NHK問題について私に不思議なことを整理してみたら、「関係者それぞれにとって明白な策があるのに、なぜか誰もその策を取ろうとしない」ということにまとめられます。
・NHKと契約したくない人たちにとって、「テレビを持たない」という、明白で簡単な解消策があります。なぜそうしないのか、そうしないで激しく文句を言うのはなぜか、理由はあるのだろうけど、私にはわかりません。
・NHKにとっては、「受信機を設置したら契約する義務がある」という時代遅れの制度を現在の社会と技術に即して変えればよいことが明白です。いろいろと面倒はあるかもしれないけれど、無理なことなんかないはずで、なぜそうしないのか私にはわからない。 てゆうか、番組の企画はそのつど世の中のニーズに合わせて考えているはずだし、番組制作や放映はそのつど技術の進歩を取り入れているはずだし、制度だけ街頭テレビ時代にしがみついているというのは、しがみつく理由はあるのだろうけどさ。
・家電メーカーにとっては、「NHKを受信する機能のないテレビ」が商品企画として成り立つはずです。間違いなく売れるとは言えないけど、ニーズがあることは明白。なぜ……と思ったけど、そういうテレビを作っているメーカーがないのかどうか、私は知らんかった。あると聞いたこともないけどね。
・家電販売店にとっては、「NHKの受信契約代行」というサービスができるはずです。テレビを買って下取りを頼まないお客さんがもしいたら、NHKの受信契約はお済みですか、まだでしたらこのハガキにお名前を……みたいな流れで、配送先の住所を転記して済むことも多いだろうし、たとえNHKがコミッションを払わないとしても顧客サービスとして成り立つはずと思う。家電メーカーにしても、テレビの箱に受信契約の申し込みハガキを入れるのが難しいはずはなくて、なぜそうしないのか、理由はあるのだろうけど私にはわからない。
ま、私としてはNHKもそれ以外も含めてテレビを視るつもりはないしそのほかの関わりも持つつもりはないので、こんなことを無責任に言うだけですけど。
|