかたをする人はいないような気がする。
「××さん」 ……××な人という意味で「××さん」と言う言葉遣いがところどころにあって、ええと、探すと見つからないな、「不器用さん」とか「おしゃれさん」とか。読者層をうまく表していると思ってレビューの中でも「パソコン初心者さん」というふうに使ったのだけど、しかしどうもこのニュアンスはびみょーだなあ、なんかよろしくないものが裏側に隠れてる感じがするなあと。
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ネットで稼ぐ人のための日本一わかりやすい確定申告 2006/01/28 17:54 | みちる |
二年くらいの間ネットで稼ぐ(アフィリエイト)本を追いかけてきたのでこういった本も目を通しておくべききだなと
純粋に確定申告本です ネットで稼ぐという部分では経費などの説明が充実しています。 支払い調書などがでないてんに触れられていないのがちょっと物足りない どうやって申告するか悩むんですよ…
私の収入は申告するほど有りませんでした。あは
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Re: 『パソコンとネットの韓流ガイド2』 2006/01/28 17:48 | みちる |
こういう本をこの本なあにで取り上げないといけないよなぁ(BLOG更新できてません)
主婦の友社と言うことは韓流メインでしょうね
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『パソコンとネットの韓流ガイド2』 2006/01/26 22:23 | 塩見真一 |
? 主婦の友社 ISBN4-07-250636-2 定価1200円(税別)
次にレビューするつもりの本。もっとも、まだ買ってきてないのだ。昨日紀伊國屋へ行ったけど買ってくるのを忘れていた。 #代わりに買ってきたのが『ねこめ〜わく 4』『ひとりで生きるモン! 2』『荒野の蒸気娘』など。 明日の朝イチで買ってきて、まあどうってことないだろ、さっさとレビューを書く予定。
ちなみに話のネタは、去年の面接授業「韓国語入門」での経験談。べつに毒にも薬にもならない話だけど、まあそういうのもあっていいんじゃないかと。
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mixiで…… 2006/01/26 22:21 | 塩見真一 |
mixiで、覚えのない人からメールが来ました。正確に言うと、mixiの事務局から、何某からメールが来ているから読みたければこのURLをクリックしなさい、というメールが来た。さらに追っかけて、その人がお友達リストに加えてくれといってるからよかったらこのURLをクリックしなさい、というメールも来た。
メールがあるから読みに来いというシステムはもとからどうも嫌いだし、しかも誰だかわからない。さらに、mixiで私はまったく活動していない、プロフィールも何も書いていないのだから、コンタクトしてくる人がいる理由がない……、いや、本名で居住地ぐらいまでは出ているはずだから現実世界で身近な人という可能性はあるのだけど、しかしとにかく誰だか思い当たらない。
まあ気にはなるからいちおうメールだけ読んでおくかと思ったんだけど、くは、パスワードを忘れてしまっただよ。 ……まあ、ほっとくとするか。
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Re: 『萌えぬりえ』 2006/01/26 11:15 | 塩見真一 |
レビューの冒頭でいきなり「萌えとはなにか」というむちゃな問いを発して、それは単にツカミとして出したレトリックに過ぎない面もあるけど、やはり自分としても答えがほしい、いろいろ考えています。
「萌え」に近い表現としては「かわいい」「いとしい」あたりかと思って考えていたら、あくまで一方的な感情だという点が「萌え」の特徴かと思いあたりました。
いやまあもともと感情は主観だから一方的に決まってるとも言えるのだけど、萌えは本質的に一方的というか、相手から返ってくることを期待していない、てゆうかそれ以前に、その感情を相手にぶつけようともしていない、なあと。
つまりね、ラブラブのカップルがいたとして、互いに抱く感情は「萌え」ではないと思うんだな。 その一方で、たとえば「まりえちゃん萌え〜」ってのは、まりえちゃんに向かって言っているわけではないのだ。 ……あー、なんかオタクが嫌いな理由がひとつわかった気がするけど、話がここで発散していく気もする。とりあえずここまで。
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Re: 試験の日その2 2006/01/26 10:57 | 塩見真一 |
それぞれ、意味が素直に通じるように書き直してみました。 概念設計では,ポンチ絵と呼ばれる概略図によってアイデアを表現することがよく行われる。 ↓ 概念設計の段階では、ポンチ絵などとも呼ばれるような、ごくおおざっぱな図を用いてアイデアを表現することがよく行われる。 こっちの問題は、名前とものごととの順序ではなかったみたい、「呼ばれる」が断定的なのと「概略図」がかっちりしすぎているのがまずいのだと思います。「ポンチ絵」は読み手に通じない懸念が大きいけど、この文脈では通じなくてもいいから、そのまま使う。「アイデア」は十分通じるし、「ポンチ絵」とともに書き手の世代を表しているからほっておく。 バスタブ曲線と呼ばれるグラフは,人工物の瞬間故障率を表している。 ↓ 専門家がバスタブ曲線と呼ぶグラフは、人工物の瞬間故障率の経年変化を表している。 #「経年変化」はたぶん私のミス、問題文に最初からあったはずだと思う。なるほどなあ、受動態がいけないというのは、こういうことなんだな。 とはいえ、これは強いて書き直さなくてもいいような気がしてきました。初学者に専門家が何を考えているかを教えるという、つまり大学の教科書としての前提を明示しただけだし。 | |
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今年したいこと 2006/01/26 10:26 | 塩見真一 |
もう1月も終わるころになって新年会をやろうという話が湧いてでて、それはそれでいいけど今年はスノボしてみたいなあと言ったら、「あいかわらずチャレンジングな人生送ってますねー」と言われました。……本懐でございます。
ところで、ゆうべ、西炯子の新刊『ひとりで生きるモン! 2』を読んでいたら、もうひとつしたいことが湧いてきて、それがなにかというと、「貧乏」なんですけどね。
まあ、しようと思ってできることではないよなあ。 それにどうも、貧乏するにはかなり暇がないといけなくて、オレにはその暇がない、ような気がする。
まあ、まだなんか機会はあるだろ。 人生のいつかどこかで、貧乏するつもり。
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試験の日その3 2006/01/22 19:35 | 塩見真一 |
【18:00】 「情報技術と社会」を受けて、ちょっと遠回りして買い物して帰ってきました。
最初に4問続けて記号論・マスメディア論、そんな設問は予想してなかったし、抽象的でわかりにくい分野だし、5つの選択肢から誤っているものを選べという回答方式で、なかなか歯ごたえがありました。 ……ちょっと待て、予想してなかったという言いかたは筋違いだな、勉強してれば当然わかっていたはずだ。
あとはあんまり印象に残ってないな。 あ、そうだ、タートルグラフィクスで家の絵を描くというプログラム(日本語で書いた擬似コード)の空欄を埋めよという問題があったんだけど、そのプログラムがあんまりうまくないなと思いました。「前進して、方向を変える」という処理と「方向を変えて、前進する」という処理が混じってるのだ。こういうのを揃えておかないとバグの元凶になるんだよねえ、てなことを思いましたです。 | |
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試験の日その3 2006/01/22 16:17 | 塩見真一 |
【14:45】 制服向上委員会「2006はじめましてコンサート」から帰ってきて一服。 驚いたことに、新人さんが入ってきました。この期に及んでというかなんと言うか、いややっぱり驚くよな。オーストラリアツアーとかいう企画もあったりするし、9月に卒業と言いながら、その後になんか考えてるんじゃないかと思ったりしますです。
5期生のOG、遠藤舞香がまた来ていて、物販コーナーで売り子してました。私のこともまだ覚えていた様子です。 最近たびたびコンサート会場のすみっこで見かけるのですが、なんというかつくづく、すばらしい美人になったよなあと思います。 ……恵里子に会いたいなあ。
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試験の日その2 2006/01/22 11:30 | 塩見真一 |
【11:00】 先の試験は「人工物と設計」でした。4つの選択肢から正しいものをひとつ選べという問いが10問。内容も通信課題とおおむね同じ。時計を持ってこなかったので正確にはわからないけど、またまたあっさり5分程度で終わってしまいました。
ある問の選択肢のひとつ。 ・概念設計では,ポンチ絵と呼ばれる概略図によってアイデアを表現することがよく行われる。
別の問の選択肢のひとつ。 ・バスタブ曲線と呼ばれるグラフは,人工物の瞬間故障率を表している。
それぞれ他の選択肢と見比べてみるとこれが「正しい」みたいなのですが、どうも言葉遣いが気になります。んー、つまり、名前のほうが先に出てくるところだな、ものごとがあってそれに名前が付けられているはずなのに、名前が先に出てくるのは、考えかたがなにかおかしい気がしてしょうがない。……この科目をまじめに勉強する気にならなかった理由のひとつはこれかもしれないな。
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