Re: 方言と標準語のバイリンガルの場合 2005/12/03 12:38 | 塩見真一 |
そういや、名古屋方言識別ポイントの筆頭「みえる」を、みちるさんの口から聞いたことがないや。名古屋の方はこれを方言だと思っていないので、周囲に合わせて標準語を使っているつもりで「みえる」と言ってバレるものなんですが、なるほどそういう背景だったわけですか。
東京方言も、標準語ではなくて東京方言ね、だいぶ変わってきているらしいです。千葉・埼玉・神奈川の言葉がだいぶ混じってきているとかいう話なんですが、私はもともとがわからないのでなんとも言えません。 私が育った地域は東京ではなく多摩だし、しかもネイティブの多摩ではなく新興住宅地、ウチの両親みたいな地方出身者が多かったはずだと思う。……ははあ、私が標準語に強くシフトしてきた理由はそこかもしれない。 ふうむ、人の入れ替わりが少ないところが社宅とは違うな、ニュータウン方言とか名前付けて研究したら面白いかも。
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Re: 『アスペクト指向入門』 2005/12/03 10:58 | 塩見真一 |
レビューを書いて提出しました。結局たいしたことは書かなかった。
「張子の虎」では「中身が空っぽ」という感じ、そうではなくてスカスカしたものがグジャグジャとだらしなく詰まっている感じを言いたい。その点では「うどの大木」が近いのだが、これだと「外観だけはかっこいいくせに」という感じがいまいち出にくい。むうう……と思っていたら、ちょうどいい言葉がありました。
「鉄骨の細い欠陥マンション」
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方言と標準語のバイリンガルの場合 2005/12/02 16:59 | みちる |
と言っても東京の人も結構なまりや方言が有るのだけど \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ
関西弁名古屋風味がワタシの言語のベースです。 両親関西出身育ちが名古屋 と言っても名古屋にあっても社宅街で小学生は六年の間に1/3入れ替わってしまうと言う地元の人の少ない地域で育ってますので(風味)なんですわ
名古屋に帰ると家にいると関西弁 地元の友達と会うと名古屋風味でも東京に帰ってくると標準語関西風味になります。 周りに合わせているだけだと思うんだなぁ多分 机はつるものです(これ名古屋弁)自覚している自分の名古屋言葉はこれくらいしかない
ほかの地方の人からすれば自分で思っている以上になまりがあるんでしょうね
あっ酔っぱらうと関西弁名古屋風味瀬戸の香りになります。 意識レベルと関係があると言うことでしょうか | |
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Re: 面接授業「国語学A」 2005/12/02 13:20 | 塩見真一 |
ううむ、言葉で考えているかどうかはわからない。 なるほどそれはたしかにそうだ、「不確定性原理」みたいな感じだな。
思考に近いものを探すと、独り言を何語で言うか、とかかな。
それはそうとして、私に方言生活の経験がないというのは、考えてみると不思議な話なんですがね。生後6ヶ月から東京都下で育ったとはいえ、両親とも京都の山奥の同じ市の出身なんだし。
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Re: 面接授業「国語学A」 2005/12/01 01:40 | 麗明舎 |
私は英語へのモード切替というのはありません(それほど達者ではないので(笑))が、別に方言でものを考えてはいないし、そもそもあんまり言葉で考えてはいないのかも知れない。
こうやって文字を打っているときは、あからさまに文字で考えていますけどね。むしろ手が考えているような気がしないでもない(いや、それは言い過ぎですが)
思考過程を人に説明しようとすると、言語化してしまうのですが、ふだん文章でものを考えてはいないような気がするんだけどなあ。 (あ、私がいろじかるな人間だからですか、そうですか(笑))
耳慣れない方言を聞いたときは、共通語に翻訳しようとしてるアタマは確かにあるので、受容と表現に関しては、そういう言語脳の働きがあることを認めるにやぶさかでないのですが、日本語で考えてるのかなあ?おれ。わかんなくなってきたや。 | |
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Re: オンライン書店 amazon.co.jp 2005/11/29 11:03 | 塩見真一 |
amazon.comはもともと、オンライン販売という業態を先にたてて、それに適した商材は本だという考えかたで本を売っているところなので、私の目からは半人前の書店なんですが、……こういうのを「ごまめの歯ぎしり」と言うんだよな。 #だいたい、思い出してしまったが某出版社も似たようなもんだった。
まあそれはともかく、データ項目を区分してそれぞれ小見出しを付けていくとよいだろうと思います。……定型化するとつまらなくなるという弊害もあることはあるんですが。
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Re: 面接授業「国語学A」 2005/11/29 10:50 | 塩見真一 |
授業の最初に「母語」という話がでてきたところで、いくつもの外国語を流暢に話す人でもやはり脳の中ではどれかメイン言語があって、他の言葉については脳内で同時通訳しながら話しているらしい、という話がありました。
で、2日目、方言の話になってみると、どうもこれは杉浦先生自身の体験らしいです。関西方言が私の母語でふだんは共通語に翻訳しながら話している、関東語らしく話すようにわずかながら努力して話しているので、こう話し続けて疲れてくるとぽろっと関西発音が出てきてしまう、……というようなことを話されました。実際そんなご様子でした。
私は共通語が母語で方言生活の経験がないのでなんとも言えないのですが、英語について言うと、同時翻訳ではなくモード切替になっているような気がします。英語モードに入っているときは、最初から英語が出てくるし、疲れてくると言葉自体がぜんぜん出なくなってくる。 もっとも、旅行記だってカナダにいるうちに日本語で書いているわけだし、さてこれからどうしようかとかいった考えごとは日本語でしていたような気がするし、何をした何を見た何が起こったというような記憶は基本的に日本語で保持しているような気もする。
このあたり、方言と共通語のバイリンガル経験をしてきた人はどうなのか、非常に興味があるですよ。
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Re: スタイルシートの簡単な本 2005/11/28 16:54 | みちる |
>んー、できあがっているものを作り変えるのは、物作りの学習としてはとても有効なはずなんですけどね。
ハイ それはそうだと思います。けどそれで「できる」と言われてしまうのがなんか意識の下でうずうずしてしまうのです。
現在読んでいるレイアウト本は最初にでてきたHTMLを最後まで使って改変していきます こっちの方が納得だなぁ 急に違うのがでて今度はこれを変えてみようと言われるより (レイアウト専門だからともいえる) | |
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Re: 『The Helvetica Book ヘルベチカの本』 2005/11/28 16:52 | みちる |
うわぁ この本なあににしようとおもって保留していたらやっぱり目をつけられていましたか… いやそんな予感はしていたんですが ハイ | |
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Re: スタイルシートの簡単な本 2005/11/28 12:02 | 塩見真一 |
みちるさんの投稿から「できる」の何が違うと感じたのかを考えてみると なんというかドリルなんですよ。 一から何かを作ると言うより有る程度できあがったものを改変するためのドリル。 んー、できあがっているものを作り変えるのは、物作りの学習としてはとても有効なはずなんですけどね。 私自身にしたって、パソコン自作はドライブの交換あたりから始めたし、PHPやJavaScriptは既存のシステムを改造しながら覚えている(教材としてはまったくひどいものだだけども)。さらに言えば、ライティングだってリライトしながら身に付けてきたものだし。 まあ、ドリル形式では、力のこもったいい本はなかなかできないだろうなあ、とは思います。……違うな、より正確に言うと、それほど力を入れなくても本の形になるから、できた本には力がこもっていないことが多いだろうなあ、……ということだな。 ま、いずれにしても現物を見ていないので、しょせん憶測に過ぎないのではありますが。 | |
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『The Helvetica Book ヘルベチカの本』 2005/11/28 11:55 | 塩見真一 |
大谷秀映 インプレスコミュニケーションズ ISBN4-8443-5830-8 定価2500円(税別)
新刊ニュースで見て興味を引かれつつ、見送った本。というか、現物をまだ見ていないので見送ったという言いかたはあまり正確でないのだけど、詳しくは後述。
ヘルベチカというのは欧文書体のひとつで、サンセリフ、つまり「ひげなし」フォントのひとつです。サンセリフのなかでも特にヘルベチカはシンプルにデザインされていて非常に使いやすい、大きくしても小さくしてもどんな場面でもどんな絵柄と組み合わせてもすっきりとまとまる書体です。 「無難にまとまる」ではないところがヘルベチカの凄さなんだな。個性がないわけではなくて、単純な直線・曲線がまったく絶妙のバランスを持っている。「磨きぬかれたシンプルさ」というか、「無心の境地」というか、なんかそういうようなデザイン。じっと見ていると、ううむ人間もこうありたいものだ、などと考えたりすることがあります。
そんなわけで『ヘルベチカの本』、紀伊國屋新宿南店で探してはみました。つまり、デザイン・DTP系の棚へ行ってみたわけなんですが、するとそこにはどういう本が並んでいるか、という問題です。
言葉で説明するのは難しいというかめんどくさいというか馬鹿馬鹿しいのだけど、要するに、ぜんぜん逆の本が多いのだ。「藝術的」というか、肩に妙な力の入った本がたーくさん並んでいる。 そういう本を見回しているうちに、『ヘルベチカの本』がこういうような本だったらつまんねえなという気がしてきて、見当たらなかったのだけど見送ることにしました。
見送ったけれどそれが残念な気はしているわけなんで、『ヘルベチカの本』を見た方がいたら教えていただきたいのですが、どんな雰囲気でしたでしょうか。
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オンライン書店 amazon.co.jp 2005/11/27 18:48 | みちる |
パソコンで本を買うのに便利なオンライン書店の調査を行っているところです。 まず最初はやっぱりamazonから amazon.co.jp http://www.amazon.co.jp/ 書籍のほかにCD、DVDからキッチン雑貨まで巨大ショッピングモールになりつつあります。 1500円以上の購入で送料無料 配送方法はメール便か宅配便という非常にアバウトな大きな本でも頼まなきゃどっちでくるかわからない。選択不可 支払いは クレジットカード、代引き(この場合は宅配便)のほかにアマゾンギフト券がある。
マーケットプレイスという顧客による中古市場も繰り広げられている。
うちのポストは小さいのでメール便はつらいなあ | |
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Re: 面接授業「国語学A」 2005/11/27 17:30 | 塩見真一 |
2日目は文法の続きで「構文」から、「日本語の文章は要点が末尾にある」という、よくある説はほんとうかどうか、という話題。 続いて、「赤い花とハンカチを買った。」という、文法的に見ると意味を定められない文について、チョムスキーという人の提唱した生成文法という考えかたを紹介されました。書き手の意識がどのように展開して文章ができたという観点で文章を捉えるという、なんでも言語学の相対性理論と言ってもいいような大変革なんだそうですが、うーむ、ぽっと書き起こしただけの文章ならともかく、原稿をリライトした文章や推敲しながら書く文章には、その理論は当てはめられないのではないだろうか、と思いました。 続いて敬語の話題、昼休みを挟んで方言の話題。私としてはたいして重要な問題ではないので、あまり身を入れて聞いていませんでした。最後にレポートを書いて終わり。新宿でちょっと買い物をして、そのまま初台へ出て、コンサートの前にバーミヤンで食事をしておこうとしているところです。 食事といえば最近、大戸屋で食事をしながら思ったことがあってですね…… 日本人:中国人や韓国人の店員よりもきたならしい日本語を話す人々のこと。 ……と、そんなことを考えていると、「国語学とは日本語を母語として捉えて研究する学問である」と言われても……あー、そうか、研究者本人のスタンスがどうかということだから、研究対象の言葉が誰がどういうふうに発した日本語であっても直接には関係ないわけだな。 しかしやっぱり、私は日本人が書く日本語がむちゃくちゃだという現実に直面して仕事をしているので、ついでながらアメリカ人の書く英語がむちゃくちゃだという現実もすぐ隣にあるので、よい文もむちゃくちゃな文もまとめて研究対象にしてしまう言語学者は偉いものだというか、逆にその区別なしに研究したってしょうがないんじゃないかとか、そんなことも考えます。 まあそんなわけで、学生生活は一段落。ファンクラブ生活に戻ることにします。 | |
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面接授業「国語学A」 2005/11/26 19:44 | 塩見真一 |
今週末はまたまた学生。多摩学習センターで「国語学A」を受講しています。1日目の講義が終わって、国分寺駅前のバーミヤンで食事して、隣のべたべたカップルも帰っていって落ち着いたところです。
まず1時限は「国語学とはどういう学問か」というテーマで国語学会が日本語学会に名前を変えた話とか、日本語の系統がわからないという話とか、バスや飛行機の右側面にはどっち向きに文字を書くかとか、そんな話でした。いや、まじめに説明したらただのノートになるから脱線したところだけ抜き出したんですけど。
昼食の後、2時限は「語と意味」、3時限は「文法」。 文法というのは規則ではなく、そういう言葉遣いをする・しないという現実の裏にはどういう理屈があるのか説明する方法なのだというスタンスで、私としては「我が意を得たり」というところです。「食べれる」という言葉が(規範文法では「正しくない」にもかかわらず)成り立ちうる理屈を説明してもらったりしました。 ……すでに放送授業で学んでいるはずなのに、そういうスタンスについて記憶がないのだが、まあいいや。
「国語学とは日本語を母語として捉えて研究する学問である」という定義はすでに頭に入っていたのですが、……ついでに言うとインダストリアルライティングを業とする私としてはまず第一に的確な文章を書く技法や方法論といった実用外国語学的な観点の日本語能力に関心があるので、そんなん知ったこっちゃないやと思っていたのですが、今日の講義を聴いていて、というより、文法について嬉々として話す杉浦先生を見ていて納得しました。
「国語学とは、自分がふだん何気なく使い分けている言葉遣いの背景にきちんと理屈がありすっきり説明できることを知って感動した人が踏み込む道である。」
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Re: スタイルシートの簡単な本 2005/11/25 17:11 | みちる |
「できる」の何が違うと感じたのかを考えてみると なんというかドリルなんですよ。 一から何かを作ると言うより有る程度できあがったものを改変するためのドリル。 (ちなみに例題はダウンロードできます) 塩見さんに探していただいた本は見つけられていませんが HTML&スタイルシートレイアウトブック ソーテック社 4-88166-458-1 を図書館で予約しました。 本屋で見かけて気になっていたのでちょうど良かったですというか先に予約した本だったことに気がつかないで買ってしまうところでした危ない危ない
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妙なやりとり 2005/11/22 11:24 | 塩見真一 |
サーバのレスポンス低下の件でプロバイダに問い合わせて、メールが結局2.5往復したのですが、ちょっと妙な気がしたこと。 こちらからメールを出すと、とりあえずすぐに返事が来るんですよ。 サポートセンターの○○と申します。
この度は、お問い合わせいただきましてありがとうございます。 さて、お問い合わせいただいた件につきましては担当のものに転送いたし ましたので、速やかにご回答させていただきます。 受け付けましたというだけのことですが、サーバのレスポンスが悪いという苦情に対して人間系のレスポンスはいいなと私は思ったわけで、まあ、いろいろ言葉遣いがおかしいのはこの際おいといて、とりあえず企業としてよい応対と言えるでしょう。 それで、翌日か翌々日には実際の担当者からメールが来ます。 現在、お使いのデータベースサーバの負荷が上昇しており、接続しづらい状況が断 続的に発生しております。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。 どうも妙なのは、こっちのメールの差出人は単にカスタマーセンターというだけで、担当者の名前が書かれていないんだ。 もしよろしければ負荷の軽い別のデータベースサーバに移転させていただきますと言われたので、じゃあそうしてくださいと返信すると、「××と申します。担当者に転送いたしました。」というレスポンスが速攻でくる。少しすると、また無名の担当者から「データを移転しました。XOOPSですからここのファイルのここのところを書き換える必要があるはずです」という、十二分に丁寧なメールが来る。 機械的な応対は名乗って、多少なりとも人間的な応対は無名。直接返信したのにまた取次ぎが出てくる。どうも妙な感じが拭えないのですが、うーん、世の中こんなものがふつーでしょうか。 | |
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『アスペクト指向入門』 2005/11/22 11:02 | 塩見真一 |
千葉滋 技術評論社 ISBN4-7741-2581-4 2005/12/15 定価2480円(税別)
レビューの題材として、また新知識の取得のために買ってきた本。 「Java・オブジェクト指向からAspectJプログラミングへ」というのが副題で、つまりオブジェクト指向に続くものとして「アスペクト指向」という考えかたが出てきているらしいです。 ざっと読んでみると、オブジェクト指向を置き換えるものではなく、オブジェクト指向でもまだ足りない、つまりプログラムの書きにくい部分・メンテナンスが面倒になる部分が出てくるのを、「関心事」「横断的関心事」という捉えかたで整理して、「ポイントカット」とか「ジョインポイント」といった書きかたで解決しようと、そういう考えかたらしいです。
本づくりとしては、何人かの人物を設定してその会話によって解説を補強補足するという書きかたが特徴かな。よくある手法だけど、先生とよくわかっている学生とわかっていない学生との3人、あるいは上司と先輩と新人との3人でやるのが普通です。この本では登場人物が5人もいるし、イニシャルでYとかMとかしか書かれていないし、教授が妙に弱かったりするし、どれが誰やらわけわからん。 ……やっぱ、キャラクター設定には王道というものがありますな。
レビューとしては、アスペクト指向という考えかたそのものは受け入れるけれど、これでよいプログラムが作れるとおまいら思うんじゃねえぞゴルぁ的なものになりそう。 手法がどうあれ実際はあくまでプログラマの器量に左右される。現在の手法でしっかりしたプログラムを書けない人間が新手法を採用したって砂上の楼閣、過去の手法できちんとプログラムを書けない人間が新手法を採用したって……ええと、豆腐にかすがいじゃなくて張子の虎とも違ってうどの大木ともちょっと違うが、まあとにかく、字下げをそろえるとか意味のあるコメントを書くとか意味のわかる名前を付けるとかそんなことすら満足にできないやつが偉そうにソース公開なんかするんじゃねえ!……ってこれはヤツ当たりですが。
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もののけ学生 外伝 2005/11/19 21:42 | 塩見真一 |
今日は昼過ぎからずっと実験レポート書いてるのだけど、いやこいつはけっこう大変ですわ。ううむ、明日いっぱいかかりそうです。単位は落としてもかまわないんだけど、仮にもモノ書きのはしくれがレポートを書かないというのはやっぱりどう考えてもかっこ悪いからなあ。
大変とはいっても、データ整理も作表も文書作成もお手のものではあるわけで、さすが本職とか自分で思ったりもしてるし、手際よく進んでいることは間違いないでしょうね。本職だからこそあっさりとは済ませられないという側面もたしかにあることはあるのですが、それにしても、他の学生の皆さんは、どうしてるでしょうかねえ。
今回は学生の平均年齢がえらく低いのに先生が驚いていたぐらいで、しかも女性の比率が高い、放送大学としては実に珍しい面接授業だったのです。 とりあえず覚えているのは隣の席の阿部慶子さん22歳だけだけどな。秋田の高専で機械科の実習助手をしているとか言ってました。中学のときにベネッセで、理科の添削指導をしてくれたのが塩見先生だったとか言ってたっけ。
さてまあ、もうひとがんばりしておきますか。
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もののけ学生 特典映像 2005/11/16 13:43 | 塩見真一 |
授業のはじめに、先生がどういうつもりで講義をしているかを話す際に、井上ひさしさんの言葉を紹介されました。なんでも隣村の出身とかで、あるとき色紙を書いてもらったのだそうです。井上ひさしさんが書いた言葉が…… むずかしいことをやさしく (1行思い出せない) だいじなことをゆかいに ゆかいなことをまじめに書くこと 「むずかしいことをやさしく」というのがポイントだそうで、「東北大にはやさしいことをむずかしく話す先生がいてねえ」と言って笑っておられましたが、そりゃ東北大だけじゃない、そういう人は世の中どこにでもいくらでもいますがね。 まあそれはさておき、私の仕事は「むずかしいことをやさしく書く」だろうかとちょっと考えました。……というより、『業界就職ガイド』のレビューに書いたことを振り返ってみたんですが。 結論としては、「やさしく」ではない、「むずかしいことをわかりやすく書く」というほうが私の仕事にはきっちりあてはまります。専門的な技術は本質的に難しいもので、やさしく書くことはできない、しかし、言葉遣いや文章構造や話題の順序を整えたり、図解したりして、スムーズに頭に入るようにすることならできる……と私は思う。 ま、これは今の私の仕事、サードパーティ向けの技術資料をまとめるドキュメントエンジニアとしての仕事についての話です。普通のパソコンの本について言えば、正確さや厳密さを少し犠牲にして、やさしく書くことはできます。 どっちにしても、「むずかしいことをわかりやすく書く」あるいは「むずかしいことをやさしく書く」というのは具体的に何をどういうふうに書くことなのか、私はそのノウハウを身に付けてきているはずなので、他人に説明できるように整理して知識化したい、書く職人芸を技術に変えていきたいと思っています。 #とっととやれよ(コスプレなんかしてないで)、という反応はもっともですが。 | |
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もののけ学生 第4話 2005/11/13 20:48 | 塩見真一 |
【16:47】 2日目終了。Maxやまびこ62号に乗って、夕暮れの仙台を後にしました。発車したときに注意していなくて、ホテルの部屋を確認しそこねました。
【20:45】 帰着。大宮で乗り換えて新宿に着いたのが19時半ごろ。ハンズでちょっと買い物をして、食事をして、荷物を置きに事務所へ戻ってきたところです。
実験は終わったんですが、結果をまとめてレポートを書いて提出しないとなりません。後日レポートを提出する面接授業は実を言うと初めてです。何をどういうふうに書けということも指示されているのでべつだん考え込む必要はないのですが、それでも時間はかかる。……通信課題も出さんならんし、いつやったらいいものかなあ。
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