ログイン
メインメニュー
掲示板内の検索

検索語は2文字以上(英字4文字以上)で指定してください。
半角スペースで区切って複数の語を指定することもできます。

2006年08月の掲示板

すべての投稿をたたむ この掲示板には投稿できません
[1] > 2ページ
 Re: 『Wordのレイアウトと印刷 ここがわからなかった!』
 2006/09/01 22:11
塩見真一
午前中にレビューを書いて出しました。

ひとつ書けなかったことは……
>この西上原さんはそれに一番近い人じゃないかなと。
……ということ。
まあ別に書かなくたっていいんだけど、西上原さんという方は職業ライター……いささかの軽蔑をこめて言えば「書き屋」……ではあるけどWordに絞って仕事されていて、それなりに他の人には書けないことをたしかに書いていて、まあ頭半分上に出ている感じだなあと私は思っているので。
てなことを見ず知らずの人について言うのはかなり失礼な話だろうとは思うけど。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 iTunesの不思議
 2006/08/31 12:36
塩見真一
リッピングとデスクトップでの再生にはiTunesを使っているんですが、こちらはこちらでまたいろいろと不思議なこと面白いことがあります。

まず、「シャッフル」の機能がどうもおかしい、効いていないような気がする。シャッフルプレイの操作をしたつもりなんだけど、結果としてはいつもと同じ順番で再生される。ランダムな順序に選択すればいつもと同じ順番になる確率もあるわけだし、いずれにせよきっちり検証したわけじゃないんですがね。
ただ、ヘルプを見ると操作方法は書いてあるけれど、その操作をしたらどうなるのかが書かれていない。つまり、その機能がちゃんと効いているかどうか私には確かめようがない、「シャッフル」というのは「いつもと同じ順番で再生する機能」なのかもしれないわけです。ドキュメントの欠陥としてはよくあるパターンです。

次。クロスフェードのこと。
携帯電話で曲間が微妙に長いと言ったけど、iTunesでは逆に曲間が短すぎるのが気になってました。短いどころか、注意して聴くとオーバーラップして再生されている。
こりゃどうなってんだと思ってWebで調べたところ、「曲間が空いてしまうのを空けずに再生する方法」がたくさん見つかってますます混乱しました。私は曲間が空かなくて、空ける方法を知りたいのだ。
落ち着いてよく調べると、どうも昔のiTunesは曲間が必ず空くようになっていた、それがある種のアルバムでは問題になるので、曲間を空けずにオーバーラップさせて再生する方法が強く望まれていたが、あるバージョンでそれができるようになった、ということみたいです。
できるようになったからといってオーバーラップをデフォルトにするのはおかしいだろうと思うし、さらに、オーバーラップすることは問題にされていないのも不思議でした。

もひとつ、フォルダ構成のこと。CDからリッピングした音楽データファイルは自動的にフォルダた作られて保存されるのだけど、その階層構成が、まずアーティストで分けてそれからアルバムで分ける、というふうになっている。その結果、1枚のアルバムが複数のフォルダに分かれて保存されたり、「佐藤ひろ美」というフォルダと「佐藤裕美」というフォルダができたり、「ミルフィーユ・桜葉」というフォルダと「ミルフィーユ・桜葉&烏丸ちとせ」というフォルダができたり、そうかと思うと「コンピレーション」とかいうフォルダにまとめて突っ込まれたりする。
iTunes(とiPod)だけを使っているなら気にしなくていいことだけど、携帯電話やPSPで使うためにはファイルを探さねばならず、そうなるとかなり混乱します。
まあ、なんか考えがあってこうしたんだろう、こういう分類法でうまくいくようなCDのほうが世の中には多いということだろう、とは思うんだけど、……そうなのかねえ。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 『Wordのレイアウトと印刷 ここがわからなかった!』
 2006/08/31 11:07
塩見真一
西上原裕明 技術評論社 ISBN4-7741-2833-3 2006/08/01 定価1480円(税別)

レビューの題材にと思って買ってきた本。
……なんだけど、どうもこう、書き出しがつかめないでいるうちに、いいかげん新刊ではなくなってしまった、どうしよう。

Wordのレイアウトと印刷の機能は、たしかにわからないことがいっぱいある。機能設計やユーザインタフェースのよくない事例として分析し整理するのは非常にやりがいがある仕事のはずと思うんです。けして皮肉ではなくて、あれをきっちり整理してわかりやすくすれば大きな効果があるはず、世のため人のためになるはず、という意味でね。
もっとも、自分でやろうかと思うといきなりメゲるのだけど、とりあえず世に名前が知られている中では、この西上原さんはそれに一番近い人じゃないかなと。

とはいえ、この本自体はまだ、整理しきれていないと思うな。
Wordのレイアウト・印刷機能がわかりにくい理由のひとつは、易しげなおいしそうな皮をかぶせて本質的な機能を隠してしまっていることだけど(ついでに言うとその隠しかたが中途半端なのがもうひとつの理由)、この本自体も同じ穴に落ちている……ような感じがします。
読者が喜ぶようにする、というのは本作りの外せない基本なので、ある面でしかたのないことではあるのだけど。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 Re: 携帯電話ミュージック
 2006/08/31 11:07
塩見真一
ふうむ。
ひょっとして、これ、「発明」になるんだろうか……。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 最後はわたくしですの〜まあ〜どうしましょぅ〜
 2006/08/30 12:32
塩見真一
という具合で、5人目のエンジェル、カルーア&テキーラ・マジョラムのストーリーをクリアしました。5人目と言いつつ二人いるんだけども、つまり二重人格という設定なのです。ほわほわのカルーアとちゃきちゃきのテキーラ。人格が変わると見た目も少し変わる。どうやらカルーアのほうが本来の人格みたいなんだけど、まあなんにしてもカズヤはいったいどっちに惚れたのか、微妙な感じです。

しかしそれにしても発売が6月22日だったから、2ヶ月以上かかったわけか。うーむ、かなり遅いほう、だろうなあ。

ファーストGAの2作目、Moonlit Loversには全員クリアのごほうびシーンがあったので、エンディングがどうなるかちょっと期待していたんだけど、どうやらそういうものはないみたいです。
まあ、まだわかんないけどな。もうひとつ、「誰ともラブラブにならない」というシナリオがありそうなんですよ。それでは後半の話が成り立たなくなるんだけど、しくみから言ってそういう状態に陥ることがありうる、だからなんかしらシナリオが用意されているに違いない。……そこでゲームオーバーかもしれないけどね。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 Re: 携帯電話ミュージック
 2006/08/28 23:39
みちる
電源ブチはiPodでも有りますね
どうにかならないものかとおもっています

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 最後の8月公演
 2006/08/27 22:03
塩見真一
制服向上委員会、最後の8月公演が終わりました。あとは来月24日、卒業式公演。
……ダブルアンコールの最後の曲が「その日が来るまで」、その日ってのはつまり来月24日なわけで、なんだか突然こう、ぽかっと穴が開いたような気分になりました。
その日は、その日は大丈夫だと思うんだけど。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 携帯電話ミュージック
 2006/08/25 10:07
塩見真一
携帯電話、FOMA N702iDで音楽を聴いていて、気が付いたこと思ったこと。

まず、再生を開始して数秒後に一瞬、なんというか音がもつれることがある。たぶん、バッファの管理に微妙な問題があるんだと思う。

次。曲間が微妙に長い。感覚的なものではあるけど、もう一拍つめてほしい。

みっつめ。バッテリが切れたときに、演奏が突然ぶち切れる。バッテリ切れじゃしょうがないとも思うけど、ものすごく後味が悪い。だいたい、システムがバッテリの残容量を監視しているはずで、適当に見計らって曲のあいだで止めることはできるはずだと思う。

似たようなことだけど、「この曲で終わりにする」という操作ができると嬉しい。たとえば電車に乗っていて目的地の駅に近づいたときとか、そのとき再生中の曲は終わりまで再生してそこで止まってほしい。てゆうか、要するに曲を途中で止めたくないのだ。

携帯電話なんだからしょうがない、という類の話じゃないと思うんだけどな。たとえばiPodではこういったあたりどうなってるんでしょうか。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 『擬人化たん白書』
 2006/08/22 12:35
塩見真一
− アスペクト ISBN4-7572-1262-3 2006/08/21 定価1300円(税別)

変な本を買ってしまいました。
江草天仁の「びんちょうタン」が作者インタビューも含めてトップ。以下、ハバネロたんとか人工衛星たんとか元素たんとか新幹線たんとかPSPたんとかコンビニたんとか、「ネットで話題の」擬人化キャラをずらっと並べて、そのあいだに擬人化キャラクターの歴史を振り返ってみたり韓国やインドやアメリカのキャラクター事情をレポートしてみたり、萌えとフェティシズムを結び付けてみたり、いやその、「サブカル系ライター」の書くものってなんだかほんとにいやだなーと思ったんだけど、そんな感じです。どうしたもんかなこれ。

それはそれとしてもうひとつ、私が世間のことにまるっきり疎くなっているのをまた実感しました。ソフトウェアはなんとかなってるとして、ネコミミ新幹線とか、人工衛星はぜんぜん知らなかった。なんてこったい。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 Re: 名古屋行きの日
 2006/08/20 22:47
塩見真一
【20:15】
ひかり426号に乗って帰り道。車窓からどこかの花火大会が見えて、ちょっと儲けた気分です。
今池のボトムラインというライブハウスで、コンサートと、その後は食事しながらおしゃべりしようというイベントでした。まあ結局はいつもの人々が集まっているわけなんですが、メンバーのほうは昨日から来ていて、何かあれこれしてきたそうです。先々週、私が金沢へ行っている間にも名古屋でキャンペーンをやっているし、10月だか11月だかには名古屋で制服ファッションショーをやるとかいうことですし、ううむ名古屋になにかあるのでしょうか。

【22:30】
帰り着きました。
帰りはなにも聴かないつもりだったのだけど、静岡で乗ってきた赤ん坊がうるさくて、やっぱりギャラクシーエンジェルを聴くことになりました。ついでに、5月以来書きかけだった由華さんへの手紙を書き上げました。
……あれこれ考えないほうがいいな、疲れてるものな。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 名古屋行きの日
 2006/08/20 08:48
塩見真一
【07:10】
メカトロ2日目は制服向上委員会に勝てず、高速バスに乗って名古屋へ向かっております。ほぼ満席で、しかも改札の様子を漏れ聞くと大半が名古屋まで行くみたいです。たしかに安いですからねえ、5時間かかるといってもどうせ休日だと思えばどうってことはない。もっとも、渋滞で遅れる可能性はある……といったら渋谷を過ぎたところでいきなり渋滞です。事故で4キロほどつながっているらしいです。

運転手さんのアナウンスでひとつ面白かったこと。
「MDウォークマン等で音楽をお楽しみのお客さまは、」
うーむそれはちょっと古いんじゃないかなと思ったら、右向こうのお兄ちゃんはCDウォークマンを取り出しました。隣のおばさんはiPodを取り出しました。もちろん私は携帯電話……制服向上委員会のコンサートに行くというのに、中身はギャラクシーエンジェルなのだ、ちょっと反省。

【08:45】
鮎沢パーキングエリアというところで休憩。30分ほど遅れているそうです。こういった「休憩」は高速バスの特徴かな、他の交通機関ではまずありませんよね。……なんでだろう。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 メカトロ学生
 2006/08/19 20:39
塩見真一
そんなわけで今日はまた学生、メカトロって言うとなんか寿司ネタのような響きですが、神奈川学習センターでメカトロニクスについて勉強してきました。いやー、横浜で地下鉄に乗り換えたあと、降りる駅がどこだか思い出せなくてちょっと困りました。

1日めは2時限で、メカトロニクスとはどういうことか全体像と、制御理論の基礎。
ああやっぱり機械屋さんは違うなあというか、私はエンジニアでいるつもりなんだけどやっぱりコンピュータ屋、ものごとを抽象化して考える傾向が強いのだなあと思いました。

ひとつ面白かったこと。
「前はパワーポイントも使ってみたんですが、どうもこう、資料を見ただけで終わりになってしまうのでね」と先生はおっしゃって、ばりばり板書、それもいまどき珍しい黒板にチョーク。
そうなるとこちらもノートを取らざるを得ず、たしかに、見ただけで終わりにはなりませんでした。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 『えんぴつ1本ではじめる イラスト手習い帖』
 2006/08/19 11:11
塩見真一
兎本幸子 エムディエヌ ISBN4-8443-5859-6 2006/05/21初版 2006/07/01第2刷 定価1200円(税別)

ふうむ、新刊で出たときに見逃してたのだな、面白そうな本を見つけてとりあえず買ってきました。

手ならし編・基礎技法編・イメージ編という3部構成で、えんぴつで絵を描くスキルの教程・カリキュラムとしてまとめられています。身体の形、男と女、大人と子供、重心と関節、顔、犬と猫、遠近法、光と影……、それぞれ作例による簡単な説明と、半分描いてある絵に自分で描き足すという練習問題が付けてあります。
んーむ、そんなことより絵のタッチを説明しないといけないのだけども……ボキャボラリが足りないなあ、やなせたかしふう、かな、それであたってるかどうかわからないけど私にはそれしか思いつかないです。

面白そうとは言ったものの、全体としてはカルチャースクールっぽいですね。単なる愉しみ・遊びのため、努力とか向上心とか目標意識とかいったものは特にはない。20台後半ぐらいの専業主婦の方々が目に浮かびます。

それはそれとしてまた感心するのは、「絵の描きかたの教えかた」がきっちりできているのだなあということ。どういう事項をどういうふうにどういう順序で教えていけばまあそこそこいちおう絵を描ける人を育てることができるか、その方法論がきちんと確立されている。確立されている骨組みに兎本さんの画風をくっつけたという、本作りとしてはとても簡単な部類……というのは脇道だ、「説明文の書きかたの教えかた」はここまで出来上がっていないと私には思えて、それをなんとかしたいと思うのだけど、そういうような機会も余裕もなく、さらにそもそもその価値を世の中が認めてくれそうになく、ぶつぶつぶつぶつ。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 『ゲームシナリオライターの仕事』
 2006/08/17 10:36
塩見真一
前田圭士 ソフトバンククリエイティブ ISBN4-7973-3596-3 2006/07/31 定価2500円(税別)

レビューで取り上げるつもりで買ってきた本。

「天外魔境 卍MARU」「ルナ エターナルブルー」を題材にして、シナリオの手法・キャラクターの設定法やしゃべらせ方を分析・解説しているんですが、いかんせん、私はどちらもまるっきり知らないので、てゆうかそもそもドラクエもFFもやってみたことがない、RPGのお約束がまるで身についていないので、読んでいてかなりちんぷんかんぷんです。桝田省治さん・重馬敬さん・さくまあきらさん・芝村裕吏さんと、ゲームクリエイターのインタビュー記事もあって、きっとこの業界では有名人なんだろうな、そのへんも私にはこころもとない。レビュー書けるかどうか不安になってきた。

……いちおうゲーム業界で仕事している以上、いくつかゲームはやってみるべきだろうと思って、そしたらギャラクシーエンジェルにすぽっとはまってしまって、やれやれ。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 Re: 『ソフトウェア開発の名著を読む』
 2006/08/14 21:51
塩見真一
紀伊国屋新宿南店へ行ってみたら、この本とこの本で取り上げられている8点とでコーナーが作ってありました。いやなるほどなあ。実は私も『ピープルウェア』は読んでおいたほうがいいかなあと思っていたところで、それを見つけてあーあったあったとか思って、よく見るとそういうコーナーだったという次第。
名著モノは書店にとってはありがたい、ということですねえ。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 やっとオレか、遅かったじゃねえかよ
 2006/08/14 21:44
塩見真一
というわけで、4周め、アニス・アジートのストーリーをやっとクリアしました。金沢へ行ったりあっちもこっちも仕事が押していたりで、1日1章のペースが保てなくなりかなり時間がかかりました。まあ実を言うと、正月に買った「招福エンジェルくじ」でアニスが出たもんで、最初はアニスでいこうと思っていたので、それも考えるとかなり遅くなったことになります。

アニスというのはつまり「男女」キャラでありまして、そういえば『ネットでトレード 株主優待大作戦!』のレビューで「(ブロッコリーの大株主になれば)アニスにいっぺんフリフリの服を着せてみようとか言える」などと書いたんですが、そんな無茶を言えるのはよほどの大株主でなければなるまいというほどの無茶。なにより、本人が納得しないだろうからなあ。
アニス 「ななな、なんだよ、この服はよ!
     こここ、これをオレに着ろって、正気かてめえっ!
     いくらオタクにファッションセンスがないったってなあ、
     こんなもんオレに着せて似合うわけねえだろっ!」
やれやれ、どうしたもんかなあ、やっぱり最後はミントさんにうまく丸め込んでもらうしかないかなあ。

それはさておき、GA兇任鷲装のバリエーションが乏しいということに今ごろ気が付きました。いつもの制服のほかには、ビーチでの水着しか出てこない。ファーストGAだと舞踏会のドレスに露天風呂の水着に、ミルフィーのエプロンとかランファのトレーニングウェアとかヴァニラの寝間着(てゆうか肌着)とか、わりと普段着のシーンもあってよかったなあと。

結局のところ、キャラクターデザインとか原画とか、そのへんに余裕がなかったんでしょうねえ。キャラ倍増で手をとられたには違いないだろうけど、どうも残念なところです。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 Re: 『ソフトウェア開発の名著を読む』
 2006/08/12 10:29
塩見真一
このあいだ金沢へ行くときに寝台車の中で読了したのですが、ちと論点になりそうなところを抜書き。

p30、ワインバーグが『プログラミングの心理学』でドキュメンテーションについて述べている箇所について……
状況を冷静に考えてみれば、プロのプログラマならばプロのドキュメント開発者としての資格がある、という保証はない。
(3行省略)
 プログラマーが必ずしも良いドキュメントを書けるわけではないという認識からでしょうか、米国では、職業としてのテクニカルライターが成立しています。私自身も、米国でテクニカルライターをしている女性と一緒に仕事をする機会がありました。その女性が、プログラマーが書いたソースコードを元に素晴らしいドキュメントを書いたのには、びっくりしたことがあります。
 日本では、残念ながらテクニカルライターという職業は確立しておらず、相変わらずプログラマーが、英語に翻訳するのが不可能な、意味不明の日本語でドキュメントを書いたりしていることも多いのではないでしょうか。

著者の文章に魅力がないというあたりがわかるでしょうかね。自分の経験を書き足しているにもかかわらずなお、一般論をなぞりなおしたに過ぎないようなぼんやりした印象。婉曲表現を取り除いてもダメで、いわゆる「手垢の付いた」文章です。

……いや、そんなことを言うためにここを引用したわけじゃないんだがな。
私が思ったのは、「へえー、アメリカにもちゃんとしたテクニカルライターがいるんだー」ということでした。そりゃまあ、いて当然なんですけど、私が取引先で米国法人・欧州法人のドキュメント担当者の仕事ぶりを傍観する限りはけして感心したもんじゃない。索引を作ったり書体にこだわったりWordのスタイルを定義したりすることには熱心だけど、ドキュメントの技術的内容を向上するような仕事を彼らはほとんどしていない。彼らの手を経たドキュメントは、日本語に翻訳するのが不可能な、意味不明の英語だったりします。

ま、職業として確立していようといるまいと、私はその仕事をしているのだ。……テクニカルライターというよりは、ドキュメントエンジニアと名乗りたいですけどね。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 Re: 図で分析な学生
 2006/08/10 10:29
塩見真一
>あんなもんで説得力があると考える人のアタマの中はどうなっているのかと……

そりゃ、PowerPointを使ってるから大丈夫だと思ってるんでしょうな。「誰でもプロなみの説得力あるプレゼンができる」とか吹き込まれてるんだろ。

書店で見つけて、レビューで取り上げようかと思って、やっぱりやめにした本で……

『パワポ使いへの警告』
榊原廣 講談社 ISBN4-06-282016-1 2006/06/19 定価1500円(税別)

……というのがありますが、読ませてやるとよろしやろ。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 Re: 図で分析な学生
 2006/08/09 22:57
麗明舎
ああ、そのレベルの話でしたか。

パワーポイントを使ってだらだらとA4横で何十枚にもなる使えない企画書を最近嫌になるほど見せられましてね……

あんなもんで説得力があると考える人のアタマの中はどうなっているのかと……

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
 Re: 図で分析な学生
 2006/08/09 17:12
塩見真一
いやなにべつだん面白い話じゃなくて、「中身をもっと考えなきゃいけないのに、エフェクトや背景に意識が向いてしまう時間をとられてしまう」ということですよ。

そもそもパソコンでプレゼンするということからして焦点がそらされているとも思えるんだけど、しかし、考えたことを他人に伝えるところまでが授業の範囲だとすると、その実習を時間内で行うためにはパソコンを使わざるを得ないか、とも思う。
テンプレートがあらかじめ用意してあるというのも授業時間の節約には役立ったけれど、しかし結局のところ構成を工夫しないものだからメリハリのないプレゼンになってしまうケースが多い。

まあ私の言う「まともな」というのは90点以上のことなんで、50点ぐらいでよしとするならPowerPointはたしかに役に立つんだ。
……PowerPointだけじゃないな。実はこのあいだPhotoshop Elements 4.0を買ってきてまだインストールしてないんだけど、パッケージに「ぷろなみ」とか書いてあるよ。「あなたの写真に、プロの表現力を。」ってこれ、同じ意味だよね。

ページ先頭へ ページ末尾へ
 この掲示板には投稿できません
[1] > 2ページ
Copyright © 2004-2010 fpcbook All rights reserved