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2011年冬の掲示板

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 Re: 『「を」「に」の謎を解く』
 2011/11/18 10:09
塩見真一
なるほど、「山をやる」と言う人はいますね(女子中学生は言わないと思うが)。
「冬山をやる」とかいうのもありかな、けど「高尾山をやる」とかいうのはないだろうな。

「新緑の高尾山を|に登る」「多くの人が高尾山を|に登る」「一昨日高尾山を|に登ってきた」「山頂を|に登る」「稲荷山コースを|に登る」、一方で「総武線を|に乗る」「E5系を|に乗る」「グリーン車を|に乗る」「JR全線を|に乗る」、はたまた「階段を|に昇る」「梯子を|に登る」「2階を|に昇る」「屋根を|に登る」といろいろ書き出して何か規則性が見つかるか考えているんですがね。
どうもやはり、対象を言うときは「を」、着点を言うときは「に」、ということになりそうな感じです。そういうルールだと読んだ後だから判断が流されているんじゃないかという懸念が抜けないんですが。

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 Re: 『「を」「に」の謎を解く』
 2011/11/17 00:30
麗明舎
「登る」と書いて「やる」とか読むのかしらとふと思いました。

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 Re: 『「を」「に」の謎を解く』
 2011/11/08 22:19
塩見真一
ひょんなことで、「を」「に」の謎再来。KUJIRAさんの『ヤマビヨリ』(幻冬社,ISBN978-4-344-82336-5,2011年10月24日,定価:[本体857円]+税)です。

内定を貰えない女子大生、山頂の茶店を継ぐことを父に反対されている看板娘、山頂で叫ぶコールセンターのお局さん、クラスメイトとの仲をからかわれて気まずくなっている林間学校の女子中学生、父に背負われて登った山道を思い出して母にもなろうと決めるデキ婚漫画家、山ガールを巡るオムニバス短編集です。
絵の中に「稲荷山コース」とかいう看板が立っていて、はて高尾山かな、この景色はたしかに高尾山らしいなと思っていると、あとがきに「取材で高尾山に登ってきました」と書かれていて、なるほどと思ったり、ということはKUJIRAさんは東京の南側に住んでるのかなと思ったり。

じゃなかったそれは脇道、Story4が主人公の女子中学生のモノローグで終わっているのですが、それがですね……
…そして10年後
ずっといっしょに山を登るようになるのは
また別のお話です

やー、「山を登る」は「総武線を乗る」と同じですよね。「総武線を乗る」よりはだいぶ違和感が小さいけど、私はやっぱり「山に登る」と言うし、データは無いながらそっちのほうが普通だと思います。
KUJIRAさんがどうして「山を登る」を使ったのか、「山を登る」と「山に登る」とは何か違うのか。
なんかちょっと面白い言葉を見つけた気分です。

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 Re: 『新幹線のしくみ』
 2011/04/08 10:13
塩見真一
この本とは直接関係ありませんが、最近、新幹線が走っているのを客先の廊下の窓から眺めていて、東海道線の輸送需要を少し肩代わりさせられないかなと思うんですね。

この夏の電力不足に向けてJR東日本は「節電ダイヤ」を組まざるをえないでしょうけど、東海道新幹線の電力は富士川以西から供給されているから特に影響ないはず。実際、震災の翌週、山手線の電車が青息吐息で走っていたときに東海道新幹線はすでに平常どおりでしたし。
なので、東京−熱海間で在来線の列車本数・両数を減らして節電し、あふれる分の乗客を新幹線で運ぶ、というのは有効な方策ではないかと思えます。JR東海に協力してもらわないとならないけど、東海道新幹線の乗客も落ち込んでいるそうですし、1時間に7本走っている「のぞみ」を1本減らして東京−三島間で「こだま」を増発するというのはJR東海にもメリットになるのではないでしょうかね。
というか、復興支援という大義名分があるわけで、「復興こだま」とかいう列車名にして料金をホームライナー並みに下げたりすれば、JR東海もおおいに男を上げることができます。

や、これはぜひ東と海に提案しよう。私にできるのは思いつくことくらいなんだし。

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 Re: 『新幹線のしくみ』
 2011/03/07 21:17
塩見真一
>塩見さまは鉄ではないのですか??

私は「鉄ではない」ですよ。
まあ本当に鉄ではない人から見たら十分に鉄なんだろうけど、本当に鉄の人から見たら、くりはら田園鉄道がなくなったのを知らなかったとか、弘前で2泊したのに弘南鉄道に乗らなかったとか、はやぶさが載っている時刻表をまだ持っていないとか、東京に住んでいながら成田スカイアクセスにまだ乗っていないとか、E259系にもつくばエクスプレスにもみなとみらい線にもまだ乗っていないとか、そりゃあぜんぜん鉄じゃないでしょ。
そういうしだいでカッコつき、「鉄ではない」のでありますよ。

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 Re: 『リアル公務員』
 2011/03/06 00:36
井草しいな
わたしにはどこなのかはわかりませんが(調べればわかると思いますが、ソラでは言えません)。
よく聞く問題は、廃線鉄道をバスで代替したあと、バス事業者も撤退してしまうということですよね。
鉄道が廃線になるということは、かなりの赤字路線だったはずですから、バス事業者にとっても採算ベースに乗せるのは難しいはずです。
「バスにすればいいじゃない」という安易な意見も多く出る場面でしょうが、地方のバス事業者も、モータリゼーションや人口減少で大ピンチなのです。
少し前、地方のバス会社で、日本バス協会の配布した「バスはピンチです」「バス、がんばってます」という前掛けを見ました。
首都圏の事業者はPASMOやエコの前掛けだったので、地方限定だったのでしょう。なにか胸が熱くなるものを覚えました。
安易なバス転換や、もはや流行とも言えるコミュニティバス導入の陰で、バス事業者と、運転士さんたちをはじめ、働く人たちが苦闘していることだけは、自分もなにかの形で、伝えていけたらなぁと考えていたりします。

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 Re: 『新幹線のしくみ』
 2011/03/06 00:25
井草しいな
塩見さまは鉄ではないのですか??

わたしは鉄……と言いたいところですが、実はそれほど実際には乗っていないので自信がありません(笑)

鉄道も好きなんですが、実のところは、バスの方がもっと好きだったりします。これまた最近あまり乗れていないんですが(苦笑)。

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 「斜め下」の事例
 2011/02/28 10:47
塩見真一
全国健康保険協会東京支部に、私はまだ何も言っていないのですけれども、どこかの誰かが何か言ったらしくて、こんな表書きのはがきが届きました。濡れていないことを確認して開いてみると文面は……
          お詫び

 拝啓 時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
 平素は健康保険事業にご理解ご協力を賜り、厚く
御礼申し上げます。
 このたび全国健康保険協会からの「医療費の
お知らせ」の事業主様宛名に「御中」「様」等の敬称
をしないまま発送いたしました。
 事業主の皆様には大変失礼をいたし、心より深く
お詫び申し上げます。
 今後はこのようなことを二度と起こさないよう委託
業者ともども点検を徹底してまいりますので、何卒
ご容赦いただきますよう、謹んでお願い申し上げます。
                      敬具

平成23年2月
            全国健康保険協会東京支部

※当お詫びはがきにつきましては、委託業者が負担しております。
……だそうです。やー言われてみればたしかに、件の封筒の宛名は会社名だけで敬称が付いていなかったわ。
このはがきにはさすがに「様」が付けてありますが、でも内容物がなんであるかはあいかわらず記載がありません。私からすると、まさしく斜め下の結果になりました。

むーん。
「お役所仕事」といいうのは目的意識が欠けているのか自己評価が欠けているのかどっちだろう、とかその後考えていたんですが、なんというかつまり、どっちでも同じことですよね。
とにかくこれを読んでもぜんぜんお詫びされている気がしないのだ。

なんだってこういうことになるんですかねえ。
気持を伝える文章は私の専門外だから、要するにこの文章を書いた人が本当にお詫びする気持になってはいないのだろう、てなことしか言えないけどなあ。

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 Re: 『廃線入り全国鉄道路線案内図』
 2011/02/26 10:58
塩見真一
さて、地理的な広がりに加えて時間軸を持つ情報がこの路線図でいかに表現されているか、という研究課題について。

まあなんだ、地理的な広がりはいちおう表現できているとして、時間軸の表現はあまりうまくありません。そもそも路線図に時間軸を盛り込むのは無理かもなとは思いますが、しかし無理は無理なりに工夫があっていいはずですよね。なんかこう、時間軸の表現という以前に、あんまり工夫して作られたように見られないのです。

たとえば日立電鉄、ここもいつのまにかなくなってしまったよな、まどか派だった私としては鮎川駅へぜひ一度行ってみたかったのに……とか思いながら路線図を見ると、廃線を意味する緑の太線と廃止駅を意味する赤丸と、あと丸71と書いてあります。廃止された区間と距離と廃止日が欄外のどこかに書いてあるわけですが、71、71……いったいぜんたい、71番はどこに書いてあるんだろう。

まあ、すぐに見つからないから日立電鉄を例に出したわけではありますが、しかしはっきり言ってすぐに見つかる位置に書かれているほうが少ない、日立電鉄はけして極端な例ではありません。てゆうか、見つかったんだからマシなほうですよ。隣のひたちなか海浜鉄道208番なんかぜんぜん見つからなくて、結局のところ別冊の都道府県別一覧をめくってみることになったりします。
裏面か、あるいは2折りほど横幅を増やしてでもスペースを確保して、きちんと番号順に記載してあればいいんですがねえ。

ついでにもうひとつ。日立電鉄が71番、その隣のひたちなか海浜鉄道は、この図ではつぶれて読めませんが208番です。この番号はつまりどういう意味の順番なのでしょうか。

年表から推測すると、2006年の初版では1番天北線から200番細島線まで、おおむね北から順に番号を振ったようです。そして2007年と2008年の改訂時にはそれぞれ新しく増えた廃線・転換線に続き番号を振った……のかなあ、201番くりはら田園鉄道、202番鹿島鉄道、203番富山港線(富山ライトレールへ転換)、と、こっちはもう地理的にもばらばらになっているような感じです。

まあ、番号に意味があってもなくてもたいした問題ではないし、最初に地理軸で番号を振ったのは年表でなくて路線図なんだから当然だろうし、改訂時に番号を振り直す手間を省いたのもまあしょうがないかとは思う。けどやっぱり、最初から時間軸で番号を振っておけばよかったのにね、という話です。

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 『廃線入り全国鉄道路線案内図』
 2011/02/23 11:02
塩見真一
− 人文社 ISBN978-4-7959-0396-8 2006年1月−2008年3月3版 定価:[本体1,000円]+税

しばらく前に買ってあった本、いや本ではなくて地図なんですが、なぜか廃線の話になったのでちと引っ張り出してきました。

や、なぜ私がこんなものを持ってるのかというと、「私は鉄ではない」から……ではなくて、ええとつまり仕事、仕事に使うから、職務上必要な資料だからです。うむ、地理的な広がりに加えて時間軸を持つ情報をいかに表現し伝達するか、その手法と効果について研究するという目的でありますよ。

ひとまず中身がどういうものかというと、縦25センチ、横はジャバラに折ってあるのを延ばすと両手いっぱいの1.7メートル、時刻表の巻頭にあるような、デフォルメした鉄道路線図です。北海道から沖縄まで、JRと私鉄各社(という区分はもうあまり意味がないはずですが)の旅客鉄道路線、現在営業している路線・駅と昭和45年以降に廃止された路線・駅が描かれています。廃線は色を変えて示してあり、いつどの区間が廃止されたか、いつ転換されたか(鉄道が新交通システムやバスに変わったとかいうことならともかく、経営主体が変わること、大会社が赤字路線を切り捨てて小さな会社に引き継ぐことを転換というのは妙な言葉遣いだとも思いますが)、そういった情報が周囲の余白に記載してあります。
現存する駅でも旧駅名が書き添えてあったりして、あっ甲斐大和って初鹿野だったのか、このあいだ甲府からの帰りに停車してこんな駅あったっけと変な気がしたのはそういうことだったか、とか気が付いたりします。あと、付録として24ページの冊子が添付されていて、廃止・転換の年表と都道府県別の廃線リストが載っています。

年表を見ると、……うむむ、最近の廃止路線もけして少ないとは言えませんね。どこどことソラで言える人はかなり限られると思います。まあ、限られるとは言っても、ソラで言える人がいることは間違いないんですが。

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 Re: 『リアル公務員』
 2011/02/19 20:18
みちる
桃花台線はたしかに驚きでしたねぇ
何が驚きだったって一応地元の範疇の情報を埼玉県在住の友達から聴いたことですね(^^;(その人も「私は鉄ではない」そうです)

その昔、モーニング娘。の「ピーチランナー」という映画ができたとき「ピーチライナー?(桃花台線)」と空耳したのも懐かしい話で。
いや今やどちらも…
新しくできたほうだと都営の日暮里舎人ライナーぐらいしか思いつかないのでですが。ゆいレールはもう新しくもないですよね?

地元ネタというのはどうしてもこぼれ落ちちゃうもので隠しててもバレちゃうんですよね。

話がちょっと鉄に触れると私の場合名古屋の何区の出身で今どの駅が最寄りかまでバレてしまいます。

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 Re: 『リアル公務員』
 2011/02/19 11:44
塩見真一
そういえばその名鉄沿線で、桃花台新交通がいつのまにかなくなっていたのには驚きましたね。ニュータウン路線みたいだから経営難なんて思ってもみなかったし、名古屋で何時間暇があったら乗ってこれるか調べてみたりもしていたし。

じゃなくて。
いちおうのところ、著者は自分が何市の職員であるか伏せておくつもりみたいなんですよね。みたいなんだけど、時期については実を言うとさらに細かく3年くらいの幅に絞れるようなことも書かれていたりして、鉄の人や地元の人にはバレバレに違いないし、「私は鉄ではない」人だってちょっと調べればほぼ間違いなく見当がつく。
これじゃぜんぜん隠したことにならないんだけど著者は気が付いてるのか、みたいな、多少意地悪な気持ちもあって指摘したのでした。
お役所仕事的な隠しかただ、とか言うと面白いかもしれないんですが、もしほんとにそうだったら、……いや笑えない話なのかそれこそ笑っていい話なのか。

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 Re: 『リアル公務員』
 2011/02/19 10:48
塩見真一
>「健康に過ごせばこれだけの税金が『無駄』にならずにすむ」的なことが書かれていて…

あー、それはー。
や、私は全国健康保険協会に文句を言ったものかどうか迷ってるんですが、みちるさんのそれは苦情を言ってもいいんじゃありませんかね。

……まあ、言ったら言ったでなんか斜め下の結果になりそうな気もしますけど。

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 Re: 『リアル公務員』
 2011/02/18 01:20
みちる
あまり詳しくはないのですが、時刻表を買うたびに減っていく路線になんか切なくなっちゃいます。

さて、その公務員さんが都道府県の職員なのか、市町村の職員なのかで大きく変わりますが。
市町村の職員だとすると名鉄の岐阜市内線かなぁと思います。

実家が名鉄沿線なのですがかなり前に帰省したときに廃線のお知らせのポスターがあり非常に切なくなった覚えがあります。

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 Re: 『リアル公務員』
 2011/02/16 23:03
みちる
話がそれるというより愚痴になりますが。

私が関東の某政令指定市に住んでいたとき毎月医療費のお知らせが届きましたそして「健康に過ごせばこれだけの税金が『無駄』にならずにすむ」的なことが書かれていて…

私の場合、別に行かなくてもいい内科にかかったとか、歯石を取りに行ったとかじゃなく完治どころか寛解率の非常に低い、つまり一生医者の診察を受け投薬を受け続けないといけない病気に対して…です。

あぁちなみに最近夫の会社に来た私宛の手紙には「この薬をジェネリックに変えれば○円安くなります」

…ほっとけ!!

ジェネリックokの処方箋を持って薬局に行って扱ってないだけのことです。


結論として お役所ってやつはってことになっちゃうのは非常に残念なのですが。
あー還付申告手続きしなくちゃ



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 Re: 『リアル公務員』
 2011/02/16 11:22
塩見真一
全国健康保険協会のことで少々脱線しましたが、この本に戻って、「私は鉄ではない」人には面白いかもしれない話。

著者町田さんの公務員生活12年の中で忘れられない仕事は、鉄道のバス転換だったんだそうです。係長と2人でプランを立てて、説明会を開いて住民の合意を取り付け、バスを運行する事業者を決め、停留所の用地を確保して、という仕事。
その仕事を通じて町田さんは……、というのはおいといて。

ここ10年くらいの間、廃線になった鉄道はそう多くはありません。私は鉄ではないのでわかりませんが、その筋の人ならどこどことソラで言えるくらいの数しかないはずです。
もうひとつ、バス転換を市の職員が主体になって進めたということは、その路線は他の市町村にまたがってはいなかったのだろうと考えられます。あるひとつの市内だけを走る鉄道路線は、私は鉄ではないのでわかりませんが、そう多くはないはずです。

というわけで、この2つの条件で答えがひとつに絞られるような気がするんですが、どうでしょうか。

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 Re: 『リアル公務員』
 2011/02/16 11:14
塩見真一
全国健康保険協会の仕事ぶりについて続報。

「医療費のお知らせ」を家に帰って読んでみると、覚えのない治療記録が印字されていました。
いやたしかにこの歯医者にかかっているけど、もう長いこと行ってない。詰め物が外れてしまったのを長いこと放ってあって、放ってあるからさらに敷居が高くなって、行かなきゃとは思いつつもうどれだけ経ったかわからなくて、……とか思いながらよく見ると、21年10月分、て、一昨年じゃん。そりゃ覚えてないよ、忘れててしょうがないじゃん。てゆうか、いまさらそんなことお知らせされてどうしろっての。

この「医療費のお知らせ」、「健康に対する意識を高めていただくことを目的とし、定期的に発行しています」だそうですが、いやたしかに忘れていたことをあらためて意識したけどさあ、なんともかんとも、意識の無駄遣いをさせられた気分ですよ。昨年の分を思い出させてくれるなら、ちょうど確定申告の時期だし役に立つかもしれないけど。

てゆうかなあ、よりによって人が昨年の医療費を意識してる時期に一昨年の医療費を意識させようってのは、間が悪いにもほどがある。
よくよく読むと、21年12月から22年11月までにレセプトを受け付けた分だそうで、つまり締めてから中2ヶ月。きっと形式もまちまちなレセプトを入力して確認して集計して印字して発送して、という作業を考えるとまあまあ妥当な範囲かなと、間抜けな仕事と言ったら言い過ぎかなと思って間が悪いと言うわけですが、……でもやっぱり一昨年の話、間抜けなものが送られてきたという印象を持つことにも無理はない。

そんなわけで、私としては「やれやれお役所仕事はこれだから」というところに落ち着くのですが、まあつまり、そういうところに落ち着くしかないことが公務員問題なんだなと。

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 Re: 『リアル公務員』
 2011/02/15 10:21
塩見真一
健康保険の事業主体がどう変わったのか正確なところを私は把握していなくて、つまり全国健康保険協会の職員が公務員なのかどうかわからないのですが、まあとにかく先週ウチの会社に届いた郵便物の宛名部分がこれ、無地のA4茶封筒にB6サイズのこういう←紙が貼ってありました。
読めますかね。
宛名と、差出人と、その下には「ファイル区分」とか「仕分けコード」とか「管理番号」とそのバーコードとかが印字されていて、つまり発送作業の指示書だということは推測できるんですが、しかし中身が何であるかは一言も書かれていません。や、仕分けコードか管理番号の一部が中身を表しているのかもしれないけど、私にわかるはずはない、何が送られてきたのか完全に謎です。
いやー、こいつをポストから取り出して、エレベーターに乗る間にしげしげ眺めて私ゃ考えましたよ。これは私が受け取る理由のある郵便物だろうか、それとも迷惑メールの類だろうか。なんかさ、「保険協会のほう」から来たみたいでもあるし、うかつに開封したらこの管理番号とやらがどこかへ送信されそうじゃありませんか。

開けてみると、「医療費のお知らせ」が入っていました。
やれやれ。
なぜそれを表に印字しないんですかねえ。「医療費のお知らせ」ってたったの8文字だよ、それだけで受け取る人は納得できるのに。

全国健康保険協会の職員が公務員なのかどうかはどうでもいいんだけど、これは、仕事ぶりとしてこれはどうにもこうにもダメダメですよ。相手の立場を考慮して書く、相手の視線からどう見えるか考えて表現する、ということがまったくできていない。ご丁寧に、発送指示書みたいな自分側の都合を表に出すというマナー違反まで付いている。マナー違反というか、これもつまり相手には関係のないこと興味関心のないことを押し付けているわけで、同じこととも言えますね。

「なんで伝わらないんだろう」というのが公務員町田さんの悩みでしたよね。私の経験から言うと、伝わりにくい技術文を伝わるように書き直す仕事をしてきた私の意見を言うと、伝わらない原因のなかで一番大きいのは視線のズレです。書き手と読み手の立場が違うのはしかたないけど、立場が違うことを意識し読み手の視線を考慮して書くことはできる。……いや、できない人のほうが多いから書き直す私の仕事があるわけだけど。

まあそれはちょっと脇道だった、内容物を表に書く・自分の都合を表に出さない、というのは普通お役所文書でも守られているはずのルールなんですけどね。少なくとも形式だけは守られるのがお役所のいいところだったのに、全国健康保険協会てのはいったいどうなっているんだろう。

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 『リアル公務員』
 2011/02/12 11:59
塩見真一
町田智弥/かたぎりもとこ 英治出版 ISBN978-4-86276-094-4 2011年1月11日 定価[本体1,300円]+税

職業ものエッセイコミックとして、あってもおかしくないはずなんだけど実際に見るとなぜか妙な気がする「公務員」。ふぅむ、なぜかな。

著者町田さんは地方公務員。公務員というと「お役所仕事」という言葉に象徴されるように、仕事に対する姿勢が普通の民間の人とかみ合わないことがまず第一に挙げられるわけですが、町田さんの家でも奥さんが民間企業で働いていたので、時折「コームインは甘い、ぬるい、おかしい」「いや僕たちだってねえ」と論争になる。自分の仕事を家族に理解してもらえないというのは、まあそりゃ情けないでしょうね。自分の生まれ育った町を良くしようと思ってIターンして市の職員になったのに、「なんで伝わらないんだろう」ともどかしく、やるせなく思って同僚の公務員たちを見るとそんなことはほとんど気にしていない様子で、それもまたもどかしい、歯がゆい気がする。

……と、そんな想いからまずは公務員という仕事をわかりやすくしようということで書かれた本だそうです。かなり長い前書きに続いて「公務員の仕事とは?」「公務員ってどんな人?」「その件は、別の課に」「「もどかしさ」の理由」「空気になる、風になる」と5章、プラス、「コームイン座談会」。町田さんの文章とかたぎりさんのマンガがだいたい半分ずつで、公務員のおかしさと哀しさ、公務員の抱えている日常としがらみ、公務員という仕事のやりにくさと面白み、が描かれています。

実を言うと、私は公務員の家で育ちました。父親は国家公務員で、母親は地方公務員。もっとも家で父親の仕事に触れることはなくて、だいぶ後になるまで私は会社勤めと公務員の違いがわからなかったし、母親のほうは教員という、公務員よりも属性の強い職業だったので……ああそうかわかった、なぜ妙な気がするのかわかりましたよ。
「公務員」というのは「会社員」とか「自営業」とかいうのと同じ、職業の分類であって職業ではない。少なくとも、仕事の中身を直接表していないから職業をアピールする言葉としては弱い。そういう言葉をタイトルに掲げても特定の職業に焦点を当てたようには見えない、それが妙な気がする原因ですね、きっと。

と、言ってるうちに実はわからなくなってきました。仕事の中身とは関係なくても、何か公務員という立場から出てくる特徴があるなら、それをテーマにして本を作ることはできていいわけです。
てゆうか、とりあえず町田さんは公務員が職業だと思っているんだよな。財団法人や国へ出向したりして仕事の中身は変わっても自分の仕事は公務員だという意識がずっとあるから、こういう本ができてくるわけだよな。
いや、それはそうだろうなと思わないではないけど、それでいいのか、そういう意識が壁を作ってるんじゃないか、伝わらない原因はそこにあるんじゃないか、という気もする。

まあいいや、考えたってどうなるもんじゃないし。とりあえず、岩本ナオ『雨無村役場産業課兼観光係』を読み返してみよう。

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 Re: 試験終了
 2011/02/02 18:04
みちる
再試験を諦めて1科目だけ受験しました。
テキスト持ち込み可だったので教科書を持ち込んだのですがみなさんノートを持ち込まれてる…ノート…取ることを挫折したんですよ。

15問30分で出てきたのですが、あとで思うと「あっ引っかかったな」という設問がひとつ。
帰りは渋谷までバスに乗ってみたのですが効率悪かったです。やっぱり駅まで次から歩きます。

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