Re: 『「おもしろい」のゲームデザイン』 2006/01/23 21:50 | 塩見真一 |
>達成の困難度の設定が絶妙なんでしょうね。簡単にはクリアできないが、クリアできないわけでは絶対にないという。
んー、それは結局のところ、ゲームとして面白い、ということなんだろうな。
そういや昔、NetHackという、Rogueクローンのゲームがあったなあ。 あれはまったく理不尽に負けるゲームだった。モンスターも自分もどれぐらい強いのかがわからなくてとりあえず闘ってみるとやられてしまう、とか、食料を食べると腐っていて死んでしまう、とか、突然落とし穴に落ちて死んでしまう、とか、なにぃそんなルールがあったのかぁっ!みたいな感じで、めったやたらというか、納得のいかない負けかたで負ける。 ……んだけど、なぜかやめられない。
あれ、勝敗の記録は残らなかった、ような気がするが、どうだったかな。
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Re: 『「おもしろい」のゲームデザイン』 2006/01/22 15:16 | 麗明舎 |
>しかしつまり、ゲームを繰り返すかどうかは勝つか負けるかとは >たいして関係ない、おもしろいのかどうかもたいして関係ない、
達成の困難度の設定が絶妙なんでしょうね。簡単にはクリアできないが、クリアできないわけでは絶対にないという。
>勝敗数の記録が残らなかったらどうだろう……
どんだけ派手に負けてるかってのは大事です(爆笑)。
まあ、上海と同じような感じではあります。 | |
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Re: 『「おもしろい」のゲームデザイン』 2006/01/21 12:20 | 塩見真一 |
どうせならスカラー波を出せよ(笑)
しかしつまり、ゲームを繰り返すかどうかは勝つか負けるかとはたいして関係ない、おもしろいのかどうかもたいして関係ない、ということかな。
勝敗数の記録が残らなかったらどうだろう……あまり変わらない気がする。少なくとも私のGAについていうと、記録を見てはいないし。 | |
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Re: 『「おもしろい」のゲームデザイン』 2006/01/20 15:10 | 麗明舎 |
1日3回ってことはないですよ。勝率2.数%だから、50回は連続でやってたりするんでしょう。
やってると、α波が出てるんだと思うですよ(苦笑) | |
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Re: 『「おもしろい」のゲームデザイン』 2006/01/20 10:23 | 塩見真一 |
うわ、!゚o゚! 身近にいたっすよ いやその勝率もさることながらね、とにかく千何百回っていうと1日3回としてもまるまる1年になるわけで、そんなに繰り返してプレイする原動力はそりゃいったい何かというところ、ほんとお尋ねしたいですが。
……て、ギャラクシーエンジェルで、ええと、もう2年半になるな、何周したかわからん、その私が言うのも変だ。 ……もっとも、自分でも実はよくわからんのだけど。
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Re: 『「おもしろい」のゲームデザイン』 2006/01/18 22:14 | 麗明舎 |
53勝1830敗ですよ、わし。わしのほうが少し勝率がよい(笑)
スパイダソリティアは、そんなもんかも知れません。 | |
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Re: 『「おもしろい」のゲームデザイン』 2006/01/18 10:29 | 塩見真一 |
その後またいろいろとゲームのおもしろさについて考えていて、ひとつ思い当たったことがあるんですがね。 ゲームでは必ず「得点」「成績」が出る、ということ。はっきりと成績が出ないような遊びはたくさんある一方で、コンピュータゲームでスコアが出ないものはまずない……少なくとも私は見たことがないし、もともとは得点が出ない遊びでもそれをゲーム化したゲームは得点が出るようになっている。
いや、これがゲームのおもしろさとどう関係しているのかは、まだはっきりわからないです。この本では触れられていないようだけど。
そういえば、おがきちかさんが『Landreaal(7)』のあとがきというかカバーの下で、スパイダソリティア(上級)の成績が「27勝1083敗……」だと書いておられました。 よくまあそんなに負け続けられるというか、そんなに勝てなくても続けられるのはなぜだろうというか、うーむ。 いやまあとりあえず、才能のある人はなんかやっぱりとんでもない、ということでもあろうけども。
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Re: 『「おもしろい」のゲームデザイン』 2006/01/13 12:46 | 塩見真一 |
また少し時間をかけて読んでみてわかったのは、この本のテーマはむしろ「ゲームと社会」だということ、「ゲームを作るという仕事は価値のある仕事か、世のため人のためになる仕事なのか」ということでした。
そんなわけで、さきほどレビューをまとめて提出しました。来週水曜日に掲載されるはず。論旨はいまひとつねじれているのだけど、まあブックレビューとしては問題なかろ。 | |
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Re: 振り返ってみると…… 2006/01/01 15:44 | みちる |
うちは家族揃って厄年でした。 川崎大師は満年齢だから去年が本厄なんですよね。
昨年ITお守りの神社で厄除けしたのですが夫は大晦日のよる蕎麦屋で飲み終わってから倒れて救急車に乗って病院で一泊と厄年らしい締めくくりをしてしまいました
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振り返ってみると…… 2005/12/30 19:18 | 塩見真一 |
いよいよ今年も押し詰まってきましたなあ。ウチは今日も明日もまだ営業してるけど、あとは新年挨拶状を作るだけだし明日の晩には親の家に行かなきゃならない。
ま、そんなわけで今年したこと起こったことを振り返ってみると……
タクト・マイヤーズの衣装を作って着た 久しぶりにマドレーヌ島へ行った 久しぶりにファンクラブツアーに行った カメラを盗まれた パソコンがウィルスにやられた 泡立て器を振ったらDVDに収録されてしまった 叔父の法事に行った 秋葉原へ行ったら由華さんに手紙を覚えられていた 幕張へ行ったら行列の先頭になってしまった 知念くんはいったいどこへ行ったのだろう
……と、これでもう10個か。まあ、一言で言うと「いろいろあったなあ」。
電車の中で川崎厄除大師の広告を見かけて気が付いたんだけども、今年どうやら私は厄年だったみたいです。そう言われてみれば、思い当たることはたしかに多々ある……これこそ迷信が成立するしくみだけどね。
しかし、今年一番の災厄は……、ミュージカルギャラクシーエンジェル、ですかねえやっぱり。
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『「おもしろい」のゲームデザイン』 2005/12/27 10:20 | 塩見真一 |
Raph Koster オライリージャパン ISBN4-87311-255-9 2005/12/14 定価2400円(税別)
いずれ、というかたぶん次にレビューすることになる本。
「ウルティマ・オンライン」のデザイナーである著者が、ゲームがおもしろいというのはどういうことか、人がゲームで遊ぶとはどういうことか、人を引きつけるゲームの要素、ストーリー、キャラクター、ゲームデザイナーの社会的責任、ゲームと芸術……ううむ要点をうまく抽出するにはもうちょっとじっくり読む必要があるな……、まあそんなようなことを語っています。 私の収入は大半がゲーム業界から来ていますからね。私はよい技術資料を作ることで貢献しているわけだけど、私がいくら頑張ったところで、その技術で「おもしろい」ゲームを作ってもらわないことにはどうしようもない。 ま、そんなわけで、我田引水のためにも取り上げるつもりです。
しかし、本としては読みにくいなあ。紙面レイアウトがなっちょらん。 見開き単位でむやみにでかいイラストと文章がちょろちょろ。うまく紙面に納めるのはたしかに難しい条件だ、どうしたらいいか私もすぐには思いつかない。だけどなあ、イラストは中途半端な位置でノドをまたいでいるし、文章はいかにも余りスペースに流し込んだような、行の長さもページによってまちまちだし最後の1行だけ飛び出していたりする。そいでもってイラストの中のネームもまた、書体やサイズや配置がいかにも考えなし。いくらなんでももうちょっとやりようはあるはず、というか、こんなレイアウトにOKを出しちゃいかんだろよ。
とはいえ、そこを突っ込んでもまとまらなくなってしまうしなあ。 ……ギャラクシーエンジェルがおもしろいゲームかどうか、……こっちも泥沼になりそうだ。はてさて。
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Re: クリスマスイヴ 2005/12/25 21:31 | 塩見真一 |
3日目。 ……はて、何の3日目だかわからんぞ、コンサートで言えば2日目だし、それ以外も含めて言えば6日目だし。 まあいいや、今日、夜の部は「熱帯雨林を救おう」コンサートということで、ゲストにパンタさん中川五郎さん伊藤雅美さんが来ています。客席はいつもと変わりません。
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最後に3本締めをして、今年のファン活動はおしまい。来年は7日から、お誕生日会と初詣があります。そんなわけでファンクラブの皆さんよいお年を。
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クリスマスイヴ 2005/12/24 22:14 | 塩見真一 |
今日は世間ではクリスマスイヴ、某ファンクラブの人にとっては……あんまり変わらないんだ、クリスマスコンサートの日です。家を出るときちょっと寒かったので、ラップランドのなんとかいう人がこの時期プレゼントを配るときに着るという防寒服を1年ぶりに引っ張り出してきました。ううむ、袖が長すぎて困るのをなんとかしようと思って忘れていた。それに少しホコリ臭いかもしれん。
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てゆうか、コンサートで着てると暑いよ、この服は。 ……てな文句も、着る機会があればこそ言えるわけだけどなあ。
実を言うと、こっちも次回はありません。来年の9月で、制服向上委員会は卒業するということになっています。その後がどうなるのかはまだちょっとわからないのですが、まあでも、来年はスポーツ大会もクリスマスコンサートもない、ことになるでしょう。これから当分、次回のない新年会やカウントダウンやお花見や温泉ツアーや子供の日が次から次へとやってくるわけで、それに付き合ってやるのはかなり重苦しいことになりそうですが、ここまできたんだ、付き合ってやります。
卒業というのは終わりではなく、次の段階へ向かうこと、なんだよな。そんなの言葉の綾に過ぎないのもたしかなのだけど、でも、美香をもっと早く卒業させてやるべきだったのもたしかなのだ。 ……私の次の段階はなにか、というのは、……まあ、おいおいに考えよう。考えなくてもいいや。
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『SuperHで学ぶμITRON仕様OS』 2005/12/24 11:50 | 塩見真一 |
鹿取祐二 電波新聞社 ISBN4-88554-903-5 2006/01/10 定価2200円(税別)
いずれレビューするつもりの本。 TRONはどうでもいい、……ではなくて実態以上の御託がもれなく付いてくるのがうっとうしいからあまり話題にしたくないのだけど、しかしリアルタイム制御用のOSとしてITRONがもっとも広く使われているのは事実です。そもそもリアルタイム制御というのは普通の学校や普通の入門書で教わるプログラミングとはかなり違う考えかたを必要とするものなので、つまり、ITRONのしくみはもっと多くの人に知ってもらうほうがよいと私は思う。そんなわけで取り上げようと思います。
あともうひとつは、んー、どういう言いかたをすればいいかな、ウチの弟が何か特別なことを知っている公算が高いので、ちと読ませてみて、差障りのない範囲のネタが拾えるといいかなと。
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Re: 「ドン・ジョバンニ」 2005/12/24 11:20 | 塩見真一 |
>フィナーレではステージ上の真冬、……というのはジョバンニ役の、ウチの子です >がね、真冬に客席から花束を渡してやりました。いや実は3月のギャラクシーエン >ジェル以来、そういうことをしてみたかったのですよ。
そういえばこの12月のギャラクシーエンジェルReMIXで、「なんでみんなチアガールなんですか、私のはないんですか」という台詞があったのでね(初日だけ、あとは変わっていた)、だったらひとつミルフィーユのチアガール衣装を作ってやろうかと思ったのですよ。 それでさらに思いついたのは、その衣装をカーテンコールのときに客席から、マネキンに着せた状態で差し上げてやるとかっこいいかなと。
やるなら楽日の前……1日あれば着て見せてくれるかもしれない……、とか考えたんですが、現実問題として作れるはずはなく、まあ次に機会があったらやろうとは思いますが、んー、冷静に考えて、ないだろうな。 ギャラクシーエンジェルのミュージカルはまだ続くかもしれないけど、そのときはもうミルフィーユではなくアプリコットを主役に据えてくるだろうし、とにかくこの同じストーリーで3度目はない、でしょう。
楽公演がはけて帰ろうとしたときに、ロビーでブロッコリーの木谷会長を見かけたんだな。お客さんに混じってぶらぶらしていたので黙礼だけしてきましたが、案外に厳しい目であたりを見回しておられました。 ……あっ、タクトの衣装を着ているうちに会えば面白いことになったかもしれなかったのにっ
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Re: 『Perlプログラミング救命病棟』 2005/12/24 11:17 | 塩見真一 |
まあその、書店売りの書籍と、私がここ数年取り組んでいるドキュメントとでは基準がだいぶ違うということはわかっているつもりですがね。
ついでなんだが、出向先でリライトしているドキュメントのなかにはもとが英語で書かれたものもかなりあるわけですが、ここ1年ほど、英文的な文書作成手法・作文技法と闘わなければならない場面にしばしば遭遇するようになってきています。まあさすがに引用・比喩などの文芸的レトリックや献辞なんかは出てきませんが……
・文章が長くなっても平気、見出しや表の中でも文字数を減らそうとしない ・平気で言い替えをする、言葉遣いをそろえようとしない ・図を描こうとしない ・冒頭に「このドキュメントについて」「想定読者と前提条件」「表記規則」を書きたがる ・図の目次・表の目次を作りたがる ・編集者が内容にタッチしようとしない(中身との釣り合いを考えずに形式ばかり整えようとする)
……というようなところはおそらく英文的な悪弊だと思う。
まあ、一番大きな問題は最後のやつでねえ、海外のドキュメント担当者に対してあれこれ意見を言ってはいるんだけど、ぜんぜん直ってこない。もうこれは私が3ヶ月ほど乗り込んでいって現地でリライトするしかなかろうという、……まあそういうこともありえないわけだけどねえ。
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Re: 「ドン・ジョバンニ」 2005/12/23 21:42 | 塩見真一 |
翌日だ、その真冬のお誕生日会で、行ってきました。 お誕生日会は時間までに行くと本人が出迎えてくれて、プレゼントを手渡しして握手してということになっているんですが、開口一番、「昨日はお花ありがとうございました」と言われました。 まあそりゃ、仮面を着けていたってもちろんわかっているだろうとは思っていたけどね。膝を屈めてお辞儀してやりました。
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『「クリーン発電」がよくわかる本』 2005/12/23 17:32 | 塩見真一 |
監修:山本良一 東京書籍 ISBN4-487-80076-5 2005/12/22 定価1700円(税別)注文しておいたら思いのほか早く届いたので、次のレビューはこの本。次というか、もう書いて提出してしまいました。 中身は要するに「地球に優しい電気」ということ、一般向けに書かれた啓蒙書です。 実を言うとウチの会社は数年前からグリーン電力基金に参加していて、毎月500円ずつを太陽光や風力による発電設備への助成金として寄付しています。コンピュータとゲームという、絶対的に電力に依存している分野で収入を得ているわけですから、ほんとうはもう少し出してもいいと思っているんですが、毎月固定額というシステムなんで零細企業としては慎重にせざるを得ず、一口だけにしています。 レビューとしてはそのことと、本自体の紹介と、あと、「持続可能な社会」について考えることをちょっと書きました。まあ、うまく伝わるかどうかは疑問、というより私自身が何を考えているかも正直はっきりしていないんですが。 あとレビューでは触れなかったことをひとつ。 東京大学生産技術研究助教授の山本良一さんが監修者として前書きを書いておられるのですが、そのタイトルがでかでかと…… 私は見たとたんあやうく椅子からコケ落ちるところでした。 | |
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Re: 「ドン・ジョバンニ」 2005/12/22 22:32 | 塩見真一 |
3日目、ほいでもって楽日。 平日だけで3日3回というのは、興行的にはどう考えたって見合わないと思うんだけど、たしかに見合ってなさそうだったけど、いやそんなことより演技が進化しきらないうちに終わってしまった感じでね。あと3日6回あればどういう芝居になったかと、それがいささか残念でした。
観客のほうはどうだったかなあ。私はハンズのパーティグッズコーナーへ行ったら仮面が思いのほか安かったので、10個ほど買い込んでいって、最前列の顔見知りほかに配りました。知らない人も乗ってくれて、よかったかもしれない。劇の最初から仮面を着けて観ていたわけですが、ゴムがきつくて、途中で鼻の頭が痛くなって困りました。 フィナーレではステージ上の真冬、……というのはジョバンニ役の、ウチの子ですがね、真冬に客席から花束を渡してやりました。いや実は3月のギャラクシーエンジェル以来、そういうことをしてみたかったのですよ。 しかし、うむ、渡した後は優雅に膝を屈めてお辞儀するべきだったな、次回はそうしよう。
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Re: 「ドン・ジョバンニ」 2005/12/21 22:23 | 塩見真一 |
2日目。 仕事の都合で、18時から打ち合わせとかいうことになってしまって、終わったのが19時45分。どうしようかなと思いつつ、まあカーテンコールには間に合うだろうし拍手だけでもしてやろうとこまばエミナースへ行ってみました。 そんなにひどいことにはならなかった、3割ぐらいは観られました。チケットは最前列だったんですが、さすがにはばかられて後ろのほうの空いている席に座りましたが、まあ明日も最前列なんだし、遠くから全体を見渡すのもいいものです。 ……ちゃんとつながってるしね。
終演後、客演の皆さんが衣装のままロビーに出て、主に私の知らない観客の人たちと、花をバックに写真撮ったりしてなごんでいました。あっちはあっちでつながっている人たちどうしなんだなと思いましたが、いや、だからといって疎外感はないんだ。 チェルリーナ役の人、オッターヴィオ役の人、エルヴィーラにエスヴィーラ、放浪のギター弾き、商人、芸人、村娘。名前も知らないし、顔も覚えていないけれど、もう十分に親しみ・温かみを感じています。
不思議だねえ。
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