Re: こすぷれ 2005/07/04 22:06 | 塩見真一 |
ふと思ったんだが、これ、オレがやったらただの変な客だけども、役者の卵(というかまだ売れてない役者)がやったら、かなり強烈なプロモーションになるんじゃないですかねえ。
まあ、強烈というのはいい意味だかどうかはわからん、ということだが。
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「早わかり」とうたっている書籍? 2005/04/29 18:58 | 塩見真一 |
どうも気になって……こういう調査は最近していなかったし、「早わかりをうたっている本」について調べてみました。 ブックモールPCで「早わかり」「早分かり」で検索してみて、ヒットしたのが140点。そのうち、タイトルにこの言葉が含まれているのは99点でした。 その99点をざっと見たところ……特定の出版社に偏っているのが目立ちます。まあ、シリーズもので使いそうなキーワードだから当然ですね。集計してみると…… 新星出版社 33点 ナツメ社 27点 オーム社 10点 日経BP出版センター 8点 学習研究社 3点 龍吟社/リズム・エコーズ 3点 ソフトバンクパブリッシング 3点 (ほか11社) 12点
……という感じ。 各社の出版傾向を把握している人にはここでもうわかっちゃうわけですが、「早わかり」とうたっている本の多くは、UMLやオブジェクト指向を取り上げたものではありません。それどころか、タイトルを丹念に眺めてみると、Javaが1点あったのと、日経BPが出している『新・情報通信 早わかり講座(1)』〜『(4)』というのがもしかしたらそうかもしれない、ぐらいでした。結局のところ…… 「早わかり」とうたっている書籍は、すでにオブジェクト指向技術を身につけた人が要点だけをまとめたものが多く、 ……というこの本の記述は事実を的確に表しているとはいえない、ですね。 | |
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Re: こすぷれ 2005/04/29 18:53 | 塩見真一 |
アナウンス「ただいまより、15分間の休憩といたします。なお、休憩中の席の移動はお断りいたします。マナーを守って観劇をお楽しみください。」 (客席後方の扉から、軍服を来た男:レスター・クールダラス副司令が入ってくる) レスター 「タクトーッ! ここに来ていることはわかっているんだ、出てこいタクト!」 (レスター、客席を見回し、手近の観客に尋ねる) レスター 「あー、失礼、タクト・マイヤーズを見かけませんでしたか。あいつ、今日は大事な会議があるってのに、ほっぽり出してこんなミュージカルなんかに……あっ、いたっ、タクト! 待てっこら!」 (レスター、客席中ほどの通路にいる軍服の男:タクト・マイヤーズ司令に駆け寄る) レスター 「タクトきさま!」 タクト 「あれ、レスター、おまえも来ていたのか。」 レスター 「来ていたのか、じゃねえ。おまえ〜、1500から第2方面軍との会議だってのを忘れたわけじゃないだろうな。」 タクト 「会議? ああー、でもあの会議はおまえが出れば済むだろ。そんなことより、エンジェル隊のみんながミュージカルに出てるんだぞ、司令官のオレとしては当然観ておくべきだろ?」 レスター 「……否定はしないがな、おまえ、そう言ってこれで何公演めだ。」 タクト 「5回目だけど、」 レスター 「3回見れば十分だ。」 タクト 「でもせっかく初日から欠かさず観ているんだから……」 レスター 「そんなことで威張るな。オタクかおまえは。」 タクト 「いいじゃないか〜、オレが会議に出たってどうせ居眠りするだけなんだから〜」 レスター 「うるさいっ。会議をさっさと終わらせれば夜の部は観ていいから、おとなしく来いっ!」 タクト 「うわ、こら、そんなに引っ張るなよ、腕が伸びるじゃないか〜」 レスター 「鼻の下は伸びてるくせに騒ぐな、他のお客さんに迷惑だろうが。あ、どうも失礼、失礼。あー、皆さんお騒がせしました。どうぞお気になさらず、第2幕も楽しんでいってください。」 (レスター、タクトを引っ張って後方の扉から出て行く) レスター 「ほら、さっさと歩けタクト!」
……いや、レスター役をやる人がいたら、二人してこんな遊びをしても面白いかなー、と。 | |
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『お兄ちゃんはプログラマ 〜萌えるSE業界ノベルズ』 2005/04/29 12:35 | 塩見真一 |
藤山哲人 技術評論社 ISBN4-7741-2359-5 定価1580円(税別)
次にレビューする予定の本。
……ウソです。 出てるのは見かけたんだけど、なんかこう、手に取ってみる気になりませんでした。
むしろ『もえるるぶ 東京案内』のほうを取り上げてみるかなー。いや、タイミング外してるし、こっちもいまいち萌えないんだけども。
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Re: 『電車男』がコミックになって…… 2005/04/29 10:43 | 塩見真一 |
そういえば、去年『電車男』のレビューを書いた時点で私が知らなかった・読み誤っていたことが、その後いくつかわかったのでした。
まず、あの本の内容は、2ちゃんねるの「まとめスレ」そのままだということ。話がダレる部分を省略・要約したり、文中の一部を強調したりといった処理は、新潮社の編集者がしたのではなく、2ちゃんねるの中で行われていたということ。 それともうひとつ、そういうような過程、出来事が編集・脚色されてドラマになるという過程は、すでに前例が多数あり工程としてできあがっていたということ。
そういうことを知らないのはどうかとも思わないではないが、いやまあそれはいいんだ。 要するに、「電車男」を企画し演出した人物がいるとしても……いや、いるのだけれども、それは創出というほどのことではなく、もっと自然発生的なことだった、ということです。
まあ、創出というのはそういうものだ、ということかもしれないが。
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Re: 『UMLによるオブジェクト指向モデリング セルフレビューノート』 2005/04/29 10:42 | 塩見真一 |
論点その3。 p180-181にある、技術書の選びかたの話。 自分で書籍を探す場合には、まず書籍で何を知りたいのか、自分の目的をはっきりさせます。(途中省略) 次に、その目的を基準にして、書籍の属性を見ます。 出版社や、著者、タイトルなどから判断して、自分の目的とレベルに合っていそうな書籍を選択します。この際、まず着目してほしいのは、出版社と著者です。次に、目次に着目します。 「これはとても売れているから」、「みんなが持っているから」という理由で書籍を選択する人もいるようですが、売れている書籍と自分のレベルが合っているかどうかはわかりません。自分がみんなと同じレベルである保証はないのです。 (途中省略)まず、用語が理解でき、どんなことが書いてあるのか想像できるようであれば、レベルに合った本だといえます。 (途中省略) タイトルについては、次のようなタイトルに注意します。 「簡単」、「すぐわかる」といった即効性をうたっている書籍は、効果がなくなるのも早いです。また、「早わかり」とうたっている書籍は、すでにオブジェクト指向技術を身につけた人が要点だけをまとめたものが多く、初心者向きではありません。
まあ、特に異論はないです。目的をはっきりさせることとか、自分のレベルに合わせて判断することとか、正論ですし、即効性=揮発性というのも妥当な指摘でしょう。 しかし、出版社と著者に着目してそのまますぐ目次に話がいってしまうとか、「早わかり」について奇妙に断定的なあたりとか、どうもなんか噛み合わないところがぽろぽろとあります。 噛み合わないというか、要するに、この文章自体が、どうも日本語として納得できないんだな。 というか、日本語文のできとして普通のレベルであろうとは思うんだけど、結局、p42のコラムやp62のチェックポイントや、日本語文の書きかたについて何か考え深げなことを言っているくせに、その本人が書く文章はこの程度か、……みたいな気がどうしてもしちゃうわけだな。 『理科系の作文技術』のあとがきに書いてありましたね…… ものを書く書き方を書くのは,当人にとっては,自分で自分の首を絞めることになりかねない無謀な行為だから…….
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『電車男』がコミックになって…… 2005/04/27 10:26 | 塩見真一 |
高橋由佳利の『トルコで私も考えた(4)』ときづきあきらの『針とオレンジ』を買いに行って見かけたんだけども、『電車男』がコミックになって出てますね。
絵は原秀則さんか。名前だけは知っているが、私が一度も読んだことのない・読んでみようと思ったことのない人だ。 ……なるほどなー。
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re:『C++の絵本』外国語といえば 2005/04/27 10:21 | 塩見真一 |
外国語といえば、4月に入ってまたラジオの韓国語講座とフランス語講座を聞くようにしているんですが、これがどちらも入門編の4月期とはとうてい思えないハードな内容で、いささか面食らっているですよ。
フランス語のほうは例によってスキット形式だけど、早口だし、話題も語彙もどんどん広がっていきます。講座が進むにつれて自然に広がっていくものではあるけど、広がり具合が2割がた早い感じで、とんでもないボリュームに感じられます。さらに、解説の中でもゲストが生のフランス語でしゃべりまくる。たしかに、自然なフランス語を耳にする機会が多いほうがよいことは間違いないけど、やはり3割がた多すぎる気がします。
韓国語のほうはもっときついかもしれないな。最初の1ヶ月のあいだというもの、母音21種と子音14種、それから有声音化・連音化・鼻音化・口蓋音化・流音化……etcと、ずうっと発音練習が続いています。発音の例題として単語や短文は出てくるのだけど、「肉」「誰」「暗記」「翼」「外は雪がたくさん積もりました」「バスターミナルはいつも混雑しています」「急に花束をもらっても困るけど……」と言った調子で、脈絡がない。いや、音声学的に見れば(聞けば)脈絡はあるのだし、基礎として文字と発音が大事なのはわかるけれど、なんというか、言葉を学んでいる気になりにくい。 やっぱりこう、まずは「こんにちは」と「ありがとう」、それから「その制服かわいいね」とか、最初はそんな言葉から始まってほしい気がします。
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Re: こすぷれ 2005/04/26 17:13 | みちる |
うう書いてる途中で斬っちゃった…
ワタシの場合はコスプレも是非 だけどどちらかというと音楽を優先するミュージカルが多いので 「客席生カラオケ」希望 | |
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Re: こすぷれ 2005/04/26 17:09 | みちる |
そそ スペシャルイベントはみんなコスプレだよとダマされたり 観劇しないのに楽屋口には行っていたり…
某アイドルグループではちいさなおともだちやその家族用の席が有ります そこではスタンディング禁止ですが行ってみたらまったりと座って盛り上がることの出来る良い席でした
もっと元気になったら久々に行きたいです。
って後半と前半の内容ブツが違う… ワタシもコスプレは | |
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『C++の絵本』 2005/04/26 10:30 | 塩見真一 |
(株)アンク 翔泳社 ISBN4-7981-0893-6 2005/04/20 定価1680円(税別)
次にレビュー予定の本。
なんだっていまさらC++。 いや実は、某社の仕事でC++関係のドキュメントが出てきたんですよ。プログラムの作りやすさよりも実行時の性能のほうが重視される分野でC++の浸透が遅く、ようやくだんだん使われ始めたという状況なのです。で、クラスライブラリのリファレンスをリライトしないといけないのだけど、私自身もC++をまともに使った経験がないもので、どうするのがいいのか判断に困る部分がある、それで遅まきながらちょっと勉強しようというところへちょうど新刊が出てきたので、じゃあ、という次第。
いくらC++が初めてだといえ、私が読むべき本でないことは明らかなんですがね、……つまり、大人が外国語を学ぼうとしているところへ、その国の子供向けの絵本をあてがうようなものですから。 この本に限らずパソコン関係の入門書はおしなべて「子供向け」で、私は日頃おおいにイライラしているんですが、まあそうぶうぶう言ってるばかりでもいかんだろうと、ここはひとつ虚心に戻って子供向けの入門書を見直してみようと、そんなつもりもあります。
……なんかそうするとまた、この本自体の話はしないレビューになりそうだがな。
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Re: こすぷれ 2005/04/25 21:17 | 塩見真一 |
>見るにたえないのがいますよ? > >いいんですか?ほんとうに??(笑)
それこそ自己評価能力という……あ? いや、ちょっち待ってくれ、わし別にエンジェル隊の、女の子たちの衣装を着るとは言うとらんがね。私がしてみたいのは司令官タクト・マイヤーズのコスプレでだね、タクトだったら体格性格ともに……ぉぁ、それで出演したエンジェル隊の子たちに囲まれて写真を撮るとかいうオプションがあったら……、うう、それはいいなー。
……と、ちと妄想にひたったところで、思い返してみると、GAミュージカルでは一体感を生み出そうとする演出がかなり作りこまれてましたよ。
・風船を客席へ投げ込む ・客席両サイドの入り口からエンジェル隊が入ってきて、通路をステージまで歩く ・その途中で観客に話しかける「あっ、もしかしてあなたは、ロストテクノロジーですか?」 ・客席に隠してある「宝石」を探しにミルフィーが降りてくる(たまに泡立て器が見つかったりもする) ・劇中の歌に、合いの手を予定したフレーズがある(その歌がいまHPで聴けるようになってます)
それと、ゲームのテーマソングをアンコールで歌うというのも、ことに私にとってはかなりこうぐぐぐっとくるものがありましたね。振りは覚えられなかったけど、手拍子して声を合わせて、歌はいいよ歌は。
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Re: オベーションって? 2005/04/25 21:16 | 塩見真一 |
>こんなことでは俳句の道には行かれないなあ(違
三里に灸すえるよろし。 | |
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Re: 『UMLによるオブジェクト指向モデリング セルフレビューノート』 2005/04/25 21:15 | 塩見真一 |
私からみて興味深い論点その2。 p62で、ユースケース仕様書(より広く言えば日本語の技術文)から曖昧さを排除するためのチェックポイントとして、以下の9項目が表にまとめてあります。
1 主語があること 2 能動態であること 3 形容詞、形容動詞、副詞がないこと 4 否定形がないこと 5 境界をぼかしている表現がないこと。例:「など」「他」 6 接続詞がないこと 7 1つの文で、2つ以上のことを述べていないこと 8 第三者が読む場合に、用語集以上の前提を必要としないこと 9 第三者がテストケースを作成できること
これらの項目を機械的にクリアすれば、曖昧さのない「第三者が読んでも、1通りにしか解釈できない」仕様書ができるのだ、ということです。
そうかなあ……。趣旨としては納得できるんだが、このチェックポイントがうまくできているか現実に役に立つかというと、かなりだいぶぜんぜん疑問。1〜4,6,7は形式的すぎて、チェックしたところで実質的な明確さに結びつくとは限らないと思うし、8,9は意味が広すぎて、仕様書がこれを満たしているかどうかチェックしようがないと思う。
……やっぱり結局、著者は「先生」なんだなー、という感じ、です。
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Re: 『UMLによるオブジェクト指向モデリング セルフレビューノート』 2005/04/25 10:26 | 塩見真一 |
この本について、レビューはUMLに焦点を絞ってもう出してしまったのだけど、そのほか私からみて興味深い論点について。 まず、p42にある「日本語とUML」というコラム。 すべての日本語はUMLで表現できます。ただし、ここでいう日本語とは「技術的日本語」のことを指しています。技術的日本語とは、形容詞、副詞、形容動詞がなく、論理的な構成である日本語のことです。 技術文書は曖昧性が排除された日本語を使います。技術書の中でも、わかりやすい、といわれるものには、形容詞、副詞、形容動詞は見当たりません。能動態で主語がきちんと書かれています。この技術文書に対する要件は、文章構成もよく、例が豊富、ということよりも、書籍にわかりやすさを与えるには重要な要件です。 ……んーむ、以下省略でいいや。文章力(読み手を意識して書く能力)とモデリング能力との関係とか、他人にもわかるように命名することの重要性とかが書かれていて、「優れたモデラーになりたいのであれば、日本語力をつけるのが一番です。」と締めくくってある。 さて困ったな。 後半部のように要約してみると立派なことを言っているように見えるんだが、素で引用した前半に対して、オレべつだん何も言えんわ。何のことを言っているんだか、はっきりわからんのだもの。 | |
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Re: こすぷれ 2005/04/24 23:05 | 麗明舎 |
見るにたえないのがいますよ?
いいんですか?ほんとうに??(笑)
あとね、観劇もしないくせに、はける時間に合わせてロビーにだけ来たりするバカもいるの(笑) | |
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本日のゴミ拾い 2005/04/24 19:13 | 塩見真一 |
塵も拾えばなんとやら。
一体感の濃密度において日本一(当社調べ)の某アイドルグループでは、本日、ゴミ拾いイベントが行われました。ファンが10名ずつにメンバー2名ずつとスタッフ2名ずつで都合3グループに分かれて、新宿中央公園周辺の路上を1時間ほど歩きつつ、大量の吸殻・空き缶・ペットボトル・弁当殻・ビニール傘・そのほかのゴミを拾ってきました。
徴兵の代わりに、公共の場の清掃とかゴミ収集とかを国民の義務にすればいいと思うんだがな。どうせ後で自分が拾うことになると思えば、苦労した経験があれば、ポイ捨ても汚らしいゴミ出しも自然に減っていくじゃないか。
……できないかねえ、いまの日本じゃ。
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Re: オベーションって? 2005/04/24 19:12 | 塩見真一 |
>つか、それ以前に客席でのこども以外のコスプレを禁止してくれと。
い、いかんですか、おっきいおともだちのコスプレは。 わし、次回があったらぜひ!と思っているんですが……。
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Re: オベーションって? 2005/04/23 21:22 | 麗明舎 |
あーうー。これはまったくあたくしの書き方が不用意だったですー。申し訳ないですー。
こんなことでは俳句の道には行かれないなあ(違 | |
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Re: オベーションって? 2005/04/23 10:01 | 塩見真一 |
あーうー、あー、なんか、非常におおもとから誤解していたようですだ。 つまり……
>一度、同趣旨の文書が出たことがあるのですが、抗議殺到で即刻撤回されたということがありましたです。
というのは、GAのスタッフが言ったのと同じ趣旨の、つまり「スタンディングオベーションは差し支えありません」という趣旨の文書、……いやむしろ「どんどん立ち上がって拍手してくれ」という趣旨の文書が出た、ということだったんすね。
私ゃてっきり、「上の文と同じ趣旨の」つまり「ちっちゃいおともだちのためにスタンディングオベーションは禁止です」という趣旨の文書が出たのだと、思ったすよ。 だから、そんなことを規則にするなよと思って憤慨したし、そういうまっとうな中身で反発を食らう文章ってどんなんだいったいと思ったわけですが。
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