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2011年冬の掲示板

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 『リサイクル幻想』
 2011/12/30 11:11
塩見真一
武田邦彦 文藝春秋 ISBN4-16-660131-8 平成12年10月20日−平成13年2月10日第2刷 定価(本体660円+税)

このあいだブックオフで買い取り計算を待っているあいだに見つけて、『エネルギー論争の盲点』といっしょに買ってきた本。買ってきたと言ってもお金は払っていません。つまり、要らない本をブックオフに売るとクーポンをくれるので、そのクーポンで払ったのです。まあなあ、この本にしたって誰かが要らないと思ったわけだし、私にとっても遠からず要らない本になる、読み終わる前に要らない本になった『エネルギー論争の盲点』といっしょにまたクーポンに変わるだろうと思いながら読んでいるわけですが。

さて中身はと言うと、要するに「いまのリサイクルじゃダメだ」ということです。
環境というものは背後でもつながっているので、よくよく全体を見渡して考えないと本当に環境にやさしいことはできない。目先だけ見て環境にやさしくしたつもりが後ろを振り返ると環境を破壊していたりするかもしれない。いい例がヤシ油の洗剤ですね、日本の自然にとっては合成洗剤よりやさしいかもしれませんが、ボルネオやインドネシアのジャングルがヤシ畑に変えて作られていることを考えると、ヤシ油洗剤はけしてエコ製品とは言えないのです。……て、ウチに買い置きがどんとあるんだけどな。
著者武田さんはご専門が資源分離工学だそうで、つまり、廃棄物を分離して資源を取り出す工程にどれだけ労力(エネルギーと時間と資源)がかかるかと、そういう目で見ているわけですね。そうして見ると現在行われているリサイクルはさまざまな矛盾を抱えている。リサイクルさえしていれば地球に優しいように錯覚して、あるいはリサイクルを免罪符としているようなフシが見られる。リサイクルの裏側も考えた「循環型社会」を目指さないといけない、生産効率を重視してきた20世紀の発想を変えなきゃいけない、……という話です。
興味深い主張を拾ってみると……
・紙は再生可能な資源で作れるのだから、化石燃料を使ってリサイクルするのはおかしい
・石油はすべてプラスチックにして、廃プラスチックを燃料に使おう
・廃棄物は今リサイクルしないで、すべて焼却して将来本当に資源が尽きるときのために灰を人工鉱山として蓄積しよう

まあ、どんな説だって鵜呑みにしてはいけないんですが、しかしこの本の説は呑もうとするとのどにひっかかりますね。上に挙げたのはいちおう検討に値する発想だと思うんだけど、話運びを見るとなにかが取り違えられているというか、んーとりあえず紙のリサイクルについて言うと、この本で使っている言葉を借りると「循環」と「回生」の区別がおかしい。紙の原料である木が再生可能だというのは「循環」の観点だけれど、古紙のリサイクルは中間原料であるパルプに戻す「回生」であって、比べてもしょうがない。比べるんだったら、木をパルプに変えるまでの工程と古紙をパルプに変える工程とを比べて、それでどうだという話をするべきでしょう。
廃プラ燃料にしても人工鉱山にしても、似たような無理が隠れているんじゃないかと、気になります。

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 これはアップルの陰謀か
 2011/12/22 09:28
塩見真一
ええと、簡単な日本語の言葉が私にはわからないことがしばしばあるんですが、「次回から確認しない」ってどういう意味でしょうかね。
いやなに、事務所のPCにiTunesを入れてあって、毎日1回くらいは起動してるんですが、最近こういうダイアログが出てくるんですね。
iTunes
新しいバージョンのiTunes(10.5.2)を利用できます。今すぐダウンロードしてもよろしいですか?
□次回から確認しない(D)
   [ iTunesをダウンロード ][ダウンロードしない]


私としては新しいものよりも今すでに使えているもののほうが良いという考えですから、「ダウンロードしない」をクリックするんですが、問題は「□次回から確認しない」のほうです。
私としては、これにチェックを入れれば次回からこのダイアログが出てこないのだと解釈してチェックを入れるんですが、どうもそういう意味ではないらしい、いまだに毎日このダイアログが出てきます。
そういう意味でないとすると、他にありうる解釈は……意味のはっきりしない文章についてありうる解釈をいくつも考えてみるというのは仕事がら得意ですが、うーむ、「次回」というのが「次回の起動時」ではなく「次回のバージョンアップ」なのかもしれないな。あるいは、「確認」というのが「ユーザに確認」ではなく「サーバに確認」なのかもしれない。

まあどっちにしても、最近はいちいち「ダウンロードしない」をクリックするのが面倒になってきて、この手間から解放されるのならダウンロードしちゃったほうがいいかとも思うようになってきたんですが、さて、これはアップルの陰謀でしょうかどうでしょうか。

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 『銀の匙 (2)』
 2011/12/19 21:24
塩見真一
荒川弘 小学館 ISBN978-4-09-123427-8 2011年12月19日 定価:[本体419円]+税

『百姓貴族』の続きが出るかなあと思っていたら、こんな形で出てきました。……て、そういうことは1巻が出たときに言わなきゃいかんのですが、そのころちょっと余裕がなくてレビューを書けなかった、1巻は……むーどこに埋もれているやら、てゆうか、オレまだ1巻持ってるかな。
まあいいや、こんな形というのは、受験勉強に疲れ果て家族と居るのも厭になり寮に入れるからという理由で大蝦夷農業高校酪農科学科に進んだ少年、八軒勇吾の青春グラフィティです。

サラリーマン家庭の次男坊、子供の頃から都会暮らしで勉強勉強また勉強、その勉強すら思うような結果が出なくて早い話が逃げ出した中学生が、農業高校の寮に入ったらどうなるか。
しかも北海道。
しかも酪農。

と、これくらい言えばどんなお話か想像できるでしょう。
ま、その想像を600%くらいぶっちぎってることもまず間違いないですが。

いちおう私としてはまた例の、もはやどうにもできない引け目「職業技能を学ぶ」につながっているのでこうして取り上げるのですが、や、2巻ではその面が1巻より薄くなってるかもな。
表紙の娘は御影アキちゃん。牧場の娘で、八軒君の同級生で、青春の一部です。人生の一部に、なるといいねえ八軒、ばんっ(背中を叩いた音)

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 『エネルギー論争の盲点』
 2011/12/17 12:48
塩見真一
石井彰 NHK出版 ISBN978-4-14-088356-3 2011(平成23)年7月10日 定価:[本体740円]+税

……のレビューをさっき投稿したつもりなんだけど、はてなあ、なんか間違えたかな、無くなってますな。

手元の文章も、だいぶ前の書きかけしか残ってないんだけど。

……まあいっか。
止めとけと、こんなんほっとけレビューするだけあほらしやんと神サンが言うてはるのでしょう。

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 「【重要】迷惑メールフィルターの判定精度低下について」
 2011/12/17 12:40
塩見真一
……という表題のメールが、私が使っている某大手プロバイダから来てるんですが、……うむー、これはたとえば「大事な内容:絶対に損する事の無い投資があります」という表題のメールと同じ類のものでしょうかどうでしょうか。

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 Re: 「ワインを学ぶ」
 2011/12/12 10:25
塩見真一
>ちなみに必要ないのに(失礼だ)放送授業の方の先生は覚えてます。

あー、放送授業の先生は、それはたしかに覚える必要がありませんねえ。
要するに人間関係というか、相手を特定した交流があったかどうかというところが基準になるので、放送授業はもちろん面接授業でも講義を聞いただけなら、名前を覚えないという失礼を問題にする必要はない、と私は思います。
……あー、むー、問題にする必要のある失礼をかなりたくさん犯している気がするなあ。

そういえば、女子大の先生をしている知り合いがいるんですが、自分は学生一人一人覚えていないのに相手には覚えられているわけでけっこう怖い、とか言ってました。

>ご本名のようですね(もちろん「たつじん」では有りませんが)

なんでも三男坊で、親が名前を考えるのにもう飽きたとかでてきとーにつけられたんだそうです。
「それが何の因果でこんなことやってんだか」と仰ってましたが、林学の中でも「森林施業」がご専門だそうで、となるともうやっぱりその名前だからそのお仕事なんじゃありませんかと言いたくなりますよね。
進路相談とかしたら、「農学部にしなさい」「林学に進みなさい」「キミは森林施業が向いてるね」とか、きっと言われたと思うんですが。

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 Re: 「ワインを学ぶ」
 2011/12/11 18:48
みちる
そう!先生がお名前をいってくださらなかったんです。
ちなみに必要ないのに(失礼だ)放送授業の方の先生は覚えてます。
毎回挨拶されるので

ところで塩見さんの先生のあまりにも素敵な名前に検索してみたら…

ご本名のようですね(もちろん「たつじん」では有りませんが)

さて、先日ワインを二本買ってきて数年ぶりに家で呑んだのですが、一週間であいてしまいましたおまけにわざわざ写真とっておいたのに違うワインを購入したことが判明(;´∀`)


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 「ジグマガVol.2」
 2011/12/10 12:52
塩見真一
このあいだヨドバシカメラへ行ったらこんなフリーマガジンが置いてあって、インテルSSD姉妹の名前がわかりました。おなかのほうがお姉さんでPCオタクゲームオタクの「ナノ」、おだんごのほうが妹で色気より食い気の「ピコ」だそうです。
やー、知っててもこの名前は使わなかったでしょうなー。

それはそれとして、これの中身。前半はナノとピコが地球に不時着して秋葉原にいるタナカズ博士に助けを求めるというマンガ、後半はインテル320シリーズのレビュー記事になっています。zigsow.jpという、ユーザが商品レビューを投稿するサイトがあってそこに投稿されたもののダイジェストを10本集めてあるのですが、……んーまあタイトルと筆者名を抜き書きするくらいはしておきますか。

   001「HDDプロテクション解除で、SSDは本領発揮する」けんこうさん
   002「マシンのポテンシャルを引き出すSSDのパワーに驚愕する」Voss
   003「SSDは速いだけじゃない 省電力化にも貢献する」ガトー
   004「Data Migration Software導入時 SSDとPCを必ずつなぐこと」sign
   005「MacBookへの換装も、驚くほど簡単にできる」ちょも
   006「OS設定をSSDに最適化させる簡単で便利な方法がある」s3zm4r
   007「自動保存するアプリの動作が圧倒的に快適になった」知的レビュアー
   008「オールマイティに使えるネットブックに生まれ変わった」N-DR
   009「モバイルPCにSSDはうってつけ 導入の価値は十分あり!」mine
   010「いろいろ比べてみたものの、やっぱり最新SSDが断然速い」daiyan

くぅ、しなきゃよかったやっぱり。
私はこれを見てあらためて、中身を読む気が失せました。

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 Re: 「ワインを学ぶ」
 2011/12/10 11:43
塩見真一
ひとつ思い出した話。だいぶ前になんだったかの面接授業で聞いた話なんですが、たしか足立学習センターだったと思うんですが、試験の時期に人手が足りないので近所のおばちゃんにアルバイトを頼んだそうなんですね。そしたら教室の案内がわかりにくいと文句を言ったおっさん学生がいたそうなんですが、先生の言うには「いやおばちゃんは偉いねえ、『そんなこと旦那さん大学生じゃございませんか』と、言って終わらせたもんねえ」と。
伝わらないのは発する側の問題か、受け取る側の問題か。永遠の難問ですな。

>先生の名前…そんなもの覚えられません…と言ったら失礼なのでしょうが…

もちろん失礼ですが、失礼でもべつだん差し支えないケースもあるわけで、受講してる間に覚えればいいと思います。……とか言ってると先生がお名前を言ってくださらないこともあったりするんですが。
や、今回の先生はもう覚えましたよ、「植木達人」ですもん。

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 「環境保全と日本の森林・林業」
 2011/12/09 11:08
塩見真一
……というわけで、先週末に受けてきた面接授業の報告。
題目は上のとおりですが、私の関心は末尾の2文字です。林業は、実を言うと私の人生の選択肢に入っている、今の仕事を続けられなくなったら林業をやってもいいと思っています。もちろん、林業が産業としてほぼ壊滅状態であること……農林水産省を略して農水省というのは的確な言葉なんですね……はわかっているんですが、ひとまず林業の現状を把握しておこうと思って受講したわけです。

中身はまず、学生各自の自己紹介(出身地、森林や林業との関わり、この授業でどんなことを知りたいと思っているか)。いわゆる地球環境問題のあれこれと世界の森林の状況。林業の状況の一例として、スコットランドの林業の様子。グループ討論(ここまでの感想と疑問)。北海道丸瀬布町のルポを見ながら戦後日本の林業史をひととおり……今まで知っていたのは、一時期むやみに植林したのが経済情勢の変化により見放され放置する結果になっている、というくらいの大筋にすぎなかったのですが、むやみに植林した原因がパルプ需要の急騰だったということ(洞爺丸事故が関係していたというのはちと驚きでした)、経済情勢の変化というのが「外材自由化」つまり材木の輸入関税を廃止したことだというあたり、初めてはっきり知りました。
や、当然ここで話が脱線してTPPに及ぶわけですが、なるほど、TPPに参加すると農業が林業と同じ道を行くことはまず間違いない。30年かけて育てたカラマツが1本70円という道、これはたしかにヤバい、参加しようと安易には言えません。農林水産省を略して水産省ということになっていいのか、よく考えないといかんですよ。

2日めは林業の再生に向けて頑張っている人たちを取材したビデオを1本見て(的確とは言えない場面もありますという注釈つき)、林家の収支状況、2001年の森林・林業基本法とそれに基づいて2006年に提示された新生産システム……いやこれは私が見てもダメな計画だと思う、「外材に打ち勝つ大規模林業」とか言ったって日本の自然条件でできる大規模なんてたかがしれてるし、規模が大きくなれば環境負荷も増大する。高度成長時代ならともかく、今の時代でこの方針はまるっきりおかしいです。
1日めに見た戦後林業史をまとめて言うと「林業は工業(財界)に振り回された・政治が場当たりでそれを助長した」ということになるんですが、えいくそ、この新生産システムとやらを見る限り行政はいまだに林業を振り回す側のようです。

14日までにレポートを出せということになっていて、その課題が「日本の林業をよくするためにどんな方法・政策があると思うか」。専門家はもう煮詰まってるので素人なりの突拍子もないアイディアを書いてくれればいい、ということでした。字数制限なし。
   (a) 放置林に対して課税する
   (b) 衆議院議員の任期を50年くらいにする
……と、この2つを提案してみようと考えています。

写真は、もう1泊して月曜日に上田市の太郎山に登ってきたのですが、山道に立っていた看板。上田高等学校学有林、9.92haというのは山林所有者の中ではまずまず大きいほうですが、ちゃんと手入れされているかどうか、ちょっと気になります。

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 Re: 「ワインを学ぶ」
 2011/12/09 00:42
みちる
埼玉学習センターは確かに上に行かないと何もわかりませんね
私は最初の所属センターが埼玉だったのでアレが頭の中で普通だと思ってました(;´∀`)


ところが私は標題も先生の名前も覚えてなかったので、この部屋に入っていいものかどうかしばし考え込んでしまいましたとさ。


先生の名前…そんなもの覚えられません…と言ったら失礼なのでしょうが…

今回はじめてレポート提出が必要な授業だったのですが、レポートの書き方がそもそもわからない、一応過去に大学生だった家族に「タイトルっているの?」とか「やっぱり20×20で書くの?」とか聞き倒しました。
で結局グーグル検索で神奈川学習センターのレポート提出マニュアルを見つけて何とか切り抜けました。

ところで 授業で呑ませてもらったワインが美味しかったので翌日早速先生から聴きだしたショップに買いに行って呑んでるのですが…何かが違う… とった写真を見たら瓶の色が違うΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
呑ませてもらったのは微発泡で買ってきたのはノーマルなタイプでした。明日元気だったら買いに行きます、まだ売ってるかなぁ?
…いや他にも学んだことってあるでしょうが

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 Re: 「ワインを学ぶ」
 2011/12/06 21:16
塩見真一
>文京学習センターは今年の新築なのですが放送大学のフロアに上がってしまうともう授業の案内とか教室の案内とか無い!一階の入ったところにあるモニターで確認しないといけない。

あー、このあいだ埼玉へ行ったときには、下のほうに案内がぜんぜんなくて困った覚えがありますね。どうやって見つけたんだったかな。
福岡は下と教室と両方に案内があった。岩手は、覚えてないや。

実は私も先週末は面接授業で、長野へ行ってました。放送大学の学習センターではなく長野市生涯学習センターだったので中途半端な扱いになるのはしかたありませんが、教室の前に……
放送大学面接授業
環境保全と日本の森林・林業
植木達人先生
……と掲示がありました。
ところが私は標題も先生の名前も覚えてなかったので、この部屋に入っていいものかどうかしばし考え込んでしまいましたとさ。

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 「ワインを学ぶ」
 2011/12/04 21:01
みちる
4回に分けての面接授業本日最終回を迎えました。
文京学習センターは今年の新築なのですが放送大学のフロアに上がってしまうともう授業の案内とか教室の案内とか無い!一階の入ったところにあるモニターで確認しないといけない。
他の部屋は何かなぁとか気になるのでやっぱり部屋ごとに貼り出して欲しいなぁ…
一部屋4人で授業している教室があってアレは何だったのか気になる…
過去にドイツ語IIで受講者5人というのは聞いたことありますが(;´∀`)

ワインの木の話、畑の話、もちろん醸造の話、どれもとても楽しかったです。
レポートは基本「ワインにまつわるフリートーク」でした。
もう一つ他の授業のレポートも提出したので一安心です。

今日はお待ちかねのテイスティングでしたが「授業が終わるまでワインを口にふくむことはダメ」とのお達しで(苦笑)というかこぼすと困るから実験室でとか…なんだかすごい体験でした。
テイスティングとは別に先生が持ってきてくれたワインがとても美味しく買った店を聞き出し調べたら、そのワイナリーのものの扱いがそもそもとても少なくしかも限定品!行動エリア内なので明日店に電話してあれば買いに行きます。
問題は我が家でワインが飲めるのは私だけという…

授業とは違う所で一つ問題が
センターの携帯電話の電波の入らなっぷりはすごかったです。
SoftBankとWILLCOMを使ってますが両方教室では全然でした。
もちろん教室で携帯電話は入らないほうがいいのですが(^^;

なのに授業中に限って油断したらなったりするんだなぁ
気をつけましょう

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 『メタンガス・木炭製作ガイドブック』
 2011/12/01 10:07
塩見真一
金綱均 パワー社 ISBN978-4-8277-2224-6 1983年7月25日−1998年7月25日2-2 定価(本体 1,400円+税)

自然エネルギーの本をもう1点。家庭で生ゴミなどを原料としてメタンガスを作ろう、裏庭の木を伐って炭を焼こう、と、いう話です。や、ピコ水力発電と同じ棚にあったのを勢いあまって買ってしまったという感じですかね。
下水汚泥からかなりの量のメタンガスが発生する、ということはいつだったか伊勢崎の水再生センターを見学したときに知りました。下水汚泥に限らず有機物を水中に置いとくと嫌気性微生物の働きによってメタンガスが出る。そこでそのメタンガスを燃料としてマイクロガスタービン発電を行い場内で使用する電力の一部をまかなっているという話で、家庭の生ゴミを細かく破砕して下水に流してもらえばメタンガスの増量とゴミの減量で一石二鳥という計画もあるようなことも聞きましたが、その後どうなりましたかね。
いずれにせよ、数千世帯分の下水を集めてこそまとまった量のガスが取れるわけで、ウチでできる話じゃないもんなー、と、私は思っていたのですが、この本はそれをやろうというわけですよ。

まあもちろん、そうそうお手軽ではありません。この本によると……というかこの本にも「文献によると」と書かれているんですが……普通の家庭で熱源として消費するエネルギーはガスに置き換えると1日あたり1立方メートル、それに対し、生ゴミ1kgから発生するガスの量は60日かけて400ないし500リットル。したがって、一般家庭1世帯の全熱源をまかなうには1日あたり120〜150kgの生ゴミが要る、ということになります。一般家庭から出る生ゴミ量はせいぜい1日1kgくらいなので、全部は無理だからできる範囲でやろうと、いきなり目標が小さくなりますがそれでもつまり1kg×60日分に水を加えて最低でもドラム缶1個分くらいの容量になる。著者は最終的に180×90×90cmってつまり風呂桶を4つ積み重ねたくらいの発酵槽を作り台所から直接生ゴミを投入できるようにして、お茶を沸かしたり味噌汁を温めなおしたりするのに使っているそうです。
まあやっぱり、新宿のワンルームマンションなんかではできない話です。

けど、マンションの共用設備としてならありうると思うんですよね。地下室に発酵槽を置いて、生ゴミと排泄物も集めて、できたメタンガスは都市ガスと合わせて燃料電池に使う、できた電力と温水はエレベータなど共用部分で使ってもいいし各世帯に分配してもいい……公平に分配するのは難しいな、売電して管理維持費に充てるのが妥当かな。いずれにしても化石燃料の消費は減らせるしゴミ処理・下水処理の負荷も減らせる、さらに災害時のバックアップ電源にもなる。けっこういいアイディアだと思うんですが、どこかでやってませんかね。

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 復興の光景(宮古)
 2011/11/28 12:03
塩見真一
「道の駅やまだ」で駄菓子やパンを買い……メーカーが山田町・宮古市にあることを確かめました……まだ少し時間があるので食事をして、宮古行きのバスに乗りました。しばらく行くと山田の街を抜け……大槌と同様に消えて無くなっていましたが……宮古市に入ります。商校前で女子高生が2人、次の文化会館前でまた3人、乗ってきました。学校は高台にあるので大きな被害はなかったはずですが、時刻からするともう下校していた子もいるかもしれないし、家は家族はと考えると無事で済んだはずがない、胸が痛みます。もっとも、本人たちはいたって普通の下校する女子高生たちで、ハタで気を揉むのもどうかと思われる、少なくとも、話しかけてみる勇気は私にはありません。

宮古からは三陸鉄道北リアス線に乗ります。「復興支援列車」として、宮古から小本まで6駅だけ営業しているのです。復興支援って、三陸鉄道だって支援されていい立場だと思うんですが。
バスが少し遅れていたのでギリギリで駆け込んだつもりだったのですが、私より後からどやどやと乗り込んできた団体がありました。人が踊るステッカーを着けたおばちゃんが半分、さらに半分がじいさん、若い人と子供がちらほら。どうやらつまり、復興支援列車に乗って被災地を支援しようとかいうツアーらしい。いや趣旨はわかる、私だって半分はそのつもりで往復1200円払っている。しかし、しかしやはりなんともかんとも、場違いでしかもその自覚が無い人と同席したくはない、「どこでこの電車降りるの」とか平然と言ってる人、危うく乗り遅れかけたのを添乗員のせいにするような人と乗り合わせるとゆーのは、いやもう正直勘弁してほしい。あっほらおばちゃん女子高生に話しかけてるし。

宮古へ戻ってくると15時。日が傾いてうすら寒くなってきた街を、閉伊川鉄橋のほうへ向かいました。バスで来たとき橋の上から、JRの鉄橋が半分無くなっているのが見えたのです。来る前に衛星写真で見てもしかしたらと思ってはいたのですが、やっぱり半分流されていた。
宮古の街は、案外にきれいでした。鉄橋は流されたけれど街中に大きな被害はなかった様子です。残った橋脚を写真に収めて駅前に戻り、スーパーでおにぎりとお茶と買って盛岡行の列車に乗りました。盛岡で途中下車して、駅地下で食事をして野菜を買って、コンビニでパンと飲み物を買って、はやぶさ6号に乗って、東京に帰ってきました。

写真は、小本駅で撮った三陸鉄道36-109。全面窓に貼ってあるのは久慈ありすの「笑顔をつなぐ、ずっと」(運転席下には杉良太郎の「頑張ろう三陸」ヘッドマークがあるんですが、私がそっちを撮ったらおかしいでしょや)。車内にはほかにもたくさん、イラストの応援メッセージが貼ってありました。

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 復興の光景(船越)
 2011/11/26 10:32
塩見真一
1時間後のバスに乗って北へ向かいます。大槌の町を外れると道は高台に上がり、家も壊れていない普通の風景に戻りますが、でもここに住んでいる人たちが働いていた会社や通っていた病院や買い物をしていたスーパーはたぶん無くなってしまったはずで、暮らしが大変なことはそんなに変わらないでしょう。

終点の「道の駅やまだ」は船越の集落を過ぎたところにあります。どうにも中途半端な場所なのですがバス会社の境界がそのへんにあるらしくて、1時間ちょっと待たなければなりません。まあ道の駅なら食事をしたりお土産を買ったりもできるだろうからちょうどいいや、5分ほど歩いたところに海水浴場と「鯨と海の科学館」というのがあるからどうなっているか見てこよう、……と思ってスケジュールを立てたのですが、3分ほど歩いたところで大変なものが見えてきました。

がれきの山です。
科学館の前庭というか、科学館のある公園全体ががれきの集積所になっている。こちら側には木材、柱や軒や箪笥やまな板だったに違いない木切れが山と積み上げてあり、向こう側はどうやら分別する余裕もなく積み上げてしまったらしく、山を掘り返して再分別している様子。道の反対側には赤錆びた金属の山、よく見ると自動車だったものです。釜石ではくしゃくしゃのアルミホイルのようだった物が、さらに押しつぶされ錆びている。
や、ここでやっと気がついたのだけど、大槌の街が消えてなくなっていたのは、あれはがれきを片付けた後だったのですよ。
東京都が宮古市・女川町のがれきを受け入れるという話、私はもとから賛成でしたが、ここへ来て、これを見て、この土ぼこりを吸ったら、もう何百万トンでも受け入れてやろうよという気になりました。

船越で撮った写真も何枚出しても足りないような気がするけど、せっかくなので木を1本。見たところアカマツのようですが、来年の春にはまた芽吹いてくれるでしょうか。

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 復興の光景(釜石・大槌)
 2011/11/25 10:09
塩見真一
面接授業のあと、盛岡にもう1泊して月曜日の早朝。小雪がちらつく中を釜石行の列車に乗りました。キハ100の4重連。花巻で進行方向が変わり、上り列車の遅れのため遠野で10分ほど待ち、釜石に着いたのが8時58分。遠野あたりではかなり陰鬱だった空模様も釜石ではきれいに晴れていて、しかし風は冷たく、数分遅れてやってきたバスに乗り、釜石の街を通り抜けて大槌へ向かいます。

バスの車窓から見た釜石は、津波の傷がまだ深く残っていました。メインストリートのはずなのにかろうじてコンビニが1軒営業していただけ、ほとんどの建物は1階部分が柱だけになっていたりベニヤ板が打ちつけてあったり、1階がひしゃげて2階が隣に寄りかかっている建物もありました。道路脇にはいくつか、アルミホイルをくしゃくしゃと丸めたような形の、自動車だったらしい物が置いてありました。どうやら6月に見てきた石巻よりも、津波は激しかったようです。
というか、半年経ってまだこの状態なんですよ。さっき「津波の傷が」と言いましたが、実は「津波の傷跡が」と一度書いて書き直したのです。石巻で私は3ヶ月経ってまだ壊れたままなのをひどいことだと言いましたが、釜石についてはもうなんと言ったらいいのかわかりません。

大槌の街は、まるでなぎ払ったように消えてなくなっていました。
コンクリの基礎だけが残って、家があったこと路地があったことがかろうじてわかるだけ。焼け焦げた小学校、仮設の役場、プレハブのコインランドリー、空っぽの図書館、墓石が散乱した墓地。郵便局を取り壊している重機、道路だったらしいところに水を撒く散水車、1時間に1本のバスを待つ老婆。
地震で出火したのか焼け焦げた立木が何本もあって、そのうち1本はイチョウで、黄色い実をいっぱい付けていました。

大槌で撮った写真は何枚出しても足りないような気がするけど、この1枚。

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 「人と樹の地域環境学入門」
 2011/11/23 20:57
塩見真一
というわけで、先週受けてきた面接授業のまとめ。

内容は、樹木がどのような身体を持っているかどのように生きてどのように死んでいくかを学び、さまざまな樹木が集まって森を作る様子を学び、岩手大学構内の植物園を見学し、地域住民とともに行った高松公園周辺の雑木林再生プロジェクトについて聞く、最後に人と樹木の関係についてレポートを書く、というものでした。前に盛岡へ行ったときは岩大の演習林2カ所を見学するという面接授業で、それと比べると今回のはなにも盛岡まで行かなくてもいい感じだよなーと少々迷ったのですが、でもまあ他ではやってないんだし、足を伸ばして三陸へ行ってみるなら見合うだろうというわけです。

面白かったかなあ。
むう、樹木について理解が深まった、とは言えるけど、いま思い出せる範囲で言うと新しい知識は雑木林再生プロジェクトのことくらいだったような気がする。
いやそれだけってはずはないよな、ちょっと記憶が津波で流されてしまっただけでしょう。また資料とノートと見直してみますですよ。

写真は旧盛岡高等農林学校正門前にあったユリノキ並木の最後の1本。一見するとイチョウみたいな雰囲気もありますが、ユリノキはイチョウと同様に仲間が少ない、生きている化石と言ってもいい種なんだそうです。独特の形をした葉は見てきて、たぶん覚えましたが、チューリップのような花というのも一度見てみたいものですね。

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 Re: 提出レポート用の「レポートの日本語表記・正書法ガイドライン」
 2011/11/23 10:50
塩見真一
>すでにその段階で1000文字以上(苦笑)

あー、だったら心配ないのかな。
いやなに、正書法なんかより中身のガイドラインを出せばいいのになと、どういうネタを集めどういう視点で選んでどういう姿勢で考えて書けと、そういうことを指導しておかないと中身スカスカの体裁だけ整ってるのがいっそう虚しいような文章を読む破目になるんじゃないかねと……まあつまり、私の仕事でもそういうことがしばしばあるからですが、そんなことも考えていたんですが。

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 Re: 提出レポート用の「レポートの日本語表記・正書法ガイドライン」
 2011/11/22 15:02
みちる
なるほどなんでわからなかったかと

片方は簡単 観劇の時も授業の時も途中で寝オチしたから…
というか…多分私はシェイクスピアが苦手なんです。
キス・ミー・ケイトは「じゃじゃ馬ならし」が劇中劇で…
そうかじゃじゃ馬ならしを一度読む価値があるかな?

RENTは二度劇場で違う演出で観て、一度目は何言ってるかわけわからなくて二度目は演出のひどさにブーブー言っていて…まだ内容に辿りつけてないという情けない話です。

得意のとあるウィーンミュージカルにしようと思って書き始めたら「なぜこのミュージカルが日本で上演されることになったか」から書き始めてしまってすでにその段階で1000文字以上(苦笑)

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